エピソード727 我々のような選良と一般人の間には生まれ持った違いが確実にある
『帝国軍の中でも全員が魔法使いと女魔法使いで構成されているのは、ヴィルヘルミーナ少佐が所属をしている近衛師団だけだよね?、希望』
『ああ、その通りだ恵』
帝都魔法学園にてザスキア女史と真実さんとハンナさんの三人と合流をしまして、飲食店に向かい石畳で舗装をされています帝都アーヘンの街中を歩きながら話をしています。
『軍用のミスリル銀製の魔道具の中には、飛翔や魔法障壁を付与されているのもあるが、やはりいざという時には自ら皇帝陛下と帝室の皆様方の玉体を御護りする為の盾の役割を果たすには、自分自身の根元魔法で飛翔で空を飛び魔法障壁を発動する事が出来る、魔法使いと女魔法使いの方が圧倒的に適任だからな』
軍人一家でもありますゾーリンゲン家の男爵閣下のご息女でもありますナディーネさんによる説明に、幼馴染みのハンナさんは短いツインテールの髪の毛を揺らしながら頷かれまして。
『やっぱり私達みたいな女魔法使いが根元魔法を発動するのと、それ以外の人達が魔道具で同じ効果を発動するのとでは時間差があるのかな?』
私の根元魔法の最初の師でもあります魔法使いの退役少尉の話では、自動発動する魔道具でなければ訓練を受けて実戦経験のある帝国軍人でも違いがあると体験談を話されていました。
『爺さんや勝者之民兄貴の話によると違いがあるそうだな。素手で相手を殴るのと、刃物を鞘から抜いて斬り掛かるのと同じくらいの違いがあるそうだ』
帝国内戦を経験なされましたゾーリンゲン家の准将閣下を祖父とされますナディーネさんも、幼い頃から実戦経験のある家族の皆様方によります体験談を聞いて成長なされました。
『確かに俺達は何かあれば真っ先に根元魔法を発動を考えるが、そうでない一般人は他の手段を先に考えてから魔道具の使用に意識が向かうから、反応には時間差が生じるな』
デュッセルドルフ家の上級の騎士様の子息でもありますルネ卿が、天から根元魔法の素質を授かりし選良の魔法使いとしての見解を述べられますと、親友のアンリ卿も同意を示されまして。
『父上も同様の見解を示されていたルネ、やはり我々のような選良と一般人の間には、生まれ持った違いが確実にある』
{アンリ卿の御父君であらせられますレバークーゼン家の子爵閣下は、根元魔法の火槍にて一撃で化物を倒される強力な魔法使いですからな、我が主}
アンリ卿の御父君であらせられますレバークーゼン家の子爵閣下は、財務警察の警視正という要職に就かれていますから、帝国軍人の皆様方ほどではないにしましても、帝国では禁呪として厳しく禁止をされています死霊術を用いて不死者や化物と化した存在と対峙せざるを得ない事態に直面される事もあるのだと思われます、髪飾り。




