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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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エピソード716 貴女は止事無い身分であらせられます目上の御方から可愛がられていますね

令嬢フロイラインフロリアーヌ女史、迎えの馬車が到着しました』


『有難う御座います、帝国女騎士ライヒス・リッテリン様』


帝都魔法学園にて治癒魔法ハイル・ツァオバーの講義を担当されています、帝都憲兵隊を古巣とされる帝国女騎士ライヒス・リッテリン身分の老女教授は、恭しく深々と御辞儀をしながら御礼を述べました私に対しまして、冷ややかな眼差しを向けながら。


『貴女は止事無やんごとない身分であらせられます目上の御方から可愛がられていますね、令嬢フロイラインフロリアーヌ女史』


{どういう意味でしょうな?、我が主}


解りません、髪飾ハール・シュムックり?。


『恐悦至極に存じ上げます、帝国女騎士ライヒス・リッテリン様』


老女教授は私に対してそれ以上は何も言われずに、背を向けて立ち去られました。


「老女教授は相変わらずフロリアーヌに対する当たりが強ぇな」


ゾーリンゲン家の男爵バローン閣下の末子まっしでもあります希望ナディーネさんがやや声を潜めながら話されますと、幼馴染みでもありますハンナさんも苦笑を浮かべながら頷かれまして。


「一応は伝えに来てくれたけれど、嫌々なのが見え見えだよね」


コクッコクッコクッ


ハンナさんによる見解に対して、ザスキア女史も黒髪シュヴァルツを揺らしながら小刻みに頷いて同意を示されました。


「まあ、態度には問題ありだが、迎えの馬車が到着したのは教えてくれたからな」


デュッセルドルフ家の上級の騎士シュヴァリエ様の子息でもありますルネ卿の言葉に、親友でもありますレバークーゼン家の子爵ヴァイカウント閣下の庶子にして次男のアンリ卿が同意を示されまして。


『ルネの言う通りだな、馬車に向かうとしよう。令嬢フロイラインフロリアーヌ女史と令嬢フロイラインナディーネ女史も宜しいですか?』


黒髪シュヴァルツ褐色ブルネットの肌色をされています、高潔な貴公子でもありますアンリ卿による確認に対しまして。


『はい、アンリ卿』


『ああ、行くとするかアンリ』

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