エピソード703 帝国とポルスカ諸侯連合の開戦理由が自らの不用意な発言を起因とされる事態を警戒されるのは当然です
『平原諸侯連合の大使として、帝都アーヘンに駐在なされていられます叔父様から。令嬢花女史と令嬢希望女史、それにレバークーゼン家のアンリ卿とデュッセルドルフ家のルネ卿、もうお一方アルトゥール中尉の叙任式に、将来的にラジヴィウ家を代表して諸侯総会の一員となる私が、見聞を広める為に参加をするようにと言われました』
『左様で御座いましたか。ラジヴィウ女史』
帝都魔法学園を目指しまして、エルジュビェタ・ラジヴィウ女史と私とナディーネさんと真実さんと恵さんの五人で、魔道具の街灯が石畳で舗装されています道を照らす夜の帝都アーヘンを歩きながら御話をさせて頂いております。
『エルジュビェタが生まれた平原は、貴族共和制という政治体制なんだっけ?』
『はい。その通りですハンナさん。ラジヴィウ家を始めとします祖霊を信仰しています各家門の代表者が、諸侯総会にてポルスカ諸侯連合の国家方針を決定します』
エルジュビェタ・ラジヴィウ女史は、封建制度を政治体制に採用しています天命思想の帝国の基準ですと、皇帝陛下に上奏を行われます三公会議の一員となられる家格の家柄となられます。
{天命思想の帝国の三公会議は、軍務大臣であらせられます公爵閣下と、内務大臣であらせられます公爵閣下と、外務大臣であらせられます公爵閣下の御三方で構成されておりましたな?。我が主}
はい。それに加えまして三公会議の公爵閣下は、全員が帝位継承権の保有者でもあります。髪飾り。
『確か宮城で叙任式の予行演習をするんだっけ?。ナディーネ』
『あ、ああ。採寸を終えたアタシ達の帝国軍の礼服を、軍務省の被服廠が仕立てたらそうなるな。ハンナ』
{普段は気風の良い話し方をされます腕輪の主も、東方の隣国でありますポルスカ諸侯連合のエルジュビェタ・ラジヴィウ女史を前にされますと、発言内容が慎重になられますな。我が主}
ナディーネさんの御父君であらせられますゾーリンゲン家の男爵閣下は、宮城にて皇帝陛下の御信任の厚い官吏として忠勤に励まれていられますから、帝国とポルスカ諸侯連合の開戦理由が、自らの不用意な発言を起因とされる事態を警戒されるのは当然です。髪飾り。




