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第71話 話し合い・・・


 私は彼女に今日は狩りに行くのを中止して、守護者のドラゴンのところへ会いに行く事を伝える。


 彼女はすんなり了解した。


 昨日、狩りをした食料もあるし、子供たちに雷の出し方教えたいのでこの寝床部屋にいるそうだ。


 私が昨日から様子がおかしかったみたいだから、気を使わせてしまったのかな。


 彼女は賢いから、そんな感じがしてならない。


 彼女にありがとうと言いたいね。


 ・・・


 私は急いで支度し守護者のドラゴンのところへ行く事へする。


 この場所から守護者のドラゴンを望遠透視能力ルビーアイ を使い見てみるといつもどうり寝ているな。


 どんな話ができるか、検討もつかない。


 ただ管理者と守護者のドラゴンは一番近い立場にあると言うことなのだから、何かしら知っている情報があるだろう。


 話し合えても、良い提案が受けられるとも思わない。


 もしかしたら守護者のドラゴンの機嫌を損ねて戦闘になってしまう恐れもあるが、そうなったら戦うしかないか。


 たとえ守護者のドラゴンだとしても話が通じないようだったら、戦わなくてはならないだろう。


 シュマちゃんから聞いた話だと、守護者とはこのダンジョンを守護する存在ではなくて、この世界を守護する存在だと言っていた。


 この件で動かなかったら問題があるだろう。


 ただ災いの規模にもよるだろうが、


 今回のが、どの程度にあたるかわからない。


 どういう反応を見せるのか、見てみたいと言うのもある。


 私の目からしてみれはかなりひどいと思う。


 守護者としての判断はわからないが、動くべき事だと私は思っている。


 役目をはたしていないようだったら、そこで潰すしかないだろう。


 それに私と戦って、負けるならば守護者として失格だろうしな。


 あれ、なぜか話し合いに行くはずだったが、戦闘モードになって行く事になってしまった。


 とりあえず行ってみて話をしてみるか。


 私は透明化能力インビジブル を使い俊足で守護者のドラゴンのところへ向かう。


 ・・・


 守護者のドラゴンのいる部屋、前についた。


 私は透明化能力インビジブル を解き守護者のドラゴンが寝床部屋にしている大部屋にゆっくりと入り近づく。


 警戒させて、いきなり襲ってこられたら話し合いどころではないからな。


 うむ、あいかわらず寝ているようだ。


 あれ、ドラゴンの外見が変わっている。


 この前会った時よりふたまわりほど大きくなっていて、からだつきもゴツゴツとした岩肌のようになり、尖った突起物が新たに出ている。


 赤い鱗が大きくなり幾重にも重なっている、それもより細かく密集しているのだ。


 あきらかに私が見たドラゴンと違っていて、硬そうな外装に変化している。


 子供のドラゴンと思っていたが、もしかして成体に成長したのか。


 今のこいつと戦ったらやばいかも知れないな。


 私が近づいてもなんの反応も示さないか。


 どうしようかな。


 !


 私は銀色の球を守護者のドラゴンに投げつけてみる。


 「ガコン」


 と音がして、銀色の球は落ちた。


 守護者のドラゴンにあたるがピクリとも動かない。


 うむ、寝たままか、それでは新しく考えた魔法でも試してみようか。


 私は新たに考えた重力弾の飛球バーションの重力飛翔弾グラビトンレイをぶつけ目を覚ませてやろうと考える。


 非常に重い空気の塊の圧縮弾をイメージした魔法だ。


 私が魔法を唱えようとすると、ドラゴンは目を開け起きはじめた。


 鋭い眼光で私を睨み威嚇をし始めた。


 こいつやる気か、こちらとしても話がまとまらなかったらどうせやるつもりでいたんだ。


 威嚇してくるならば結構だよ。


 私も守護者のドラゴンに対し殺気をぶつけ威嚇する。


 大部屋全体が重い空気に包まれ、押しつぶされるくらいの感じに変わる。


 私が仕掛けようとした瞬間、守護者のドラゴンが、


 「なにようだ小僧と」

 話をしだした。


 やはりこいつもシュマちゃん同様に話はできるんだな。


 それに私の事を小僧とは、


 まぁ、生きている年月を考えれば、守護者のドラゴンほうが長く生きているが、先日まで私は子供のドラゴンと思っていたから変な気分だ。


 私が投げて転がっていた銀色の球を拾い直し、この球で見た地上の様子を伝える。


 守護者のドラゴンは私と争う気はないみたいで殺気を解いた。


 普段どうりに床面にに寝ころび、私の問いに答えてくれる。


 守護者のドラゴンは答えた。

 「管理者によって選ばれた栄誉ある者よ私が知りえることを答えよう」


 守護者のドラゴンは話し出す。


 ちょと待って、 私は先に管理者に選ばれた者と言われたのでその事を最初に知りたいのだが、守護者のドラゴンは勝手に話し出してしまう。


 先に管理者に選ばれたという事から聞きたかったのだが、人間と違って守護者のドラゴンがうまく答えられるのかわからなかったので、話をうまく合わせ聞くことにしよう。


 話を止めてしまって機嫌をそこねたら大変だからな。


 守護者のドラゴンだ、人間と話をする感覚ではまずいだろう。


 ・・・


 守護者のドラゴンから私が聞いた話はこんな内容だった。


 アストリア大陸の獣人界で、臭獣人が動きはじめたのだと言う。


 十年以上前、魔王グラトニー・パイロンを世に送り世界を混沌に陥らせた者がまた動きはじめたのだと言ったのだ。


 ・・・


 魔王グラトニー・パイロンだって、

 

 魔王ってこの世界にいたんだでも、世に送り出した臭獣人とかのほうが気になるので聞いてみたらこんな話を聞けた。


 ・・・


 今からこの星の時間帯で約2500年くらい前にやってきた異世界人だそうだ。


 先駆者が去ってしまってから、この星に新たに現れた異世界人で、獣人たちと容姿が似ている来訪者達だと言う。


 数十人程度こちらに来たのだが、しばらくして何をとち狂ったのか、この世界にいる獣人たちを従えこの世界を支配しようとしたらしい。


 自ら獣神と名乗り、この世界の覇権を争っている勢力の一つだそうだ。


 自ら神を名のる者の中では新参者という事で他の神と名乗る者同士とかなり激しい争いをしたらしい。


 今は数少なくなって何匹か残っている程度だとも言っていたな。


 獣人達を裏で操りこの世界の覇権を他の勢力と争っていると言う。


 獣人界で争いごとが起きているのは、ほとんどそいつらのせいだと言う内容だった。


 ・・・


 裏で獣人たちを使い争わさせている奴だと、なんて小物の奴らなんだ。


 世界を手に入れたければ自ら先頭に立って覇権を争えばいいのに、そんな小物だから昨日見た弱い者の虐殺なんかさせるのだな。


 まったくふざけた奴らだ。


 ・・・


 私はその臭獣人について特徴を詳しく聞いてみた。


 体系はこの世界の獣人より大きく、見た目はさほど変わりはしないみたいだな。


 こちらの獣人と同じく種族が多数存在するらしい。


 力が桁違いに強いらしく、肉体を強化する異能力があると言う。


 この星の生物と細胞が異なるので、原住民の種族と交わっても子供は作れないという話も聞いた。


 最大の特徴は匂いだと言う。


 体臭が変わった匂いがしていて、こちらの生物には嫌な匂いに感じられる。


 とにかく嗅いだことのない匂いでくさいらしい。


 そのせいで臭獣人と言われていると聞いた。


 その神獣を名乗る者たちは、匂いなど特に気にしていないらしい。


 まぁ、自分達の体臭など気にする人など少ないと思うけどね。


 自分達がこちらの生物からくさいという事さえ、知らないかも知れないと言っていたな。


 どんな匂いだろう? 


 独特な変な匂いがするのか、嗅いでみればこちらの獣人と違うという事が一目でわかるみたいだ。


 ・・・


 また力が強いので、獣人は恐れ平伏してしまうという。


 獣人は直観力が高いので自分達では適わないと思うと、争いはしないそうだ。


 その特性を知っているのか、扱いやすい獣人達を見つけ手下にして争い事を起こしていると言う。


 やつの異能の力には原住民の獣人たちに血を与えると変化がおこりはかり知れない力が宿ると言われている。


 その力欲しさに従っている獣人もいるらしいが、


 それは間違えで、単に血によって細胞が臭獣人と似たように変化するので力が増したように感じられるそうだ。


 臭獣人の細胞を体内に入れた獣人は変化に耐えきれず死んでしまう獣人がほとんどだと言う。


 生き残ったとしても力は増すが何らかの副作用があるらしい。


 という情報まで聞けた。


 なんか吸血鬼の獣人版かな、そんな気がしてきた。


 ・・・


 うむ、それって私の場合食べてはいけないって事かな。


 まぁ、くさいのは嫌なので食いたくないが、間違っても体内には入れてしまう事は駄目なことだろう。


 ちょっと気になったので聞いてみたら、ローパーは生物学的にまったくこの地上の生物と違っているので大丈夫そうだ。


 先駆者がかかわる技術がつちかわれた生物なのでまったく問題はないらしい。


 むしろ前の争いで管理者が臭獣人に対して放ったローパーが多数の臭獣人を食い殺しているという。


 臭獣人が減ったのはローパーの活躍があってこそだと言う。


 その為か臭獣人にとっては最悪の天敵らしいと思われていると言っていた。


 え、それってもしかして管理者が臭獣人を駆除する為に以前にもローパーを放ったという事か。


 もしかして前からそんなことがおこなわれていたのかな?


 今回、臭獣人が動いているので、それを駆除するようにローパーの私が選ばれた可能性もあるという事か。


 もしかして、300年前に守護者のドラゴンを地上に放ったように、ローパーとか他の奈落のダンジョンにいるモンスターを地上へ放っているのか?


 今回、臭獣人が動き出したので、対処できるローパーの中から私が選ばれたのではないのかな。


 ローパーは先駆者が作った生物兵器と言われるモンスターだし、望遠透視能力ルビーアイ があるので敵を見つけたらよほどではない限り、見失うことはない。


 ある意味最悪な戦闘生物兵器だよね。


 ターゲットを自動追尾システムがついている生物兵器など怖いってもんではないよ。


 それも私は望遠透視能力ルビーアイ で20キロ先まで見えるんだよね。


 そんなのに張り付かれたらたまったもんではないだろうな。


 ・・・


 それと臭獣人達はどんな魔法を使うのか聞いてみた。


 異世界人なので遺伝子細胞が異なるので魔法は使えないと言いわれた。


 なんで遺伝子細胞が関係あるのはわからなかったので聞いてみたら、


 先駆者が侵略者からこの星の生物を守る為、原住民に新たに遺伝子細胞を施し魔法と言う超能力を使えるシステムを構築したのだと言う。


 なにげに重要な爆弾発言を聞いてしまったと思った。


 やはり先駆者が魔法と言うシステム構築していたのね。


 というか来訪者と言う侵略者が来なければ魔法とかも使えなかったのではないのか。


 侵略者から守る為に施したっていうのはなんか痛い話だよな。


 確かに異邦人が現れなければ必要のない物だったかも知れないな。


 それと私がどうして管理者に選ばれのか聞いてみたら守護者のドラゴンはこう言っていた。


 冒険者の一件で管理者が見て臭獣人に対抗できるとして選定されたと言われた。


 まぁ、話は筋が通っているし理解もできる。


 最初に聞きたかった話もここで聞けたけど、それはあんまりではないのかな。


 今現在、標的を確認している最中でいずれ直視の宝珠から臭獣人が見えてくると言っていた。


 その標的を始末するのがお前の役目だと話していたな。


 あぁ、やはりそうなのね、臭獣人を倒しに行かなくていけないんだ。


 それにこの銀色の球って、直視の宝珠っていうんだね。


 今標的をを認識してる最中なのね。


 その臭獣人が見つかれば狙いを定め私は地上に飛ばされて行くんだ。


 それって完全に生物兵器ではないか、と言うかローパーはそうだったか。


 その為この球が私に離れずついて来ているのだね。


 納得はしたが、何か納得できない部分がある。


 守護者のドラゴンが地上に出て行って事を治めてくることはないんだ。


 これから私、限定のミッションがあるのね。


 なんか、がっくり来た。


 ・・・


 しかしこの守護者のドラゴン流暢にしゃべるな。


 丁寧なのか汚い言葉使うのか微妙だけどかなり知識が豊富にある。


 ダンジョンで寝てるだけと思っていたので、なんで知識が豊富なんだろう?


 もしかして管理者と直接的に繋がっているのかな?


 そんな感じがする。


 ・・・


 私は管理者に会ってみたいと話す。


 守護者のドラゴンは答える。

 「管理者には会えない」


 私はどうして会えないのかと理由を聞いてみる。


 守護者のドラゴンは答える。

 「管理者には実体が存在しない。

 世界を見て管理しているだけの存在だ」


 ?


 「それってなにかのコンピユータシステムで世界を管理されているのか」


「なぜおまえはコンピュータシステムという言葉を知っているのだ。

お前はもしかしてアナスタシアなのか」


 ?


 なんか知らないがファンタジー世界にいそうな女性の名前聞いてしまったと思った。


 私は

 「違う」

 と答えたが。


 アナスタシアが誰かと私は聞いてみた。


 守護者のドラゴンは話す。

 「先駆者が最初に作った、知恵あるローパーだ。

 私の同僚でフラワーパークを管理していた者だ。

 彼女をベースにローパーは作られたのだが、もともとフラワーパークを管理する存在だったのだが異邦人による襲撃によって防衛管理の守護モンスターとして生まれ変わってしまった。

 彼女のフラワーパークは翼人が現れた大陸の最前線の場所だったのだ。

 しかし大戦のさなか命を落としてしまったのだ。

 残念ながら彼女にはバックアップ機能が存在しなかった。

 その為記憶の復元が出来なかったのだよ。

 花を愛し優しい良い奴だったことを覚えている。

 彼女この地の住民の為ローパーの種族を使ってほしいと先駆者に言っていた。

 献身的に戦った結果住民を守って逝ってしまったのだよ」


 ・・・


 「先駆者はアナスタシアのバックアップはないが守護モンスターになる前の一部のデータが管理者に保管されていると言っていた。

 いつか平和になったらデータの復元も心みてみると話を聞いたことがある」


 ・・・


 うむ、悲しいことだね。


 侵略者が来なければたぶんだがフラワーパークという施設をこの星で平和に運営していたんだな。


 アナスタシアさんにはご冥福祈っておこう。


 でもそんな話聞いてしまうと私はどうしても地上へ行かなくてはならないのではないか。


 ドラゴンは話を続ける。

 「先駆者は彼女の意思をついで住民を守る為より強いローパーの守護モンスターを作り上げた。

 作られたローパーは献身的に戦っい世界各地を守っていた。

 おまえの世代は改良された5世代目の当時最強と言われたローパー種族だ。

 今回の任務に選ばれた当然の選択だろう。

 任務をしっかり果たしてくるのだな」


 うむ、どうやらどうしてもいかなくてはいけないのか。


 それも先駆者が作った5世代目の最強のローパーの種族らしいな。


 シュマちゃんも言っていたが、他の戦いで海王族との戦いかな、私の種族が活躍したらしいと言っていたな。


 と言うか海王族とかって海に関する生物ではないかな。

 

 それじゃ水中でも動けるんだ、と言うか海の中に入ったらでかいイソギンチャクになるよ私。


 地上での出来事のどうするか聞こうと思ったけど。


 私が臭獣人を倒しに行く事になっているんだ。


 結局私が地上に行かされることになっているのね。


 それも近いうちになりそうだな。


 臭獣人と言うやつのせいで、地上の獣人たちが苦しんでいるのと私のダンジョンでの生活が脅かされたのだ。


 臭獣人とやらに倍返しで報復しないといけないな・・・

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