1/3
序章
人によってはGLと感じるかも知れませんので、苦手な方はご注意ください
首をはねなければ、やつは何度でもよみがえる。
誰かが私にそういった。
彼女が、好戦的な目で、私を見る。
恐ろしいほどに、美しい瞳で。その瞳には諦めたような感情も混ざっていた。
そんな彼女の首をはねることができるはずもなかった。
しかし、彼女の首をはねることができるのは私だけ。
もし誰かが、私に剣を握らせて、首をはねたのなら、彼女は絶命する。
あの綺麗な瞳を見ることは、もう二度とできない。
ならば、どうすればいいのか。
考えるまでもない。
私が、死ねばいい。
こうして、剣を首にあて、引けばいい。
視界が黒く染まる。
周りにいた人間が、悲鳴をあげる。誰も彼女を消し去ることができなくなってしまったから。
ざまあみろと思う。
悲鳴の中で、一際大きな笑い声が聞こえた。風のような笑い声。彼女のものだ。
意識が途切れていく中で、その声が笑い声ではなく、悲鳴に近い泣き声だとわかった。
あぁ、彼女は私が死んでいくのを悲しんでくれている。
それがわかっただけで、私はもう――
アリサ……
生まれ変わったら、もう一度、あなたに――……




