それはお芝居です、私は悪役令息ではありません
最近、婿入り予定の令息か浮気して婚約破棄される小説を読んだので、ちょいとずらした話を書いてみる。
【人物紹介】
●ユーシューン・レイソック
子爵 伯爵家出身
生家の伯爵家は現在進行形でスクスク発展中。
行き届いた教育と本人の資質により
かなりデキル男。そして、合理主義。
元婚約者のダメリアは我儘で頭は悪いけど
制御できる範囲の無茶ならいいかと
許容していた。
ただし、言うべきことは言う。
ダメなもんはダメ。
ダメリアは女性としては好きではないが
貴族ならタイプではない女と結婚も
仕方ないだろうと納得していた。
仕事の方が好きだしね。
婚約破棄後、寝取られ令息と
馬鹿にされた事もあったが実力で黙らせた。
本当に好きな女性に出会ったら
スパダリに進化するタイプ。
でもって、エライヤン公爵令嬢と出会って
スパダリに覚醒する。
●ダメリア・ドンマイン子爵令嬢
ユーシューンの元婚約者
ユーシューンとは両思いの婚約者同士だと思ってた。
我が強くて、面倒な事が嫌い。
マナーは苦手で、基本の一人称は「アタシ」
かしこまっても「アタクシ」
王都ではユーシューンのフォローがあって
なんとか誤魔化されていた。気品はない。
ユーシューンはイケメンだが、
甘やかしてくれないし口うるさい。
お姫様扱いしてくれる王都の令息と仲良くして
もっと自分を大切にしないと
捨てられちゃうぞ!と分からせてやろう
とか思ってたけど、
ムーノンてば無茶苦茶、口説いてくるのよね。くふ。
王都の遊び仲間に、ダメリアとムーノンは、
お芝居「浮気された令嬢は侯爵令息に愛される」
みたいねとか言われて、その気になる。
実際は適当な事言われてただけ。
婚約破棄宣言なんてしたら、
ユーシューンってば
ムーノンと決闘しちゃうんじゃないかしら。くふ。
ところが、アッサリ了承されたので
逆ギレモードになる。
良いわよ!ムーノンは侯爵家だし!
何よ!アタシのこと好きなくせに!
●ムーノン
ダメリアの夫 アカンデッシャロン侯爵家出身
一族そろって、血統主義、階級主義。
しかし、中身が伴っておらず、
上からも下からもアカンデッシャロンは
アカンデッシャロンとか思われてる。
実はユーシューンをライバル視していたが、
ユーシューンは相手にしていない。
自分は侯爵家なのだから、妻にするなら
王家の姫君か公爵家の令嬢が相応しいとか思って
アプローチしていたがアカンデッシャロン。
実はエライヤン公爵令嬢を本命に定めて
集中してアプローチしたがアカンデッシャロン。
生家は現在、借金して生活を保っている状態で
余ってる爵位はない。
このままじゃ平民になる。
ならば、ユーシューンの婚約者を奪ってやろう。
子爵令嬢なんかに自分は過ぎた相手だが、
ドンマインは金回りが良さそうだし、
子爵家ごとき掌握するのは
簡単だろうとか思ってたけど
アカンデッシャロン。
ユーシューンが本命のエライヤン公爵令嬢と婚約して
めちゃくちゃ悔しいアカンデッシャロン。
●エライヤン公爵夫人
元々ユーシューンは娘の婚約者候補の1人だったが、
夫が他の名家の令息と比べてる間に
ユーシューンはドンマイン家と婚約してしまった。
ドンドン頭角を表していくユーシューンに
逃した魚はナントラヤ状態。
ところがユーシューンは婚約破棄になった。
ラッキー。
●エライヤン公爵令嬢
才色兼備なお嬢様。
社交界の高嶺の花でモテモテ。
アカンデッシャロンのムーノンがキモい。
男より他国のアカデミーで学びたいと
留学しちゃう。
でも留学先で婚約者のいる
王子にストーカーされて帰国。
男難の相のあるお嬢さん。
実は子供の頃も
他の令息に付き纏われて困った事があり
それを助けてくれたユーシューンに
好意を抱いていた。
※名前を追記します。2026/7/19
お名前は「サイジョーン」です。
●ドンマイン子爵家
先代領主までは絹織物を作りながら
細々と領地経営に取り組んでいた家。
商才はないが、これまでの事を
コツコツやっていく継続力はあった。
今代領主は先見の明はなく、目先の金に弱い。
そして経営力も別にない。
運良く伯爵家と縁繋ぎになった事で
増長してしまった。
伯爵家と婚約していて、
これほど豊かになったのだから
侯爵家と婚姻したら、
莫大な恩恵に預かれるだろうとか持ってたけど
当てが外れた。
●アカンデッシャロン侯爵家
血統主義、階級主義。
我々はスゴい、跪け、讃えろ。
かと言って特出した人物も、
実力ある人物も、近年はおらず。
とにかく我々はスゴいという
根拠なき自信だけ満ち溢れている。
借金するのは得意、返済しなくても
いずれ何とかなるだろう。
何故ならアカンデッシャロンだからだ。
三男が金持ち子爵の令嬢と結婚したので
支援させてやるか。感謝するといい。
でも当てが外れた。
【その後の話】
ドンマイン家とアカンデッシャロン家は
借金して共同事業を立ち上げたものの
ユーシューンのような能力もノウハウもないので
数年で両家は破綻&一家離散。
ダメリアとムーノンは激しい喧嘩を続けながらも
二人で元気にホームレス生活を送ってる。
ドンマイン領の絹産業に関わっていた
優秀な職人はユーシューンがスカウトした。
エライヤン公爵令嬢のストーカーだった
他国の王子が来襲するも、
ユーシューンの策略で撃退。
なんなら、他国に貸しまでつくる。
その貸しは共同事業者でもある
自国の王太子にプレゼント。
上手く政治利用しておくれ。
王太子的には側近になって欲しいと
ラブコールしてるが
ユーシューンの商会は大商団に
成長しつつあるので無理。
そして嫁ラブなので浮気はしない、
てか何故か
横恋慕女が皆ダメリア系でばかりで
辟易している。
好みでないタイプの女性に好かれるユーシューン。




