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短編の後書きとか解説とか  作者: 喬木まこと


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20/21

それはお芝居です、私は悪役令息ではありません

最近、婿入り予定の令息か浮気して婚約破棄される小説を読んだので、ちょいとずらした話を書いてみる。


【人物紹介】

●ユーシューン・レイソック

子爵 伯爵家出身

生家の伯爵家は現在進行形でスクスク発展中。

行き届いた教育と本人の資質により

かなりデキル男。そして、合理主義。

元婚約者のダメリアは我儘で頭は悪いけど

制御できる範囲の無茶ならいいかと

許容していた。

ただし、言うべきことは言う。

ダメなもんはダメ。

ダメリアは女性としては好きではないが

貴族ならタイプではない女と結婚も

仕方ないだろうと納得していた。

仕事の方が好きだしね。

婚約破棄後、寝取られ令息と

馬鹿にされた事もあったが実力で黙らせた。

本当に好きな女性に出会ったら

スパダリに進化するタイプ。

でもって、エライヤン公爵令嬢と出会って

スパダリに覚醒する。


●ダメリア・ドンマイン子爵令嬢

ユーシューンの元婚約者

ユーシューンとは両思いの婚約者同士だと思ってた。

我が強くて、面倒な事が嫌い。

マナーは苦手で、基本の一人称は「アタシ」

かしこまっても「アタクシ」

王都ではユーシューンのフォローがあって

なんとか誤魔化されていた。気品はない。

ユーシューンはイケメンだが、

甘やかしてくれないし口うるさい。

お姫様扱いしてくれる王都の令息と仲良くして

もっと自分を大切にしないと

捨てられちゃうぞ!と分からせてやろう

とか思ってたけど、

ムーノンてば無茶苦茶、口説いてくるのよね。くふ。

王都の遊び仲間に、ダメリアとムーノンは、

お芝居「浮気された令嬢は侯爵令息に愛される」

みたいねとか言われて、その気になる。

実際は適当な事言われてただけ。

婚約破棄宣言なんてしたら、

ユーシューンってば

ムーノンと決闘しちゃうんじゃないかしら。くふ。

ところが、アッサリ了承されたので

逆ギレモードになる。

良いわよ!ムーノンは侯爵家だし!

何よ!アタシのこと好きなくせに!


●ムーノン

ダメリアの夫 アカンデッシャロン侯爵家出身

一族そろって、血統主義、階級主義。

しかし、中身が伴っておらず、

上からも下からもアカンデッシャロンは

アカンデッシャロンとか思われてる。

実はユーシューンをライバル視していたが、

ユーシューンは相手にしていない。

自分は侯爵家なのだから、妻にするなら

王家の姫君か公爵家の令嬢が相応しいとか思って

アプローチしていたがアカンデッシャロン。

実はエライヤン公爵令嬢を本命に定めて

集中してアプローチしたがアカンデッシャロン。

生家は現在、借金して生活を保っている状態で

余ってる爵位はない。

このままじゃ平民になる。

ならば、ユーシューンの婚約者を奪ってやろう。

子爵令嬢なんかに自分は過ぎた相手だが、

ドンマインは金回りが良さそうだし、

子爵家ごとき掌握するのは

簡単だろうとか思ってたけど

アカンデッシャロン。

ユーシューンが本命のエライヤン公爵令嬢と婚約して

めちゃくちゃ悔しいアカンデッシャロン。


●エライヤン公爵夫人

元々ユーシューンは娘の婚約者候補の1人だったが、

夫が他の名家の令息と比べてる間に

ユーシューンはドンマイン家と婚約してしまった。

ドンドン頭角を表していくユーシューンに

逃した魚はナントラヤ状態。

ところがユーシューンは婚約破棄になった。

ラッキー。


●エライヤン公爵令嬢

才色兼備なお嬢様。

社交界の高嶺の花でモテモテ。

アカンデッシャロンのムーノンがキモい。

男より他国のアカデミーで学びたいと

留学しちゃう。

でも留学先で婚約者のいる

王子にストーカーされて帰国。

男難の相のあるお嬢さん。

実は子供の頃も

他の令息に付き纏われて困った事があり

それを助けてくれたユーシューンに

好意を抱いていた。

※名前を追記します。2026/7/19

お名前は「サイジョーン」です。


●ドンマイン子爵家

先代領主までは絹織物を作りながら

細々と領地経営に取り組んでいた家。

商才はないが、これまでの事を

コツコツやっていく継続力はあった。

今代領主は先見の明はなく、目先の金に弱い。

そして経営力も別にない。

運良く伯爵家と縁繋ぎになった事で

増長してしまった。

伯爵家と婚約していて、

これほど豊かになったのだから

侯爵家と婚姻したら、

莫大な恩恵に預かれるだろうとか持ってたけど

当てが外れた。


●アカンデッシャロン侯爵家

血統主義、階級主義。

我々はスゴい、跪け、讃えろ。

かと言って特出した人物も、

実力ある人物も、近年はおらず。

とにかく我々はスゴいという

根拠なき自信だけ満ち溢れている。

借金するのは得意、返済しなくても

いずれ何とかなるだろう。

何故ならアカンデッシャロンだからだ。

三男が金持ち子爵の令嬢と結婚したので

支援させてやるか。感謝するといい。

でも当てが外れた。


【その後の話】

ドンマイン家とアカンデッシャロン家は

借金して共同事業を立ち上げたものの

ユーシューンのような能力もノウハウもないので

数年で両家は破綻&一家離散。

ダメリアとムーノンは激しい喧嘩を続けながらも

二人で元気にホームレス生活を送ってる。

ドンマイン領の絹産業に関わっていた

優秀な職人はユーシューンがスカウトした。


エライヤン公爵令嬢のストーカーだった

他国の王子が来襲するも、

ユーシューンの策略で撃退。

なんなら、他国に貸しまでつくる。

その貸しは共同事業者でもある

自国の王太子にプレゼント。

上手く政治利用しておくれ。


王太子的には側近になって欲しいと

ラブコールしてるが

ユーシューンの商会は大商団に

成長しつつあるので無理。


そして嫁ラブなので浮気はしない、

てか何故か

横恋慕女が皆ダメリア系でばかりで

辟易している。

好みでないタイプの女性に好かれるユーシューン。

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― 新着の感想 ―
 ムーノンさんならびに、アカンデッシャロン侯爵家の方々の残念ぶりが凄いですね。屋根と三食のある生活が期待できない日々への転落も強烈です。
ユーシューンもサイジョーンも女難と男難の相持ってますなあ。 サイジョーンの男難の話やストーカー撃退の話も見てみたい。 あと名付けのセンスに脱帽です。見た瞬間これは読まなきゃってなりました。
家としてダメダメなのはアカンデッシャロン侯爵家。 ヤバい! 血統主義、階級主義。 有能な人がいたのなら、それはそれでチョイと厄介なお人となるであろうが、少なくともムートンには早めに手を打って被害を収め…
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