真化、そして新たな力
更新遅くなって申し訳ありません。
リアルが忙しく、執筆してる暇がそもそもありませんでした(汗)
来週からまた、通常通りなので、読んでくれてる方は期待しててください!
では、最新話、どうぞ!
(……はぁ……。相変わらず、マイペースだなぁ、あの神は……。)
そう思いながらも、エルガに怒りなどの負の感情は無い。むしろ、どちらかといえば呆れや感謝などといった好意的な感情のほうが大きかった。
さっき、と言ってもエルガが起きるまで若干のタイムラグがあるので、数時間ほど前の原神との邂逅では、原神はエルガに邪神の討伐という使命という名の強制をした。エルガも原神の神域にいた頃は幾ら何でも横暴がすぎると思っていたのだが、いざ冷静になって再び考えてみると、これはエルガに対する警告として伝えた、と考えることが出来る。
何故ならば、理由は不明だがエルガは皇翔として生きていた頃、その邪神に幸運値と呼ばれるものを搾取され続けてきた。そのため、邪神がこの世界に来た場合、真っ先にエルガが何らかの被害に会うかもしれないのだ。そして、その被害を回避、又は克服するためには被害を与えられた本人が元凶をどうにかしなければいけない。そのような条件を被害の内容に組み込むかもしれない。そう考えたのだ。
しかし、これは仮説で絶対ではないので、普通に原神が使命を出してその内容が偶々エルガと因縁のある相手だった、という可能性も否定出来ない。
(ま、どっちにしたって、転生させてくれた時に眷属にしてくれた原神のお願いなんだし、少しの無茶無謀ぐらい乗り越えてみるかな。)
こうして一通り使命について考えたあと、エルガは使命を遂行するにあたっての問題点を洗い出し、それを解決させていくことにした。
(やっぱり目下の課題は僕が弱すぎることだよね。原神にも言われたし……。アレを見ることが出来れば少しは強くなるんだろうけど、見る方法が分からない……。…………少し危険を覚悟で前々から考案してたのやってみようかな?)
一つ目の問題点、エルガ自身が弱すぎることに対して、原神は『アレは能力を工夫して使えば絶対に解ける』、『手っ取り早く強くなるにはアレを使えばいい』と言っていた。つまり、能力を工夫して使えばエルガは強くなるということになる。
そして、エルガは多少のリスクを背負う覚悟でとある能力を使用した。
(固有能力『無限思考』、発動。現在思考可能限界1054、全稼働。分裂体より1500の体積を消費し、150の思考を増設、及び全稼働。全思考の同調レベルを最大化。『高速演算』を使用し、全思考の演算速度を高速化。
固有能力『解析』を使用し、『解析』と『解析機構』の繋がりを解析………………)
その能力とは『解析』。解析する対象は『解析』スキル自体にある世界の機構の一部である『解析機構』との繋がり。そして繋がりの先にある『解析機構』自体。
通常、神ならざる身にて世界の機構を把握する事など、ましてやその一端ですらも知ることなど不可能。そのあまりの情報量に数瞬で精神がやられ、廃人となるからだ。
(………………っ。『超集中』発動………………、『無限思考』より思考数を200増設、全稼働……………)
しかし、エルガはその膨大な情報を大量の思考で受け止めていた。
〈『記憶力強化Lv.10』を取得しました。〉
〈『記憶力強化』が『完全記憶』に進化しました。〉
〈『完全記憶』を取得しました。〉
〈『解析Lv.5』を取得しました。〉
そしてその情報を記録するために、『記憶力強化』は『完全記憶』に進化した。そして『解析機構』と繋がりのある『解析』がレベルアップし、効率が僅かに上がった。
────
──
─
〈『解析Lv.6』を取得しました。〉
〈『解析Lv.7』を取得しました。〉
〈『解析Lv.8』を取得しました。〉
〈『解析Lv.9』を取得しました。〉
〈『解析Lv.10』を取得しました。〉
〈付随して固有能力『記録』を取得しました〉
〈『完全記憶』は固有能力『記録』へと統合されました〉
〈称号『機構ヲ模擬トル者』を取得しました〉
〈称号『異常個体』を取得しました〉
〈『超集中Lv.10』を取得しました〉
〈『超集中』が『精神統一』に進化しました〉
〈『精神統一Lv.1』を取得しました〉
〈『瞑想』は『精神統一』へと統合されました〉
〈『高速演算Lv.10』を取得しました〉
〈『高速演算』が『超速演算』に進化しました〉
〈『超速演算Lv.1』を取得しました〉
時間にして凡そ2日と少し。エルガは『解析機構』を、一部とはいえ『世界の機構』を、固有能力として己の力に変えた。また、『解析機構』を取り込む際、『解析機構』と深く関わりがある『記録機構』も付随して模擬とっていた。
(……あぁ、なるほど。『記録』に今まで解析してきたものを貯めておいて、類似したデータを抽出、完全解析って感じなんだね。)
そして、エルガは新たに取得した固有能力の特性を理解し、同時に固有能力『解析』と『世界の機構』としての『解析機構』との相違点を発見した。
(『世界の機構』としての『解析』は、外観、これまで収集したデータ、使用記録、発現時の状況から『解析』してる。でも、僕の『解析』は存在情報を読み取って、それから『解析』してる。しかも、これは魂の情報だって例外じゃない。……となると、この能力ってもしかして…………。)
〈個体名:エルガの固有能力『解析』が真化しました。〉
〈『解析』が『存在解析』へと真化しました。〉
突如としてエルガの思考に鳴り響いたステータスアナウンス。それは、エルガの思考を一瞬停止させるために十分な威力を発揮した。
(…………は?ちょっ、ちょっと待って!真化って何!?えっ、ちょっ、『存在解析』?!)
パニクったエルガは、数分してから『精神統一』まで使用して冷静さをなんとか取り戻し、改めて真化のことを『解析』……いや、『存在解析』で調べた。
(は?凄く使いやすいんですが……。……『真化』。真化とは、魂の力である固有能力が、持ち主の能力理解によって権能としての在り方へと一段階進化すること。……権能って、……確か神様の力とかそんな感じだったような……。)
エルガの予想通り、権能とは神の力だ。ここでは詳しく語らないが、権能の在り方で神としての在り方が決まるものだ。
そして、自身の能力がそんなものへとなっている事に気づいたエルガは、混乱……しなかった。逆に、精神を疲労した状態ながらも維持で起きているため、ある種、深夜テンションに近い状態へとなっており、どのような力なのか調べるのが優先とばかりに『存在解析』を自身に使用した。
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『存在解析』
世界の意思により、魂を中途半端に解析された事で、無意識に魂が解析される感覚を覚え、発現させた固有能力『解析』が真化した固有能力。元世界の機関の一端。
対象の存在情報を読み取り、対象の全てを知ることが出来る。真化情報型開示系準最高位固有能力。
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(……やっぱり、存在情報の読み取りが『解析』だったのか。いや、もう『存在解析』……やっぱり『解析』でいいや、言い辛いし……。というか、存在情報読み取れるならアレの解析も出来るかな?)
そう思いながら、エルガは再び自身へと『存在解析』をした。
(……んー、やっぱり神の力ってすごい。90の思考で突破できない隠蔽って……。でも、隠蔽自体を解析してって………良し、隠蔽の情報取得。)
────個体名:エルガより、情報の能力化を確認
────新たに個体名:エルガの魂より固有能力が生成されます
──────種族特性『始◼◼◼◼』の条件5、“固有能力5つの保持“の達成を確認
────内包エネルギーを使用し、固有能力発現を補助し、開花させます。
────固有能力『神隠』を開花しました。
────なお、この能力はこれ以上真化しません。
〈固有能力『神隠』を取得しました〉
〈『隠蔽』は固有能力『神隠』に統合されました〉
そして、ちゃっかりと隠蔽を固有能力として得たエルガ。これ自体は完全に予想外な為、今度こそ完全な思考停止に陥ったが、その直ぐあとに調べると安堵と苦笑と言った感情がいっぺんに出てきた。
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『神隠』
神の力の一端、権能の使用痕跡より開花した力。元々権能の痕跡から作成された力のため、これ以上真化しない。
存在をブラックボックス化し、対象を並大抵の開示系能力の使用では認知出来なくする。情報型隠蔽系神級固有能力。
追伸:おめでと〜、この能力が使えるってことは〜、やっぱり僕の予想した通りの能力だったね〜。この能力は好きに使っていいよ〜。By.原神
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(……こんな結構な能力も、字面を見る限り、『少しは役立つかもしれない能力』なんだね、原神にとっては。)
そう思いつつも、アレの存在情報を随時解析し続け、遂にアレの在り方が分かった。
(さてさて、どんな感じのものなのかな……?……!?)
やばい……徐々にインフレしてきてる……。しかもこの能力ははもっとあとに登場させる予定だったはず……!
ドウシテコウナッタ・・・。
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1月13日
新作投稿しました。下記のURLより移動できます。
『虐げられてきた僕は迷宮主となり害悪共を【掃除】する』
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