表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の花嫁  作者: 霜月卯月
第Ⅱ章
10/39

9




あまりに核心を付いた質問をさも当たり前に聞いてきた。



シェイナ自身もなぜここにいるのかわからないし、ここがどこなのかも知らないのだ。




「えっと・・・その前にここはどこですか?」



一番初めに疑問に思っていたことを問う。



「ここはセルティア国だが」



聞きなれない固有名詞に動揺を浮かべる。



「セルティア国?それってどこですか?」



「どこと言われても・・ヨーロッパの中の一国だが」



「ヨーロッパ?それってなんですか?」



「・・・お前頭は大丈夫か?」



「し、失礼なっ!頭はいたって大丈夫です!!本当に知らないんですもん」


バカにしたような顔と口調に、つい、声を荒げてしまう。




「ヨーロッパを知らないって・・・お前どこの森の奥に住んでたんだ?」



「なっ!私はきちんと町で暮らしてましたよ!ロングバルド城下町で!!」



「ロングバルド?どこの国だそれ?」



「えっ・・。ロングバルド王国を知らないんですか?」


話の噛み合わないやり取りや、お互いがさも常識だという内容を理解できないことに不安を覚える。



「ああ。聞いたこともない。ヒューズ お前は知ってるか?」




今まで傍観していたヒューズも口を開く



「・・・いや。悪いけど聞いたことは一度もないな」



「嘘!ロングバルド王国は大国ですよ!それを知らないだなんて・・・」



「ヒューズ。今すぐ世界地図を持って来い。それとカウリも呼んで来い」



「あ、ああ。わかった」





部屋から出て行った青年を見ながら、シェイナは動揺を隠せなかった。


















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ