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第73話 模擬戦・・・


 私は守護者のドラゴンに模擬戦をしてもらいたいと頼み込んだ。


 地上に行くにあたって訓練をしたいのと、前守護者の力がどのうらいあるのか知りたかった。


 シュマちゃんに頼まれたことを話、私にはできないと言う旨を守護者のドラゴンに伝える。


 それでも確認の為、守護者のドラゴンの力を見てみたいと話す。


 守護者のドラゴンは考え深い顔をしていたが、私の説明を聞いて快く受けいれてくれたようだ。


 ・・・


 しかし、早速だが、守護者のドラゴンは戦闘態勢に入る。


 え!


 今からすぐにか、ちょっと待った。


 周囲は重い空気に包まれ、この階層にとてつもない力の流動が感じられる。


 なんだこれは?


 確か地上に出た前の守護者のドラゴンはダンジョンから入る力の流れを止めてあるとか、なんとか先ほど言っていたけど、こういう事か。


 桁違いの魔力が守護者のドラゴンに流れてくる。


 私は望遠透視能力ルビーアイ で守護者のドラゴンのからだを透視して見みると、体中に渦を巻くように魔力の流動が見えるのだ。


 すごいな魔力の渦が全身にいきわたり、まわっている。


 魔力の塊のようにも感じられる。


 それに守護者のドラゴンて魔核が無いんだな。


 望遠透視能力ルビーアイ で確認するが魔核のようなものが確認できない。


 なるほどな、こんな奴が地上にでたら、世界が滅ぶのも納得がいくだろう。


 それよりも私は明日、模擬戦をおこなってもらいたいと思ったのだがどうしよう。


 仕方ないか、明日おこなってくれるように、守護者のドラゴンに話すをするか。


 機嫌を損ねなければいいのだが、やる気を出してくれたのはいいのだがこちらも都合があるから仕方ないことだろう。


 私は守護者のドラゴンに明日にしてもらえるように伝える。


 守護者のドラゴンは話しを聞いて、一気にやる気を失せたようにがっかりして部屋の隅へ行き、いつものいる定位置で寝ころんでしまった。


 ダンジョンから流れてきた魔力も同時に止まった。


 うむ、悪いことをしたかな。


 ま、こちらも都合があるのだから明日にさせてもらおう。


 私は明日また来ると言ってこの場を立ち去る。


 しかし今のは何だったんだ、ダンジョンから魔力が守護者のドラゴンに流れ入ったぞ。


 あれってエネルギー常に補給状態で無敵モードと言っていいのではないかな。


 あんな裏技隠し持っているとは知らなかったぞ。


 喧嘩ふっかけないでよかったよ。


 あんな力とまともに戦ったらひとたまりもない。


 それでは帰るとしよう。


 ・・・


 私は寝床部屋に帰ってきた。


 彼女と子供たちは部屋の定位置で固まるように縮みこんでしまっている。


 あぁ、そうか先ほどの守護者のドラゴンの力を感じてしまったのだな。


 確かにあの力感じてしまえば、恐れるに決まっている。


 これは悪いことをしたな。


 でも、明日、彼女と子供達を守護者のドラゴンの元へ連れて行こうと思っているのだが、大丈夫だろうか。


 守護者のドラゴンと戦って、私の魔法とスキル見せてあげたいんだよね。


 とりあえずは明日、守護者のドラゴンに手加減をしてもらうように言ってみようか。


 そうでないと私も死んでしまうかも知れないからな。


 まさか、あれほどの力があるとは思わなかったんだよ。


 さすがに守護者だっていうことはあるんだな。


 それにしても、このダンジョンからあれだけの力が注ぎ込まれるとは思わなかったな。


 このダンジョン、変な構造だと思っていたがこういう仕掛けがあるとは思ってもみなかった。


 その為か壁や天井、床に至るまで魔力が通った石材でできているのね。


 ダンジョンの構造にもこんな理由があったのか。


 他にも何か不思議なからくりがされているかも知れないな。


 私にもあのようにダンジョンから力が流れてこないかな。


 あれほどの力があったら、地上にっても安心できるんだけどね。


 ・・・


 私は彼女と子供たちをあやして、非常食の倉庫から食料をもってきてみんなで食べてしまうことにする。


 安心したのか、今はいつもどうりにしているな。


 それでは、明日の為石片を食べて休んでしまおうとするか。


 私は明日の為、ゆっくり休むとする。


 ・・・


 いつもどうり起きて習慣の石片を食べはじめる。


 彼女に昨日の出来事を話して、いまから守護者のドラゴンのところへ皆で行く事を伝える。


 彼女は怖がっていたが、私を信用してか快く従ってくれるみたいだ。


 子供達ついてくるように話をする。


 彼女は了解してくれた。


 話がわかり理解してくれるいいやつなんだよね。


 ・・・


 さてと、それでは準備してむかうとするか。


 一応、神剣も帯剣しておくとしよう。


 模擬戦だからなるべくは使いたくないんだけどね。


 私らローパー一家は守護者のドラゴンのいる大部屋にむかうとする。


 ・・・


 守護者のドラゴンの大部屋についた。


 彼女と子供たちは中に入らせず通路にいてもらうことにする。


 守護者のドラゴンの大部屋に入ったら、いつもどうり寝ていた。


 私が来たら起きてきたが、なんかやる気がなさそうに、のそっとした状態でおきてくる。


 守護者のドラゴンは通路先にいる、私の彼女と子供たちをみて不満そうにしているのだ。


 ・・・


 私は今回の模擬戦についてのルールを説明をする。


 まずはこれは訓練だからお互い、死ぬとか大怪我させる行為はおこなわない。


 怪我とか起こしたとしてもすぐに回復させる。


 私は後ろにいる彼女と子供たちに、私の使える魔法とスキルを見せたい旨を伝える。


 理由は私が臭獣人の暗殺に失敗して死んだ場合は、おそらくローパーである彼女かもしくは母親ローパーや子供たちが次の候補に選ばれる可能性があるからだ。


 その為に少しでも私の魔法やスキルを見せておきたいと言うことを話す。


 使えるかどうかはわからないが、同じ種族のローパーだから使えるかも知れない旨を伝える。


 昨日も話したが、地上にでたら前守護者を探すとシュマちゃんに約束があるのでその旨を伝える。


 討伐の件も話して、昨日見た守護者のドラゴンの感じからしてみて、たぶん討伐は私では無理だろうと思っていることも伝える。


 そのうえで、話がうまくいかず、前守護者のドラゴンが襲ってきたりしたら、その時の対応の為力を見てみたので模擬戦をしてみてみたい事を、正直に告げる。


 何とか逃げ帰れれれば、あとのことは守護者どうしで任せることも伝える。


 まぁ、昨日の感じでは、私ではどうにもならんだろう。


 それと昨日みたく本気にならないで、あくまで手加減をしてもらうということ。


 それとハンデとしてダンジョンからの魔力エネルギー供給無しの状態で戦う事と、彼女と子供たちには絶対攻撃を加えないことを約束してもらう。


 念のため繰り返し詳細を確かめる。


 あくまでも模擬戦だからと、念を押す。


 被弾した攻撃で彼女たちに当たることもさけてもらいたいと伝える。


 ・・・


 守護者のドラゴンのはやる気をださないような姿でいるが、まぁいいだろう。


 約束を守ってくれればそれだけでいい。


 それでは戦いの準備といこうか。


 ・・・


 私は最初に部屋通路にいる彼女たちをここに置いて、真剣を使い魔法を付与させ、絶対魔法防御ホーリーフィールド の魔法をかける。


 魔法が発動し淡い青色の半円級のドームに彼女たちは包まれる。


 ドーム状の膜には象形文字たらしい金色の文字が浮かびところどころに回りながら発生している。


 絶対魔法防御の(フィールド) を形成した。


 これで少しは安心かな。


 ・・・


 守護者のドラゴンのはそれを見て、少しはやる気を出したのか起き上がり戦闘態勢に移る。


 ・・・


 私は次に防御系魔法を数種類唱える。


 エナジーバリア、マジックバリア、デバインバリア、それぞれ魔法が展開した様子がうかがえる。


 違う魔法だと重複しないので重ねがけができる。


 それからからだを硬くし耐久力を上げる硬質化きるでスキルと早く歩ける俊足のスキルを使用する。


 わざと見えるようにゆっくり展開する。


 ・・・


 それでは始めるとするかな。


 合図はしないで勝手に始めてしまう。


 私は守護者のドラゴンに対し、まずは初級魔法から使うようにする。


 雷玉サンダーボール の魔法を唱える。


 雷玉サンダーボール は守護者のドラゴンにむかってあたるが、さすがになんのダメージも与えられなない形跡がうかがえる。


 続けざまに下級魔法の雷槍ライトニングボルト と氷槍アイススピア を唱え、彼女と子供たちに見せるように魔法を繰り出す。


 守護者のドラゴンはなかば呆れたようにまともに受けている。


 ・・・


 守護者のドラゴンは言った。

 「なんのつもりだと」

 少し怒気を放つよな声で言った。


 私は彼女を子供たちに初級の魔法を見せている旨を伝えた。


 「まぁ、だんだん上位系の魔法使うからそれまで我慢してくれ。

 それに、マッサージ程度の威力だから、今のあなたには気持ちいのではないか」

 とちゃかしたように話す。


 守護者のドラゴンはそうかと納得したように頷いた。


 え、ほんとに間に受けるとは思わなかった。


 でも本当に余裕だな、初級魔法程度では確かにマッサージくらいの威力でしかないか。


 初級魔法クラスを何発か唱えるがまったく微動にしない。


 では次は中級魔法クラスの雷の雨槍サンダージャベリン を頭上から降らせてみるか、どうなるだろう。


 雷の雨槍サンダージャベリン を守護者のドラゴンに唱える。


 守護者のドラゴンはまともに食らうがダメージをおった様子はなく、本当に気持ちよさそうにしているのだ。


 電撃だかちょっと痺れるから気持ちいのかな。


 中級レベル魔法程度では、まともに食らっても全然きかないか。


 それから中級系魔法を次々と試すが、利いているようすは伺えない。


 ここからは上級クラスの魔法を使おう。


 私が良く使う、全方向の衝撃波系の魔法を唱えてみる。


 私は守護者のドラゴンに対し上級無属性衝撃波ルミナスノヴァ 唱え放った。


 守護者のドラゴンはさすがに避けた。


 上級無属性衝撃波ルミナスノヴァ を素早くかわしたのだ。


 10メートルを超える守護者のドラゴン巨体だがかなり素早い。


 私は声をかける。

 「えぇ、かわすとはひどくないかな」


 守護者のドラゴンは答える。

 「馬鹿を言うな、あのクラスの魔法を受ければさすがに私でも痛いわ」


 うむ、小心者だな。


 大きな器をみせて受けてみればいいのにね。


 では次はこれでどうかな。


 私は新しく考えた魔法の重力飛弾グラビトンレイ 守護者のドラゴン唱える。


 薄く揺れた空気の球のようなものが守護者のドラゴンにむかう。


 重力弾グラビトン の飛翔バージョンだ。


 重い空気の塊が飛翔し守護者のドラゴンに向かうイメージをした。


 当たってから重力の渦に巻き込まれダメージを受けるのだ。


 守護者のドラゴンに当たる寸前に重力飛弾グラビトンレイ の空気の球は消えてなくなる。


 「これは魔法無効化デスペルの魔法か?」


 「ほほう、よくわかったなさすがに戦闘経験は豊富であるな。

 一目見ただけでわかるとはな、守護者のドラゴンは感心する」


 「ではこれはどうだ」

 私は得意の魔法、上位雷撃衝撃波ライトニングブレイク を唱える。


 守護者のドラゴンに雷の衝撃波が襲うが、前方で雷の衝撃波が打ち消され消えた。


 「無駄だ」


 だが私は見逃さなかった、守護者のドラゴンのからだ前方向だけが魔法の効果を打ち消したのだ。


 外回りにいった雷の衝撃波は消えず後ろへ行ったのだ。


 これは私が使う魔法無効化領域デスペルフィールド と違って、目の前の対象を一定時間だけ魔法無効化するのだ。


 それでは連続的使う魔法は対処できないと判断する。


 「なるほどそれではこの魔法ではどうかな」


 私は雷連弾サンダーガトリング の魔法を唱える。


 前方に直系2メートルくらいの巨大な雷球サンダーボール が出現した。


 巨大な雷球サンダーボール から小さな雷球サンダーボール 無数に発射するイメージをする。


 「雷連弾サンダーガトリング 全弾発射」 


 イメージどうり最初に現われた巨大な雷球サンダーボール から50センチくらいの小さな雷球サンダーボール が次々と現れ無数に飛翔し守護者のドラゴンに向かう。


 巨大な雷球サンダーボール は小さくなりながら無数にサンダーボールを生み続け発射する。


 守護者のドラゴンは魔法無効化デスペル らしき魔法を使ったが最初にむかったサンダーボールは消滅した。


 あとから次々に繰り出されるサンダーボールが守護者のドラゴンに当たりだした。


「ドドドドドッ ドドドドドッ ドドドドドッ ドドドドドッドドドドドッ ドドドドドッ ドドドドドッ ドドドドドッ」


 守護者のドラゴンに当たりだした無数のサンダーボールは連鎖爆発をし始め、守護者のドラゴンのからだを包み大爆発をおこす。


 爆発し守護者のドラゴンは粉塵と煙で見えなくなる。


 まぁ、さすがにこれくらいではやられはしないだろう。


 私は守護者のドラゴンの居た場所の爆発を見ていたが異変に気付きとっさに何かをよける。


 何かが前を横切った。


 危なかったな、今のはドラゴンテイルか?


 守護者のドラゴンはからだを回転させ尻尾で殴ったのだ。


 前に見たことがあったのでなんとかよけられた。


 まさかこの状態で、反撃してくるとは思わなかった。


 爆発した煙と粉塵が散って、守護者のドラゴンは姿を現す。


 「今のは効いたぞ、さすがに管理者に選ばれたことだけはあるな。

 私も認めようではないか。

 ここからが本番だ、我の力をとくと味わうがいい」


 それと同時にダンジョンからすさまじい魔力が、守護者のドラゴンの中に流れ込む。


 おいおい、手加減してくれっていったのではないか。


 あと戦闘前にダンジョンから魔力エネルギー供給は無しと、念をおして言ったはずだよ。


 あくまで模擬戦なのだ。


 そんなに本気にならなくてもいいじゃないか。


 私は文句を言いたいが言えないな。


 「仕方がないな」


 こちらも戦闘形態変えるか。


 私は狂戦士化バーサーク の魔法を使い、雷神の怒りで雷を全身に纏わせる。


 まずはこの状態でどこまで戦えるか試してみよう。


 あくまで模擬戦だ最終形態はそのあとだ・・・


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