チャパヤッパ
「ねぇ、アンナ姉…チャパヤッパって知ってる?」
のどかな昼下がり、食堂で夕食に出す豆の、傷んだ物を選り分けながらユーリは聞いてみた。
この間、母が言っていた単語がずっと気になっていたのだ。
今は食堂でアンナと2人きり。2つ歳上の幼馴染みは、『おっきい部屋』の子供達の中でも一番大人びていて、情報通だ。
話の流れ的に、異性への褒め言葉と言う事は何となくわかる。きっと知っているとユーリは思った。
「ちょっと…あんた子供のくせに、どこでそんな事聞いたのよ」
少し非難するような…後ろめたい事のあるような口調でアンナは作業する手を止めた。
えっこの雰囲気は…
「えっ。エロいやつ!?これ下ネタ??」
とてもキラキラした目でユーリは聞いた。
「ちょっ…エロいっていうか…子供が知るにはまたちょっと早いやつよ!」
普段クールなアンナが、少し照れたように言う物だから、余計に知りたくなる。
「えー、アンナ姉もそんな歳かわんないじゃん!ねぇねぇ、何のこと?てかママ、子供にエロいやつ言ったの?ヤバイね!」
「えっ、マリエルさんが言ってたの??
えっ、じゃあジークさんがマリエルさんに?
えー…まぁ、いやでも…あの2人なら、それくらい…」
「ねぇねぇ、何!閨での事?チャパヤッパって!チャパチャパしてヤッパすんの?!」
「ちょっと、ユーリ!!そんな事口にするんじゃありません!」




