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#46 洞窟の奥に居る者

 すり鉢状の窪みは、窪んでいるが故に、音がよく響いた。

 だから、俺もしっかりとその音を聞いたのだ。

 マドハトが、出したと思われるその音を。


 舌打ち。

 それが第一印象だった。

 でも、そういう音は続いた。

 単なる舌打ちではなく、チェッとかチュッとかトゥッとかコンッとかタッとか様々な音色の舌打ちが、まるで打楽器の演奏のようにしばらく続く。

 それに対してホブゴブリンも同じような舌打ちで答える……ああ、大剣を下ろした。


 メリアンはまだ武器を構えたまま警戒の姿勢を解いていないけれど、マドハトとホブゴブリンは楽しそうに……喋っているのか?

 これ、もしかしてゴブリン語?


「わかった。おいらは信じるよ。君たちが良い奴だってこと」


 ようやくメリアンも武器を収める。

 マドハトは手招きをしている。

 俺はケティを背負ったまま、ルブルムと一緒に彼らの近くまで降りてゆく。


「さっきの奥に逃げた奴は、あんたの仲間なのかい?」


 メリアンが尋ねるとホブゴブリンは首を縦に降る。

 こっちの世界では、縦は否定。


「でも、良い奴だよ。だって、スノドロッフからさらわれた子どもたちを、安全なこの洞窟にかくまってくれたんだから」


「スノドロッフだって?」


 メリアンが驚いているってことは……何か有名なところ?


「ルブルムは知ってる?」


 小声で尋ねると、すぐに返事が戻ってくる。


魔石(クリスタロ)の産地という噂がある。クスフォード領のどこかにあるという虹爵様の直轄地」


 なるほど。秘密の場所ってやつか。


「なあ、ホブゴブリンの……あんた、名前はなんて言うんだ? あたしはメリアンだ」


 メリアンが自分から名乗った。


「メリアン、よろしく。おいらはロービン」


「僕、マドハトです! こちらはリテルさま! ルブルムとケティ!」


 メリアンに続いて名乗るべきか迷っているうちに、マドハトが教えてしまう。

 おいおい、大丈夫なのかよ。

 見た目は確かに爽やかなお兄さんではありますが……ホブゴブリンなんでしょ?

 いやでも、ゴブリンもあんなだったからなぁ……ゲームやマンガの中のゴブリンじゃなく、ほのぼのした昔話に出てくるイタズラ者ってレベル。

 だとしたらホブゴブリンも醜悪で巨体で邪悪なんて存在じゃないのかも。

 元の世界とつながっている部分があるとはいえ、異世界だもんな。

 何から何までリンクするってわけでもないか。


「なあ、ロービン。さらわれた子たちって言ったよな? さらった奴は誰だかわかっているのか?」


「おいらは見てないよ。だって、おいらがバータフラたちと会ったのは、バータフラたちが悪い奴らから子どもたちを取り戻したすぐ後みたいだったし」


 メリアンとロービンとの会話からわかるのは、このロービンはいいヤツで、そして嘘を疑わなさげ。

 魔石(クリスタロ)の産地であるスノドロッフから子どもをさらってきた張本人はおそらくさっきの爬虫種(セベクッ)……バータフラという奴なんじゃないのか?

 だとしたら、この洞窟の奥で、子どもを人質に取って立てこもるか、さもなくばその子たちを連れて他の出口から逃げるか、あとは仲間と反撃の準備をしているとか……あまり時間を与えない方がいいんじゃない?

 でも。

 バータフラが嘘をついているのを証明しきれない恐れもあるから、はじめから嘘つき呼ばわりしないでその前提を信じるスタンスでいる方がいい気がする。


「あの……ロービン」


「なんだい?」


「そのさらわれた子たちはさ、どうしてここに居るの? 早く村に帰してあげたらいいんじゃない?」


「そうだねぇ。でもおいら、この森のことは詳しいけど、スノドロッフ村がどこにあるのかは知らないのさ」


「誰なら知っているんだろう」


 そこまで言いかけて、ロービンの表情が険しくなるのを感じる。

 ああそうか。スノドロッフって秘密の場所なんだっけ。

 もしもバータフラが、子どもたちをかくまう理由として、魔石(クリスタロ)目当ての悪党が狙っている類のこと言っていたら、俺たちに悪党フラグが立っちゃうよな。

 俺たちがスノドロッフのことを知ろうとしてるって思われるのはNGだな……えーと。


「あ、いや、その知っている人に頼んだら、帰してもらえるんじゃないのかなって」


「そうだねぇ。だからバータフラの仲間が、スノドロッフまで連絡に行ってくれているのさ」


 そうきたか。

 スノドロッフの場所を知っちゃっている体なのか。

 でもそれ、けっこう破綻しやすい嘘だよな? スノドロッフからの助けに来た人と遭遇したらすぐにバレるレベルの。

 ということはほんの少しの時間稼ぎ? ……だとしたら、どうする?

 ロービンは強い。盗賊団とサシなら勝てるメリアンに近い強さ。

 盗賊団なら、今のうちに増援を頼むよな。

 これ、ロービンの信頼は絶対にキープしとかないと俺たちもピンチになりかねないやつじゃないの?


「そのバータフラって、さっき、中に入っていった人? だとしたら、勘違いされているかもしれないんだ」


「勘違い?」


「俺たちさ、この森を抜けた街道のところで盗賊団に襲われて、こっちの方に逃げてきたんだけど。でも、バータフラは俺たちから逃げ出して。それでさ、もしかしたらなんだけど。バータフラたちが追い払った盗賊団と、俺たちを襲った盗賊団って同じ連中かもしれないって思ったんだ」


「うんうん」


「だとしたら、盗賊団が仲間を連れて俺たちのこと探しているかもしれないし、この奥に隠れられる場所があるなら、俺たちも一緒に隠れたいかなって」


「そうだねぇ」


 メリアンやルブルムたちと相談もせず話を進めてしまったが、彼女らの表情を見る限り、俺の案を否定するそぶりはない。

 ロービンは大剣を背中に納め、洞窟の中へ俺たちを案内してくれることになった。


 洞窟の中は、外から見る以上に広い。

 入り口からすぐは窪地の傾斜と同じくらいの角度で下がっていて、その入り口を見上げるくらいの深さまで降りたら、そこから先は平坦な地下道が奥へ続く感じ。

 平坦の始まりの場所に、松明がいくつか立てかけてあり、ロービンはそのうちの一つを手に取り、傍らに置いてある火口箱を使って火を灯した。


 少し湿った岩肌に、所々垂れ下がっている木の根が影が揺れる。

 穴の断面はきっとソロバンの珠みたいな形。

 真ん中の広い場所はメリアンが背をかがまずに歩けはするが、ロービンが大剣を振り回すのはかなり厳しそう。


 そのロービンの大剣。

 元の世界で言うところの洋風の両刃剣で、刃と同じ方向に棒状の鍔が付いている。

 さすがにロービン自身の身長よりは短いけれど、確実にリテルの背より長さがある。

 前からこういう大きな剣を普段どうやって持っているのか不思議に思っていたんだけどさ、ロービンのはちょっと面白い。


 ロービンの着ている胴鎧は袖がない代わりに、首周りに厚めのカラーと、背中に四本の突起がついている。

 その突起が、どことなくフックのように見えるのは、ロービンが大剣の鍔を引っ掛けているから。 

 突起のうち二本は肩甲骨の上部あたりで、大剣の鍔をそれぞれそこに引っ掛けると、大剣が見事に背中にぶら下がる。

 歩くとそれなりに揺れるけれど、柄が後頭部にぶつからないように背中側のカラーが防いでくれている。

 もう二本は、最初の二本よりもちょっとだけ外側で下側。

 突起の角度も、外側へ、後ろ側へ開き気味……あっ、片側の鍔だけ外側の方へ引っ掛けると、大剣を背中に斜めがけできそう!


 脳内でついつい盛り上がるのは、金属鎧自体をあまり見ないから。

 フォーリーの門番とか、虹爵さまのお屋敷の門番とか、けっこうな要所以外では見ない。

 そんな貴重なものを、ロービンはどこで手に入れたんだろう?

 自分で? ホブゴブリンって鍛冶も上手いのかな。

 それともこの森には……例えばドワーフみたいな手先が器用な種族とかも住んでいたりして?


「ロービン。この奥には、バータフラと、スノドロッフの子どもたちの他に誰か居るのかい?」


 メリアンがそんなことを言い出したのはきっと、『魔力感知』の範囲内に入ってきた、今まで見たことがない獣種の奴のことだろう。

 俺と同じくらいのタイミングで見つけているってことは、もしかしてメリアンも『魔力感知』を使っている?

 え、メリアンってバリバリの戦士だと思っていたけど、魔法も使えるのか?


「ああ、商人さんだよ。ウォルラースだっけかな」


 途端に全身の毛穴が開いた。

 忘れたくとも忘れられない名前。

 ディナ先輩と、ディナ先輩の家族の人生に絶望と破滅とをもたらした、なんでも屋の男。

 もちろん単なる同名の別人かもしれない。

 この世界ではどんな名前が多いとかよくわからないけど、とにかく血液が泡立ちそうになった。


 俺の腕をぎゅっとルブルムがつかむ。

 わかってる。落ち着けと言いたいんだろう、と振り返り、ルブルムの表情にぎょっとした。

 今までに見たことがないくらいの、怒りと、悔しさと、悲しみとが混ざった顔。


「ルブルム」


 ルブルムの耳元に顔を近づけ、そっと耳打ちする。


「戦わずに生き残ることも一つの勝利だよ」


 もし本物だとしたら、防衛手段も罠もきっと用意している。

 確実に倒せるとき以外は、チャンスを無駄に潰すだけ……というより、冒険者で言ったら駆け出しの俺たちが倒せるような相手じゃないと考えていた方がいい。

 それよりも俺たちは、この情報をディナ先輩へ持ち帰ることの方が大事だ。

 俺はルブルムもケティもマドハトも、皆を無事なまま連れて帰る。

 こんな危険を冒しているのは、解毒剤のため。

 でも、いざとなったらちゃんと逃げて……カエルレウム師匠やディナ先輩なら、この麻痺毒を癒やす方法を知っているかもしれないし。


 ルブルムの表情を見て少し落ち着いた……というより、心の準備が出来た。

 注意せよ。気を配れ。焦らず、見失わず、常に最良の判断を探せ。

 紳士たれ、俺。


「ウォルラースもね、街道で襲われたらしいのさ。君たちと一緒だねぇ」


 それって、チェッシャー達が乗っていた馬車からさらわれた商人?


「そのウォルラースも、バータフラ達が助けたのかい?」


「そう言ってたよ」


 これって……ウォルラースが盗賊団のボス……その線は十分にあり得る。

 スノドロッフの子どもたちをさらって、その子たちを人質にして魔石(クリスタロ)を略奪とかしそうじゃないか。

 じゃあなぜ、わざわざさらわれてみた?

 被害者を装うため?

 なぜ装う?

 盗賊団との接点なんてない方がいいに決まっている。

 堂々と口裏合わせているのは、ロービンなら騙せると思ったから?

 それって、いざとなったら口封じできる強さがあるってこと?

 さもなくば、脅されたんだと言い張る?

 もしかして、既に警察みたいなのに疑われているとか?

 警察……は、リテルの記憶の中にはない。

 領主が法で、領主の私兵が警察代わりみたいなものだけど、動くのは民衆のためじゃなく領主のため。

 そして監理官が、領主の号令を伝えたり、民衆を監視したり……つまりは領主次第なんだよね、じゃなくて。


 ウォルラースがここに来なきゃいけない理由があったという可能性もあるな。

 ただ、普通に来たら疑われるから偽装。

 というか盗賊団、全員、先祖返りを偽装していたよな。

 なんでそんなことしていたんだ? ……罪を被せるため?

 そういえばチェッシャーが言っていたな。アイシスでは半返りは差別されているって。

 半返りが差別されるなら、先祖返りだって差別されるよな?

 もしかして、その原因って、この偽装盗賊団のせいじゃないのか?

 ああ、それが事実なら暴きたい。

 メリアンとロービンが共闘できたなら、けっこうな敵とでも戦えるんじゃないか?

 いやいや。生き残る道を模索するのに、希望的観測を入れちゃダメだ。

 現状で、できる範囲で、地味でも確実な道を探していくんだ、俺。


「この先を曲がったらすぐさ」


 思考も対策も十分に練れていないというのに、その曲がり角の向こうがほんのり明るくなっているのが見えた。

 俺の心臓の音がやけに大きい。


● 主な登場者


利照(トシテル)/リテル

 利照として日本で生き、十五歳の誕生日に熱が出て意識を失うまでの記憶を、同様に十五歳の誕生日に熱を出して寝込んでいたリテルとして取り戻す。ただ、この世界は十二進数なのでリテルの年齢は十七歳ということになる。

 リテルの記憶は意識を集中させれば思い出すことができる。

 ケティとの初体験チャンスに戸惑っているときに、頭痛と共に不能となった。

 魔女の家に来る途中で瀕死のゴブリンをうっかり拾い、そのままうっかり魔法講義を聞き、さらにはうっかり魔物にさらわれた。

 不能は呪詛によるものと判明。カエルレウムに弟子入りした。魔術特異症。猿種(マンッ)

 フォーリーでディナやルブルムへ異世界から来たことをとうとう打ち明け、そして新たな呪詛をその身に宿した。

 ゴーレムを作ることができる紅魔石(ポイニクス)をディナよりもらった。

 ルブルムとケティを守り抜こうと心に誓った矢先、ケティを守れなかった自分に不甲斐なさを感じている。


・カエルレウム師匠

 寄らずの森に二百年ほど住んでいる、青い長髪の魔女。猿種(マンッ)

 肉体の成長を止めているため、見た目は若い美人で、家では無防備な格好をしている。

 お出かけ用の服や装備は鮮やかな青で揃えている。

 寄らずの森のゴブリンが増えすぎないよう、繁殖を制限する呪詛をかけた張本人。

 ディナ先輩、ルブルム、リテルの魔法の師匠。


・ルブルム

 寄らずの森の魔女カエルレウムの弟子。赤髪の美少女。リテルと同い年くらい。猿種(マンッ)のホムンクルス。

 かつて好奇心がゆえにアルブムを泣かせてしまったことをずっと気にしている。

 カエルレウムの弟子を、リテルのことも含め「家族」だと考えている。

 質問好きで、知的好奇心旺盛。驚くほど無防備。

 ディナの屋敷でトシテルとの距離がぐっと近づいた。

 戦闘時の息の合い方はケティが嫉妬するほど。


・ディナ先輩

 フォーリーに住むカエルレウムの弟子にしてルブルムの先輩。

 男全般に対する嫌悪が凄まじいが、リテルのことは弟弟子と認めてくれた様子。

 アールヴと猿種(マンッ)のハーフ。壮絶な過去を持つ。

 ゴーレムを作る魔法品をトシテルへくれた。

 フォーリー以北への旅について、大量の忠告をしてくれた。


・マドハト

 赤ん坊のときに取り換え子の被害に遭い、ゴブリン魔術師として育った。犬種(コボルトッ)の先祖返り。

 今は本来の体を取り戻しているが、その体はあんまり丈夫ではない。

 ゴブリンの時に瀕死状態だった自分を助けてくれたリテルに懐き、やたら顔を舐めたがる。

 リテルにくっついてきたおかげでちゃっかりカエルレウムの魔法講義を一緒に受けている。

 フォーリーの街中で魔法を使ってしまい、三年分の魔法代償徴収刑を受けた。

 勇敢なのか無謀なのかわからないときがある。


・ケティ

 リテルの幼馴染。一歳年上の女子。猿種(マンッ)

 旅の傭兵に唇を奪われ呪詛に伝染。

 リテルがずっと抱えていた想いを伝えた際に、呪詛をリテルへ伝染させた。

 カエルレウムが呪詛解除のために村人へ協力要請した際、志願した。

 リテルとの関係はちょっとギクシャクしていたのだが、再会したときにはなんかふっきれていたが、ケティの記憶の中のリテルと今のリテルとの違いに、やっぱり違和感を覚えている。

 鍛冶に使っていたハンマーを武器として使う。

 死にかけたところをルブルムとリテルに救われたのだが、今、謎の意識不明状態。


・メリアン

 ディナ先輩が手配した護衛。

 リテルたちを鍛える依頼も同時に受けている。

 ものすごい筋肉と、角と副乳を持つ牛種(モレクッ)の半返りの頼もしい傭兵。

 円盾と小剣(ごつい)を二つずつ持ち、手にはスパイク付きのプレートナックルを装備。

 謎の襲撃犯を撃退し、リテル達と合流。

 騎馬戦も上手な様子。


・バータフラ

 待ち伏せしていた二人の爬虫種(セベクッ)のうち、逃げた方。

 もう一人は、メリアンが倒した。

 現在、森の中の窪みにあった洞窟へ逃げ込んだ状態。


・エルーシ

 フォーリーのスラム出身の羊種(クヌムッ)

 フォーリーの街についたばかりのリテルとルブルムに絡み、マドハトにお腹が下るゴブリン魔法をかけられ、牢屋で大変なことになっていたが、ディナ先輩が牢屋から出してあげた様子。

 待ち伏せ襲撃犯だったが、メリアンに返り討ちにされ、ブレドアの毒を刺されて意識を失った状態。

 体を売る仕事ではなく、支配する側に回りたいと考えていて、ブレドアたち盗賊団の仲間になろうとしていた様子。

 ケティと同じ毒で意識不明状態。


・ロービン

 一見して凛々しい青年で、筋力が高いが、ホブゴブリン。

 獣種に似ているけれど、獣種よりももっと力強い異界由来の種族、という情報を、ルブルムは本で読んだことがあるという。

 嘘を信じて疑わないタイプっぽい。


・ウォルラース

 街道で襲われた商人。

 ディナ先輩と因縁があるウォルラースと同一人物かどうかは不明。



● この世界の単位


・ディエス

 魔法を使うために消費する魔法代償(寿命)の最小単位。

 魔術師が集中する一ディエスは一日分の寿命に相当するが、魔法代償を集中する訓練を積まない素人は一ディエス分を集中するのに何年分もの寿命を費やしてしまう恐れがある。


・ホーラ

 一日を二十四に区切った時間の単位(十二進数的には「二十に区切って」いる)。

 元の世界のほぼ一時間に相当する。


・ディヴ

 一時間(ホーラ)の十二分の一となる時間の単位(十二進数的には「十に区切って」いる)。

 元の世界のほぼ五分に相当する。


・クビトゥム

 長さの単位。

 本文中に説明はなかったが、元の世界における五十センチくらいに相当する。

 トシテルが元の世界の長さに脳内変換しないでもいいくらい、リテルが日常的に使っていた単位。


・アブス

 長さの単位。

 元の世界における三メートルくらいに相当する。


・プロクル

 長さの単位

 一プロクル=百アブス。

 この世界は十二進数のため、実際は(3m×12×12=)432mほど。


・通貨

 銅貨(エクス)銀貨(スアー)

 十銅貨(エクス)(十二進数なので十二枚)=一銀貨(スアー)


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