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胸の中で泣いていたシェィナがだんだんと落ち着いてきたのが伝わってきた
軽い胸への抵抗が感じられそっと胸からシェィナを離した
泣いた後の残る赤い目を見てフッと目を細めおもむろに手をシェィナの頬へ添えゆっくりと唇をかさねた
重ねられた唇をシェィナも受け入れたがその後がどうしたらいいかわからずまたティアスの胸に顔をつけたままの状態に戻った
小さい頃からモテていたシェィナだが親の事故などで恋愛などをしている余裕などなく今のがファーストキスなのだ
恥ずかしさから顔をあげられずどうしようかと悩んでいたシェィナを見て優しくティアスが声をかけた
「冷えてきたな。そんな薄着じゃ風邪をひく。これでも着てろ」
そう言うと自分の身に付けていた上着を脱ぎシェィナの肩にそっとかけた
「えっ。でもこれじゃあティアスが寒くないの?」
「俺は大丈夫だ。部屋に戻ろう。あんまり遅いんじゃ皆が心配する」
「あっ はい!」
立ち上がり歩き始めたティアスを慌てて追い掛けた
「ルイアには知らせとく。ゆっくり休め。何かあったら遠慮せずに俺の部屋に来い。わかったな」
「・・はい。あの・・今日は・・ありがとうございました」
ペコっと可愛いく頭を下げたシェィナ
フッと目を細め「じゃあな」と頭をなで歩きだした
部屋へと入りベッドに横になり今日起こった出来事を思い出し1人で百面相をしていた
体をそっと起こし唇へと手を持っていきキスのことを思い出していた
(私ティアスとキスしたんだ・・。ファーストキスだったんだけどなぁ。でも嫌では全然なかった・・。私・・・ティアスが好きなんだ・・)
自分の気持ちに気付き恥ずかしさで枕へと顔を埋めた




