エピソード775 大切な御息女が問題無く内務省に出仕する事が出来るか御気遣いになられていられるようです
『アタシは内務省の地下二階で、衛兵隊の副長に挨拶をした、花』
『やはり内務副大臣にして衛兵隊の総隊長であらせられます、バーデン家の女辺境伯閣下は、本日は内務省の建物内には御不在でしたか、希望さん』
内務省の建物の地下三階にあります検閲局から、魔道具でもあります魔力式昇降機を用いて職員食堂と休憩室のあります地下一階まで移動をしましたが、内務省管轄の衛兵隊に奉職をなされましたナディーネさんも来られていました。
『アタシの腕輪が脳内会話の念話で話し掛けて来ている時点で、非常に強力な魔力を身に纏われていられる女魔法使いであらせられる、バーデン家の女辺境伯閣下が内務省の建物内に御不在なのは予想が出来たからな、フロリアーヌ』
意志ある魔道具でもあります貴方が念話で話し掛け来ている時点で、バーデン家の女辺境伯閣下は内務省の建物内には御不在なのだと予想はしていました、髪飾り。
{御明察畏れ入ります、我が主}
『私は地上階の待合室に騎士殿を待たせていますので、そろそろ行かなければいけません、ナディーネさん』
地下一階の休憩室で私と話していられましたナディーネさんは、灰白色の髪の毛を揺らしながら頷かれまして。
『アタシも貴族街のゾーリンゲン家の上屋敷で帰りを待つお袋に、内務省での感想を話さないといけないからな、地上階までは一緒に行くフロリアーヌ』
ナディーネさんの御母堂様であらせられますゾーリンゲン家の男爵夫人様も、大切な御息女が内務省に問題無く出仕する事が出来るか御気遣いになられていられるようです。
『解りましたナディーネさん、一緒に地上階まで行きましょう』




