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「なぜですか?」
「シェイナは異世界から来た女だろ。住んでた世界が違うというか・・・・」
「そんなことでシェイナさんを差別するんですか」
「違う!そういうことじゃない。ただ・・ただシェイナはいつかは自分の世界に帰るんだろ。そんなシェイナを花嫁になんか・・」
「はぁ-。まったく・・殿下がそんな弱虫とは思いませんでしたよ」
「なっ!それはどういう意味だ!カウリ」
「そのままですよ。シェイナさんを幸せにする気がないということでしょう」
「口を慎め!」
「だってそうでしょう。ティアス様が本気でシェイナさんを幸せにしようと思うなら世界が違うなど関係ないじゃないですか。シェイナさんにこの国が、殿下のそばが一番居心地のいいようにすれば元の世界に戻りたいなど考えなくなりますよ」
「・・たしかにお前の言うとおりかもしれん」
「なら」
「だがシェイナは・・シェイナは泣いたんだぞ。元の世界の人達に会いたいと・・」
「・・・・あきらめるのですか?」
カウリの質問を考えこんだ後、椅子から立ち上がった。
「どちらに?」
「書庫だ。異世界についての調べものが途中だからな」
「殿下はそれでいいのですね?」
カウリからの質問には答えようとはせず部屋を出て行った。




