エピソード779 明日の放課後に図書館で試してみるべきかも知れませんわね
『帝国騎士様として財務警察に奉職をなされますアンリ卿は、御父君であらせられますレバークーゼン家の子爵閣下の動向については一切御話にはなられませんでしたわね、私の花さん♪』
帝都魔法学園の談話室での話を終えましてから、私と真実さんは学生寮の女子寮に場所を移しまして、寝台に並んで腰掛けながら二人きりにて御話をしています。
『はい、私のヴェレーナさん。レバークーゼン家の子爵閣下の庶子にして次男でもありますアンリ卿は、口の硬い高潔な貴公子だと思います』
{我が主が然り気無く話題を向けましても、レバークーゼン家の帝国騎士殿は御父君の動向は話されませんでしたな}
『帝都憲兵隊の副総監という要職に就かれていられます、ケルン家の伯爵閣下を御父様とします私は、アンリ卿からは多くを学んでいます』
私の感想に対して、寝台に並んで腰掛けていますヴェレーナさんは笑顔で頷かれまして。
『私のフロリアーヌさんは、本当に向上心と知的好奇心が旺盛だと感じますわ♪』
知的好奇心旺盛といえば…。
『内務省検閲局に見習いとして働く為に手帳を受領したのですが、これで図書館でも閲覧制限のある書籍が読めるかも知れません?、私のヴェレーナさん』
{我が主が天命思想の帝国の君主であらせられます皇帝陛下の直臣の臣下でもあります帝国女騎士身分を目指されたのも、図書館で閲覧制限のある書籍を読む為でしたからな}
その通りです、髪飾り。
『明日の放課後に図書館で試してみるべきかも知れませんわね?、私のフロリアーヌさん♪』




