光と闇が合わさり最強に見えた気がする
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〜〜三時間後〜〜
〈条件を満たしました。スキル『闇魔法』が獲得可能になりました〉
「ありがとよ、コウモリちゃん」
「キー…」
洞窟の奥に行けばモンスターのレベルも高くなり、魔法を使うコウモリの数も増えた
だが、そこにはダークラットやダークウルフなどの他モンスターも出てくるため、効率はあまり上がらなかったが。経験値的には美味しいのでプラスだろう
特にウルフが面倒だった。洞窟はそこまで広くないので連携されてもあまり怖くないが、動きが速く、体力も地味に多いため、倒すのに時間がかかった
ちなみにここまで『ダークボール』以外の被弾はゼロだ。このくらいは序の口だろう
にしても、結構洞窟内を行ったり来たりしたが、他のプレイヤーと一度も遭遇しなかったな。「隠しダンジョン」といってもそこそこ目立つ場所に入口あるし、経験値効率も美味しいしでベータプレイヤーにばったりあう覚悟もあったんだが
ベータじゃなくても、俺以外のタイムリープ者(いるか不明だが)が来ると思っていた。効率を求めるならここに行きつくはずだが……生産専門なのかな?
まあそれは置いといて、念願の魔法スキルである
だが、ここで取得するのは時期尚早だ。まだやるべきことがある
『闇魔法』を持っていると、あるスキルの解放難易度が高くなる。そう、闇と対になる属性、『光魔法』だ
『光魔法』をワキる場合も、380MP分の攻撃が必要だが、それを『闇魔法』を持ってる状態でやろうとしたら、2倍の760MPが必要になってしまうのだ
ワキ以外の解放難易度も倍だ。教会へのお布施や貢献度、祈る時間にマイナスカルマ……それぞれ倍を要求されることになる
なお、ただ獲得可能状態になっているだけならセーフだ
ちなみに、『光魔法』を持ってる場合の『闇魔法』の解放難易度も倍になる
あと四属性にも似たような現象があり、弱点属性を持っている場合、解放難易度が1.5倍になる。『水魔法』を持っていたら『火魔法』が、『火魔法』なら『風魔法』が〜といった具合だ
とにもかくにも『光魔法』だ。俺はこれもワキって取得するつもりである
肝心の『光魔法』を使ってくる魔物は、このダンジョンの最奥にいる
──『森の洞窟』レアボス、ライトサーペント
通常ボスであるダークサーペントの近縁種で、名前の通り『光魔法』を使ってくる
ボスを一度倒し、再戦したときに確率で出現するのがレアボスだ。物欲センサーとの激戦の予感がする
ボスエリアに挑戦すると倒すまで出られなくなるので、準備を万全にしてから挑みたいところだ
相手はボスなため、MP切れの心配はない。一体出会ったら充分にワキで条件は満たせるだろう
ただ、HPも多いし、物理も魔法もかなり痛い。しかもピンチになるとヒールを使ってくる。なので攻撃面も耐久面もしっかりするべきなのがボスという存在だ
まあ俺は全部避けるつもりだけど。しっかりワキるためにMNDはもう少しあげないとな
ちなみに俺はHPを上げるくらいならVIT,MNDを上げる派だ。だって被ダメ減らした方が回復安上がりで済むだろ?
いつまでも上げないってわけじゃないが。『光魔法』取り終わる頃にはこの尖ったビルドも丸くしていくかな
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ボス部屋前の扉に到着した
途中採掘ポイントを見つけたので、一角ウサギの角を使ってコンコン採掘してみた。殆どが石で、鉄鉱石が一つだけ出たので、これでツルハシでも作ろうと思う
クッソ時間を無駄にしたわ。ホントは5,6個欲しかったけど、流石に効率が悪すぎた
というわけで最終確認のステータスチェック
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名前:クロート
種族:人族 Lv.6→10
メインジョブ:【弓士】 Lv.7→13
サブジョブ:【錬金術師】 Lv.1→4
HP:10/10 MP: 2/100→2/118
ST:145/145 EP:94/100
STR:8
VIT:3
INT:10→30
MND:20→30
AGI:50→58
DEX:50→70
LUK:4→7
(残りSP:0)
{スキル}
『弓 Lv.6→12』『身体強化 Lv.1』『錬金 Lv.1→3』『調合 Lv.1→4』『生活魔法 Lv.8→14』『鑑定Lv.2→3』『瞑想Lv.2』
(残りBP:20)
{称号}
『古代を読み解く者』
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【弓士】はLv.8でBP2、Lv.10でAGI,DEXが5ずつ、Lv.13で3ずつ増えた
【錬金術師】は1レベルごとにMPが6、DEXが2ずつ増えていった
HPとVITは初期値。当たったら即死だが、AGI58に自称廃プレイヤーの俺ならノーコンテニュー余裕だろう。しかもそれをレアボスが出るまでやるつもりだ
装備は全身初期装備。まあなんとかなるっしょ
EPも充分、ポーションも補充した。おっと忘れないうちに『そよ風』っと
なんかあったとき用に『瞑想』のレベルをもう少し上げておきたかったが、時間も惜しいしこのまま行こう
さて、前哨戦、開始!!!
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扉を潜り、中へと進むと奥にとぐろをまいた巨大な蛇がいた
ある程度まで進むと入ってきた扉が閉じ、戻れなくなると共にボスへの攻撃が可能となる
ダークサーペントが鎌首をもたげて威嚇する。かなりでかい。高さ3mはあるだろう。全長は20mだったか?
だが所詮最初のマップのボス、大したことはない。俺は挨拶として鼻先に『弓』Lv.7アーツ『強射』をかましてやった
「ギシャァァァ!!!」
これでヘイトは取れた。……まあ俺しかいないけど
ダークサーペント──長いな、黒蛇でいいや。──黒蛇は、お返しとばかりに尻尾の薙ぎ払いをしてきた
俺は軽くヒョイと避ける。壁に尻尾が当たってすんごい音してるな。あれに直撃したら、俺の今のステータスなら3回は死んでた
攻撃モーション後の隙だらけのところに、『弓』Lv.10アーツの『連射』を叩き込む
「シャァァァ!!」
「おっと!」
今度は首での薙ぎ払いの後、素早い噛みつき突撃をやってきた
俺はギリギリで避け、目の前に来た黒蛇の眼に向かって至近距離から『弓』Lv.5アーツ『溜射』を最大溜めでぶちこむ
「ギィィジャァァァ!!!!?」
弱点にいいのが入ったからか、黒蛇がめちゃくちゃに暴れ出す
この時に反撃を挟むのは難しいため、素直に避けに徹する。壁や床に身体をぶつけまくって、自傷ダメージらしいポリゴンが出ているけど大丈夫かい?
しばらくすると、急に黒蛇が大人しくなった。スタミナ切れで起こる状態異常、〈息切れ〉だ
この状態だとスタミナが回復しなくなる。10秒ほどで勝手に治るが、戦闘中には致命的だ
黒蛇は頭を高く持ち上げて警戒しているのだろうが、口を大きく開けて荒い呼吸を繰り返している。こういうところが序盤ボスなんだよなぁ
俺はバックステップで距離を取り、『狙撃』を口目掛けて放つ。クリティカルダメ微上昇、そして距離が遠いほどダメージボーナスがあるあれだ
「ギィィィィ!!!」
「うぉあっぶね!?」
痛みにもがく黒蛇が、苦し紛れの魔法を放ってきた
それは闇色の球体だが、『ダークボール』よりも大きい。『ダークボール』の上位互換である『ダークスフィア』だ
それはかなりの速さで飛んできて、俺はギリギリ回避に成功する
おかしい、俺のAGIなら余裕で回避できるはずなんだが……あとなぜかワキが疼く。ワキワキ
だが、それももう終わりだ。俺はCTが終わった『強射』と『狙撃』で黒蛇にトドメをさした
「シャァァァァ…」
巨体はポリゴンに変わり、それが散った後には大量のアイテムがドロップしていた
タイムは8分ぐらいか?もう少し縮められそうだな。でも再戦のボスはレベルが上がるし───
〈〈お知らせします。隠しダンジョン『森の洞窟』が初攻略されました 攻略者 「クロート」〉〉
────あっ




