第71話 女子3人でお庭で昼食
朝早く大仕事を終えたクローディアたちだったが、そこで立ち止まっている訳にはいかない。
真実の鏡の妖精が出した謎を解いて、真実の鏡の怪を解決しなければならないのだ。
それも期限内に。
その為、昼休みには、例のごとく、校庭の一角に布シートを広げ、そこで作戦会議をしながらの昼ご飯である。メンバーはもちろん部員女子3人組である。
「汚れし水に咲く、清廉の白き花。暁に染まる時、蜜を乞え」
そこで一旦言葉を止めると、クローディアは、サーラとカレンの顔を見る。
「この部分はもう解決したと思いますの。汚れた池に咲いていた白い花から暁色に染まった蜜を、花の妖精さんから頼んでもらったのですから。お2人はどう思いますか?」
「ああ、前半部分は解決したとみていいと思う」
「わたくしもそう思いますわ」
カレンもサーラも同意してくれた。
「では次に考えるべきところは後半部分の始め“この地の荒ぶる場”ですわね」
サーラが課題を挙げてくれる。そうそこだよね。
「そうだな。そこを探さないとな」
「はい。この地というからには、この学院内だとは思うのですが」
抽象的すぎるよね。ヒントプリーズ
と、そこで
「待ってくださいまし」
サーラが軽く手を挙げて、発言を求めてきた。
「サーラ様、どうかしたのですか?」
「なんだ?」
クローディアとカレンはサーラを見つめる。
「確かに荒ぶる場の場所を特定するのは大変重要ですわ。でも、それと並行してその荒ぶる場を鎮める為の奉納舞も先行してお稽古しなければ、間に合わなくなると存じます。それにお衣装もっ!」
ついに聞いてきたか。よくここまで我慢できたものである。
きっと空気を読んでくれたに違いない。
しかし一区切りついた今、とうとう忍耐の緒が切れたと。
奉納舞については、ゾルジとララと相談して、もうすでに決まっていた。
荒ぶる地を鎮めるためには、音楽室の怪の時よりも、更に難しく、それに合ったものでないとという事で、ゾルジとララの意見が一致した舞である。
元神であるゾルジはともかく、なぜララまでがそんなに舞について詳しいのか。
聞いてみたが、はぐらかされてしまった。
<女は秘密が多いものなのよ~~>
という事である。
ララが言いたくない事はそれ以上は追及しない。
うん。乙女には秘密はつきものだからね。
だが、舞のレパートリーが底が知れず、密かに恐怖したのは仕方ないだろう。
話を戻そう。
ここまで我慢してくれたサーラに、先に荒ぶる地についての議論をというのも無理だろう。
この後の展開が予想できるだけにカレンに最後のお伺いを立てる。
話してもいい?
クローディアの視線の意味を完全に理解したカレンはフォークを置いて、諦めたように頷いた。
すまん、カレン苦労をかける。
それを確認したクローディアは口を開いた。
「サーラ様のおっしゃる事、一理ございます。それでは先に、奉納舞についてお話しましょう」
クローディアは覚悟を決めて口を開いた。
サーラ冷静にね!
女子3人でお昼ご飯、ほっこりしますvv




