12.侍女
「休んでろって言われても。眠くないんだけど・・・」
はぁ。ため息をついて体を起こし座ってたベッドに体を倒した。
コンコン
1時間ほどだろうか、横になりウトウトとしかけていたら部屋のドアをノックする音が聞こえてきた。
「はい。どうぞ」
シェイナが体を起こしながら答える。
ガチャ
扉を開ける音とともにティアスと女の子が1人はいってきた。
「寝てたのか?」
「いえ。寝てはないですけど・・・」
「そうか。
お前の侍女を連れてきた」
「侍女!?わたしにですか?!」
「ああ、そうだ。お前は一応この国に来た客みたいなものだ。そのお前に侍女もつけずにほっとくということは出来ない」
「でも私はただの町娘です!そんな侍女なんて・・」
「監視もかねているんだ。つけないという訳にはいかない。相談相手にでも、友達にでも勝手にしてかまわんから、そばにおいておけ。
名前はルイアだ」
「はじめまして。ルイアと申します。シェイナ様」
綺麗におじぎし、仕事ができそうな綺麗な顔の女性が顔をだした。
「そんな様なんてつけないでください。えっと、これからよろしくお願いします。ルイアさん?」
「ルイアで構いません。シェイナ様は私の主人になるので様つけ無しで呼ぶことは申し訳ないですけど出来ません」
「そうなんですか・・。わかりました。でも私、本当に庶民ですし、そんなにかしこまらないでくださいね。それに、わからないことだらけなので沢山頼っちゃうとおもうので、あの、よろしくお願いします」
ペコッと頭を下げた後、はにかんだ笑顔を浮かべるシェイナ。
そんなシェイナを見てルイアはいい主人に巡り合ったと心の中で思ったのだった。




