第62話 謎のアイテム・・・
寝床部屋に帰ってきたら銀色の丸い球が落ちていた。
なんだろうこれは?
以前来たガゼルとかいう冒険者が持っていたアイテムにはこんなのなかったはずだ。
とりあえず先ほど狩りをしたモンスターを持っているので、非常食用の倉庫に入れてしまおうか。
私は銀色の球を警戒をしながら、彼女と狩をしたモンスターを非常食用倉庫に入れてしまう。
・・・
うむ、どうしようかな、手に取ってみようかな。
いや、やめておこう。
危険な感じも嫌な感じもしないのだけど、なんか別の意味でさわってはいけない感じがするな。
誰かここへ来たのかな、私は警戒を強め、索敵の制度を極限にあげる。
特に何もないな、索敵ではひっかかる反応が無い。
望遠透視能力 で部屋周り調べてみても特に問題はない。
銀色の球を調べてみるか、試しに望遠透視能力 で見てみたけど、特に変哲もない金属の玉のようだ。
大きさもバレーボールより一回り小さいくらいで特に変わった様子はない、ただこの銀色の金属の質感を見たことがあるんだよね。
シュマちゃんに借りた、最終階層の扉を開けるカードキーそれと同じ材質でできていると感じられるのだ。
シュマちゃんが持ってきたんかな?
シュマちゃんだったら、ここへ来るのもたやすく来られるだろうから、でも防衛の為階層から動けないって言っていたので違うのかな。
他の若い連中が使いでよこされたとしても、ここに来るのは厳しいのではないかな。
来たのはいいが届ける前にモンスターに襲われ食べられてしまう落ちもあるかな。
さすがにそれは無いだろう。
それに私がこの部屋を寝床部屋にしているってこと、わからないと思うんだけどね。
冒険者が持っていた関係のアイテムとは違って、あきらかにここのダンジョンに関係があるように思えるんだよね。
うむ、結論。
捨ててこよう。
私は、以前ガゼルという商人が持っていた日用品らしいアイテムの中から、棒の先に袋がついているアイテムを出した。
そのアイテムは長さ2メートルの木の棒に網の丸い袋が取り付けられているという。
おそらく何かを捕まえるためのアイテムみたいだけど、虫取り網を少し頑丈にしたアイテムなのだ。
危険そうではないアイテムはもったいないから空間魔法のアイテムボックスで全部いれておいたんだよね。
まぁ、空間魔法が使えるようになったので、役には立ちそうにないアイテムばかりだったけど、なんか捨てるのは持ったいなくてしまっておいた。
武器や防具類はほぼ全部処分してしまったけど、その他の雑貨は残しておいたのだ。
それじゃ、虫取り網で中にいれて捨てこようかな。
まぁ、害はないアイテムだと思うのだけど意味不明であるので気持ちが悪いんだよね。
とりあえず虫取り網にいれる。
別に異常は起きなかったので、私はすぐに部屋を出ていき透明化能力 の魔法を使って上の階層へ行く階段の方向へ走りはじめる。
上の階層に行き、そこで穴を掘って埋めておこう。
そう思ったのだ。
透明化能力 を使っているのでモンスターにあっても問題なくやり過ごせた。
ふぅ、階段についたな。
それでは上階へあがって、適当な所に穴を掘って埋めてこよう。
とりあえず、索敵で近くにモンスターがいないか確かめる。
よし、モンスターはいないな、私は階段から少し離れたところに穴を掘る。
ここでいいだろう、銀色の球を埋めてしまい捨ててしまった。
ふぅ、これで不明な問題は終わりにしよう。
よくわからないものは捨ててしまうか隠してしまう、見なかった事にすれば問題は無いだろう。
おかしなやり方だけど直感でこれが一番いいと感じがしたのだ。
それでは帰ってゆっくり休むとしよう。
面倒なことにはかかわらない、それがどの世界でも同じ鉄則だ。
・・・
捨てて来て寝床部屋に戻ってきた。
いつもどうり石片を食べ休むことにした。
・・・
いつもどうり起きはじめたら、目の前に昨日埋めて捨てたはずの銀色の球が目の前にあった。
どういうことだ、誰も来なかったぞ。
休んでいる最中は眠りはしないけどスリープモードの仮死状態なので、頭はおきているし眼も見えるのだ。
それなのにまったく気づかなかった。
今現れたと言ってもいいのだ。
・・・
?
もしかしてこの球がモンスターなのかな?
生きていて移動してきたか、でも生きている反応は全くないし不明な物体だな。
私は警戒を強めもう一度索敵と望遠透視能力 を使い銀色の球の調べてみる。
やはり特に何もない。
うむ、このダンジョンに関係するアイテムだと思うのだけどね。
!
管理者か!
管理者という言葉が頭にひらめいた。
管理者がなにか私にメッセージでも投げかけているのかな、そんな気がしてきた。
でも手に取ってしまったら絶対面倒なことに巻き込まれそうな感じがするのだけど。
そうだ!
とりあえず、ここにはドラゴンという守護者がいるのではないか、
ドラゴンの部屋のところへ持っていき捨ててこよう。
もし、このダンジョンとは関係ないアイテムだったとしても、一応ドラゴンは守護者なんだから、この銀色の球を異物と判断して排除してくれるかもしれない。
守護者のところへ持って行くのだったらまったく問題はないだろう。
私は急いで虫取り網を出し、銀色の球を拾いはじめる。
今日は、彼女には寝床部屋にいてもらうことにしよう。
ドラゴンのところへ行くのだから、結構道のりがあり、帰りがけに狩りしてモンスター持って帰れば、今日の仕事はかたがつく。
まぁ、私の仕事はモンスター狩りして食糧を集めることだから、たいした仕事ではないんだけどね。
彼女に私の思った旨を伝え、ここに今日はいてもらうことにした、彼女はしゃべれないけど意図は理解してくれるんだよね。
私はすぐさま、いつもどうりの狩りのスタイルで守護者のドラゴンのところへ行ってみる。
ドラゴンのいる大部屋の前の通路についた、ここで透明化能力 をやめ中に入ろうとする。
ドラゴンはこちらでなにもしなければ特に襲ってきたりはしない。
逆に透明化能力 とかして近づくと警戒させてしまうと思ったので、すべての魔法、スキルの使用をやめる。
大部屋の中に入るとドラゴンはいつもどうり目をつむって寝ているな、それでは、この部屋の端のところへ銀色の球を置いておこう。
銀色の球を置いたがドラゴンは何も反応しないな。
やはり危険なアイテムではなかったようだ。
あとは守護者のドラゴンに任せればいいだろう。
私は銀色の球を置いてすぐさま立ち去る。
さてと、帰りがけは狩りをしていこう。
これでまったく問題はないだろう。
・・・
帰りがけ狩りをして食料を調達してきた。
非常食用の倉庫をいっぱいにしたいので、少し頑張って多くのモンスターを狩っていった。
・・・
ふぅ、もう少し狩りして食料を集めたいな、あ、駄目か、早く帰らないと私の相棒がお腹を空かせて機嫌が悪くなるかも知れないな。
今日の狩りはこのくらいにして寝床部屋に戻ろう。
・・・
寝床部屋に戻ってきたら、部屋の中央に銀色の球が落ちていた。
なんだと、どういうことだ確かに捨てたはずだ。
それに、ローパーの彼女が目の前にいるんだ。
なにかあれば気付かないなんてありえないだろう。
この銀色の球は彼女が特に気にしていないということは、特に危険なものではないということは確かだろう。
でも私には不安材料にしか思えない。
うむ、どうしようか、とりあえず部屋の角の隅にでも置いておくことにしよう。
これでどうなるか見てみよう。
とりあえず、お腹が空いたのでご飯だ。
狩りしてきたモンスターを出して、彼女といっしょに食べてしまうことにする。
考えるのはそれからにしよう・・・




