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いよいよ町の外壁づくりスタート! 固く長く維持できる方法は!?

蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


新ダンジョンまでの道が完成し、要所に結界も張り終えて、

レオンは着々と新ダンジョン開放への準備が整えて行きます。

そして今回は、町の周辺に魔物や盗賊がはびこる世界には必須と言える

「アレ」を作っていく事になるようです。


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

森の道は出来た。

休憩所も出来た。

旅館や食堂、居酒屋などの店も、絶賛建設中!

武器屋などの店も、王都の商会が建設を進めている。


急ピッチで、作業が進んでいるんだけど、

町の塀・・・というか外壁をどうするか。

まだ結論が出ていない。


じいちゃんと、母さんに相談してみたんだけど、

土魔法以上の案は出てこなかったんだよね。

残念。。


土ってどうやったら固くなるかなぁ?


以前、ちょっと考えたコンクリート、

セメントの材料がイマイチ良く分からない。しかも、作業が大変そう。


鉄筋・鉄骨を通す?

いや、周囲の土壁自体が崩れたら、骨組みが有っても意味がない。


「土を固くする・・・陶器、レンガ・・・焼く・・・

焼く!? やってみるか!」


ということで、オレは土魔法で壁を作って、それを炎で焼いてみることにした。


「ランド・リフト!」

ズドドドドーン!


オレの分身のようなキャスター精霊の魔法で、

相変らず豪快に土の壁が出来ていく。

今回も、取り敢えず幅5メートル、高さ3メートルほどの土壁を作ってみたんだ。

ここまでは良い。


そして炎魔法・・・・

「フレイム・ショット!」


キャスター精霊に炎魔法の指示を出す。

すると、彼の目の前から炎の塊が、土壁に向かって飛び出していく。

でも、ぶつかる・・・そして、落ちる。。。


「なんかこう、炎の火柱がボーッ!て

土壁を取り巻くように燃え上がる・・・

そんな魔法が欲しいんだよなぁ」


ボワァーーーッ!!


「うわあっ!」


頭の中でイメージした途端、キャスターが発動した炎の柱が

土壁の周囲を取り囲んでいく。

オレの想像力、恐るべし!


燃えろ、燃えろ、燃え上がれぇ~!


そして数分後、勢いよく燃えていた炎が消えていく。


土壁が燃えると、真っ黒になる? そう思ってたんだけど、

レンガのような赤褐色に、こんがり焼け上がったんだ。


「あちぃっ!」


固さを確かめようと、土壁を "コンコン"って叩いたら、

まだかなり熱かった。

当たり前だろ(苦笑)

バカすぎるオレ。。


暫く待って、改めて固さを確認していく。


"カンカンッ!"

甲高い良い音! 本当にレンガみたいなんだ!


ならば!

「召喚【メテオ】!」


固さを試すなら、やっぱコイツだ!


20メートルのタイタン、

いつ見てもデカイ。


なので・・・

「分身6体!」


20メートルのタイタンが、3メートル x 6体に別れていく。

この子達なら、ちょっとカワイイ。


「壁にパンチしてみて!」


そのうちの1体に指示を出して、壁にパンチをさせみたんだ。

すると・・・


「おぉ、すっごい丈夫だ!」


流石にメテオの攻撃力は高く、1/6の分身体でも、

パンチを打ち込んだところに、ヒビが入ったんだけど、

でも、壁が壊れることは無かった。


「もう一回!」


2発目のパンチ!

殆ど同じ場所を殴ったので、ひび割れが少し大きくなったんだけど、

でも、壁は持ち(こた)えてる


今の土壁の厚みは50cm位だけど、もっと分厚く作ってみれば、

かなり頑丈な壁ができるんじゃないかな?


その後も、壊れるまでメテオ1/6に壁を殴らせてみたんだけど、

結局、1/6ではヒビが大きくなっていくだけで、壁自体を壊すことが出来なかったんだ。


「いいね、いいねぇ~!」


この壁の強度はなかなかのものだ!


あとは、メテオが殴るとき、壁自体は壊れなかったけど、

壁そのものが後ろに倒れそうな、不安定感も有ったので、

土の中に杭か鉄筋のようなものを打ち込むか、

あとは、内側に支えを追加するか?


とにかく、もうひと工夫必要に感じられた。



そしてオレは、再びギルド長に報告して、町長とも話をして、

町とディープ・フォレストの境目に、高さ5メートル、奥行き2メートルの

外壁を作ることにしたんだ!



外壁づくりの初日・・・

町長のコリンズさん、ギルド長のガリックさん、

それに、ギルドの依頼を完了させて帰ってきていた 父さん、母さん、

更にじいちゃんとノエルらが立ち会う事に。


それと、ちょっと遠巻きに、町の人が野次馬のようにワイワイ騒ぎながら、

こっちの様子を見ているのも分かる。



「いや~、レオン君、本当に何から何まで助かるよ」

「いえ、コリンズさん、今日はよろしくお願いします」


町長のコリンズさんを、作業現場で見かけるのは、

これが初めてだった。


この人、いつも何の仕事をやってるんだろう。


そして・・・

作業初日といいながら、

実は前日までに、外壁の自立性を強化するための杭を、

地面に打ち込んであったんだ。


その時も、メテオ(タイタン)君が大活躍だった(笑)



「じゃあ、いきますね~!」

「おう、頼んだ!」


ギルド長の声を合図に、オレはキャスターに指示を出していく。


「ランド・リフト!」

ズドドドドドーンッ!


「おおぉーっ!」


目の前の土が急激に盛り上がり、一気に壁が出来ていく。

それを見た観衆が、歓声をあげて喜んだ。


そして、仕上げ!

「インフェルノ!」


この間、頭の中で想像して出来た炎の柱魔法。

オレは、それを "インフェルノ"と命名した。

なんかのアニメで、昔、見たことが有ったから。


「おおおおおーっ!」


更に大きな観衆の声。

壁の周囲に激しい炎の柱が燃え盛り、土の壁を一気に覆い尽くしていったんだ。


数分後・・・

見事にレンガ色をした高さ5メートル、幅10メートルの壁が、

あっと言う間に出来上がってしまう!


町長も、ギルド長も、うちの家族も大はしゃぎ!

背後の観衆は、狂喜乱舞だったんだ(笑)


その後も、オレとキャスター精霊は、この作業を繰り返していった。


20メートル毎に円筒形の側防塔を挟む様にして、

更に、事前の打ち合わせで、扉をつける事に決まっていた場所には、

インフェルノで燃やす前に、ウィンド・カッターで穴を開けたりするなど、

思いの外、細かい作業もあったんだけど、

失敗したら魔法で壊して、また作り直せば良かったので、

そんなに神経質になる事も無かったんだ。


そんな作業が3日ほど続き、町の外壁は、ほぼ完成した。


グリーン・ウッドの町の東側はルミナ湖があるので、

そちら側に壁は作らなかったけど、町の北側、西側、南側を

グルリと取り囲む感じで、我ながら見事な出来栄えの外壁となっていったんだ。


そして我がウォーカー家も、ようやく町の外壁の内側に入ることになり、

魔物の脅威にさらされる可能性は、かなり減ったんじゃないかと思う。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


レオンは見事、町の外壁作りを完了させることが出来ました。

魔法で作った土の壁を長期維持できる方法も確立できたようですね。

さすがです。


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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