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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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エピソード85 封建制度という政治体制の持つ最大の強み

「あっ。お、御帰りなさい。フロリアーヌ女史。真実ヴェレーナ女史…」


希望ナディーネさんとハンナさんの御二方と別れまして、学生寮シュトゥデンテン・ヴォーンハイムの女子寮で隣室同士の私とヴェレーナさんの部屋に向かい二人で廊下を歩いて移動をしていますと、ザスキア女史から声を掛けられました。


『はい。ザスキア女史。貴女はもう夕餉ゆうげと湯浴みは済まされましたか?』


私に返事をしてもらえて嬉しいらしいザスキア女史は、控え目な笑みを御浮かべになられまして。


「は、はい。フロリアーヌ女史…。学生食堂メンザ公衆浴場バーデ・ハオスで、御夕飯と御風呂は済ませました」


私とザスキア女史による会話を、ヴェレーナさんは緑青色ギフト・グリュンの瞳にて御覧になられますと。


『廊下での立ち話は、他の皆さんに迷惑を掛けるかも知れませんから。三人で談話室に行き、話をした方が良いかと思いますわ。フロリアーヌさんにザスキア女史』


確かに廊下での立ち話は、帝都魔法学園の女子寮で寄宿生活を送られていて、自室にて復習や予習をされている他の女子学生に御迷惑を掛ける恐れがあります。


『有難う御座いますヴェレーナさん。宜しければ話の続きは談話室にしてしたいと思います。ザスキア女史』


私が御礼を述べますと、ヴェレーナさんは銀白色ズィルバー・ヴァイスの髪の毛を揺らしながら笑顔にて御頷きになられましたが。私達の反応をザスキア女史は慎重に観察されましてから、頭を下げられまして。


「は、はい。非常に嬉しく思います。フロリアーヌ女史にヴェレーナ女史」


『それでは談話室に移動をします』


『はい。フロリアーヌさん♪』


「は、はい。御供をさせて頂きます。フロリアーヌ女史に、ヴェレーナ女史…」


{首飾ハルス・ケッテりの主とザスキア女史は、帝都魔法学園にて根元魔法を学ばれていられます、同い年の女子学生でもある女魔法使マーギエリンいですが。話し方や態度がかなり異なりますな?。我が主}


ヴェレーナさんは帝都にて手広く商売をされていられます、免状貴族エードラー身分の豪商を御父君とされます生粋きっすい帝国之住民ライヒス・ビュルガーですけれど。ザスキア女史はケーニヒスベルク家の辺境伯マルク・グラーフ閣下が、大将の軍階級にて指揮なされていられます、東方拡大戦争にて帝国と交戦状態にあるザクセン公国の血統ですから。帝都魔法学園にて根元魔法を学ばれていられます同い年の女子学生でも、話し方や態度に違いがあるのは。地方部出身の平民身分の村娘の私からすれば、特に違和感は覚えません。髪飾ハール・シュムックり。


{封建制度を政治体制に採用している帝国の首都である帝都には、本当に多様な人物が集まられていますな。我が主♪}


それが皇帝陛下を君主としていただく、封建制度という政治体制の持つ最大の強みだと私は考えています。皇帝陛下に恭順して帝国に帰属さえすれば、身分の違いはあれど誰でも受け入れるふところの深さがありますから。

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