エピソード675 我々は基本的に他者に考えを知られたくはないと思います
『やはりミスリル銀製の魔道具の推進装置と射石砲を搭載しています、新型の交易船からは機能美を強く感じます』
談話室での話を終えました私は、学生寮の女子寮にあります自室の勉強机に向かいまして、魔道具の照明器具の明かりの下で予習を行っています。
{我が主は、帝都アーヘンの上下水道網や、魔道具の推進装置と射石砲を搭載しております新型の交易船に対して、強い機能美を感じられますな}
明日の帝都魔法学園での、根元魔法を付与して魔道具を製造する講義の予習を私は行っていますが。
『はい。その通りです髪飾り。貴方のように二種類の根元魔法を封じ込めて常時発動状態にする事が出来ます、遺失魔道具でもあります意志ある魔道具も非常に便利ですけれど。帝都アーヘンの生活を支えています魔道具の水道網に』
私はここで瑠璃之青の瞳による視線を、学生寮の自室に備え付けられています魔道具の照明器具に向けまして。
『夜間も活動を可能とします魔道具の照明器具と街灯にも、機能美を感じます』
{我が主。以前にも申し上げましたが…}
そうでしたね。貴方は学生寮の自室に居る時も、脳内会話である念話による意思疎通を好むのでした。
{はい。声を出しての会話ですと、隣室の首飾りの主に聞こえる可能性がありますので}
そういえば隣室の真実さんの部屋から、遺失魔道具でもあります意志ある魔道具の首飾りとの会話は、壁越しに聞こえた事がありません?。
{首飾りも脳内会話である念話による意思疎通を、主に願い出ておりますから。我が主}
隼御兄様の指輪に、豊穣御姉様の耳飾りに、希望さんの腕輪も同じようですね?。髪飾り。
{はい。我が主。我々は基本的に他者に考えを知られたくはないと思います}




