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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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エピソード712 不思議と嫌悪感は覚えません

『私の大切なトホターであるフロリアーヌ金髪ブロンデス・ハールは、肌理細きめこまかくて整えやすいですわね♪』


『有難う御座います、御母様ムッター


ケルン家の伯爵グラーフ夫人様であらせられます純粋カタリーナ御母様ムッターとの湯浴みを終えますと、トホターである私を大形の鏡でもあります姿見すがたみの前の椅子に座らせまして、髪の毛をくしにて整えて下されています。


「シュッシュッシュッ」


『長女の豊穣テレーズィアも幼い少女メートヒェンの頃はこうして髪の毛を整えてあげたのですけれど、今は帝国女騎士ライヒス・リッテリン身分の秘書官補佐として忙しくしていますから、こうして母娘で過ごす時間を作れずにいますわね』


やはりカタリーナ御母様ムッターは、ファルク御兄様ブルーダーとテレーズィア御姉様シュヴェスターと過ごす時間が少ないのを、寂しく感じていられるようです。


「シュッシュッシュッ」


『私の大切なトホターであるフロリアーヌは、帝国女騎士ライヒス・リッテリン身分に叙任をされても一緒に過ごしてもらえると、母親として嬉しく思いますわ♪』


カタリーナ御母様ムッターはケルン家に養女として迎えられました次女でもあります私と過ごされます時間を、心から大切に感じて下されています。


『はい、御母様ムッター


姿見すがたみに写りますカタリーナ御母様ムッターは、トホターである私によります返事を聞かれますと、満面の笑みを御浮かべになられまして。


「シュッシュッシュッ」


『私の大切なトホターであるフロリアーヌは、本当に母親想いな良い子ですわね♪』


カタリーナ御母様ムッターからされますと私の事を、幼い少女メートヒェンのように感じていられるようですけれど、不思議と嫌悪感は覚えません?。


『有難う御座います御母様ムッター、非常に嬉しく思います』


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