エピソード730 他者との交友関係を築く能力が特に高いと感じます
『チャプンッ、シャアアアッ』
『令嬢花女史から教えて頂いた宮城内部の様子は、非常に興味深く感じます』
『御役に立てて幸いに存じ上げます、ラジヴィウ女史』
公衆浴場での湯浴みに来ましたら、平原諸侯連合のエルジュビェタ・ラジヴィウ女史と女湯で御会いをしましたので、叙任式の予行演習を行いました宮城内部の様子を機密に抵触しない範囲にて御話をさせて頂きました。
『エルジュビェタはポルスカ諸侯連合の大使館で、お風呂に入る事もあるんだよね?』
…貴族共和制を政治体制に採用していますポルスカ諸侯連合にて、諸侯総会に議席を占められていますラジヴィウ家の跡継ぎであらせられますエルジュビェタ・ラジヴィウ女史に対しまして、平民身分の恵さんが話し掛けられますと。
『はい、ハンナさん。叔父様が駐帝国の大使をされていますポルスカ諸侯連合の大使館にて、湯浴みをする事もあります』
エルジュビェタ・ラジヴィウ女史御自身は気にされてはいないようですけれど、ハンナさんの幼馴染みでもあります希望さんは胃が痛いと思われます。
『ナディーネやフロリアーヌも、貴族街にある上屋敷のお風呂に入る事があるよね?』
私とナディーネさんは、女湯の大浴場のお湯に浸かりながらハンナさんに対して頷きまして。
『はい、ハンナさん』
『ああ、その通りだなハンナ』
ポルスカ諸侯連合からの留学生でもありますエルジュビェタ・ラジヴィウ女史は、私達の話を聞き御頷きになられまして。
『湯浴みを行う場所を替えますと、気分転換にもなりますからね、ハンナさん』
『エルジュビェタの言う通りだよね♪』
私の学友の中ではハンナさんとルネ卿の二人が、他者との交友関係を築く能力が特に高いと感じます。




