エピソード688 第三者には聞こえませんので声に出して伝える必要があります
『もし根元魔法の眩惑を常時発動状態にされていられるのでしたら、正確な採寸を行う為に解除をして頂けますか?。令嬢花女史。令嬢希望女史』
採寸用の巻尺を手に持たれていられます、軍務省の被服廠に勤務されている女性職員の言葉に対して。帝都魔法学園にて共に根元魔法を学んでいます、天から根元魔法の素質を授かりし選良でもあります女魔法使いの私とナディーネさんは。
『解りました』『解った』
髪飾り。貴方の中に封じ込めて常時発動状態にしています、根元魔法の眩惑を解除して下さい。
{解りました。防御魔法の方は常時発動状態を維持しても構いませんかな?。我が主}
はい。防御魔法は軍服と礼服の採寸を行う際に邪魔にはならないはずです。髪飾り。
{解りました。我が主}
『アタシは腕輪に解除するように命じた。フロリアーヌ』
軍人一家であらせられますゾーリンゲン家の男爵閣下の末子でもありますナディーネさんが、気風の良い口調にて私に対して言われましたので。
『私も髪飾りに対して、眩惑を解除するように指示しました。ナディーネさん』
私と髪飾り、それにナディーネさんと腕輪との脳内会話でもあります念話は第三者には聞こえませんので、声に出して伝える必要があります。
{我が主の兄君であらせられます帝国騎士様の指輪と、我が主の姉君であらせられます帝国女騎士様の耳飾りと、帝都魔法学園にて共に根元魔法を学ばれていられます首飾りの主も同じですからな}
隼御兄様の指輪と、豊穣御姉様の耳飾りと、真実さんの首飾りも、貴方の言う通りですね。髪飾り。
『それでは採寸を行います』
『はい。お願いをします』『頼む』
根元魔法が盛んな封建制度を政治体制に採用しています天命思想の帝国の首都でもあります、帝都アーヘンにあります軍務省の被服廠にて勤務されている女性職員ですので。私やナディーネさんのような女魔法使いの採寸を行われる経験は豊富なのだと思われます。




