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「大好きだった花売りのNPCを利用する事にした」  作者: ひとみんみん


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「私は花売りのフローリア」

本日、2回目の投稿です。

最新話のリンクから飛んでいる方はお気をつけください。

話が駆け足で、すみません。

 私は『花売りのフローリア』だ。

 でも、名前はマリアという。


 お父さんは『魔法騎士』のクアトという。

 お母さんは前の『花売りのフローリア』で、『剣士』でもある。お母さんの名前はフローリアのまんまだ。


 この世界には特殊職業と言われる職業の人たちが居て、その特殊職業の人たちは皆に羨ましがられるスキルを持っている。

 特殊職業『魔女のセイイ』さんなんて『よみがえり』というダンジョンで死んだ人を生き返らせるすごいスキルを持っているんだよ。


 何を隠そう私も『花売りのフローリア』という特殊職業をお母さんから受け継いだのです。


 えへへっ、『花売りのフローリア』は自分のレベルの上3レベルまでの雑魚敵を止められる『絶対花売り』というスキルを持っているから、冒険者に向いているんだ。


 でも、私はクリスタルフラワーの栽培も大事にしたいから、冒険者の活動は時々だ。

 まだ子供だからちゃんと学校に行って勉強もしなきゃいけないしね。


 お母さんとお父さんは毎日のように仲良くダンジョンに行ってお金を稼いでくるんだけど。


 お母さんたちのパーティー「クリスタルフラワー」は本当に不思議で有名なパーティーで、「魔法騎士」の他には「花売り」「魔女」「遊び人」「踊り子」っていう特殊職業しかいない。


 私が生まれる前、特殊職業の人たちが「固定職業」「NPC」と呼ばれているときにそのパーティー「クリスタルフラワー」で、行動が制限されていた「固定職業」「NPC」の人たちを解放してまわったんだって。

 大変な時代だったんだね……という感想しか浮かばないんだけれど。


 今は皆、自由で良かったと思う。


 そうそう、「固定職業」「NPC」人たちは年頃になると皆、親と離れ離れになってたんだってさ。

 それって怖いよね。


 今は特殊職業の人たちの行動は自由で、皆好きな事をやっているんだって。


 私は、『花売りのフローリア』っていう特殊職業を受け継いで、自由なのに、結局花売りに重点を置いているけれど。


 お母さんは、


「それもマリアの自由だから」


 って言ってくれたんだ。

 いつもお母さんのイエスマンのお父さんも「うんうん」って頷いてたよ。


 それはそうと今日も私は朝早くから起きて、クリスタルフラワーの世話をしている。

 きらきらと輝く不思議なお花で、見ているととっても心が和むんだ。

 もちろん、花は花だから虫がついちゃったり、世話で手が荒れたり色々はあるんだけれど。

 私はクリスタルフラワーが大好きだ。


 そして、そんな育ったクリスタルフラワーから綺麗に育った花を切って、お母さんと同じ花のワゴンに積んで街に売りに行く。

 花のワゴンはまだまだ子供の私に合わせて小さいワゴンを作ってもらったんだよ。


 私の育った街「リリス」のダンジョン都市広場で、私はクリスタルフラワーを売り始める。


「花は要りませんか? 摘みたてのキラキラなクリスタルフラワーです。良い匂いでキラキラ。運も小さくアップするアイテムです」


「花は要りませんか? 一輪銅貨50枚です」


 私が育てた花を見ると、たいていの人は笑顔になる。


 恋人に花をプレゼントすると言う男の人、自分の家に飾ると言う女の人、お母さんに上げるというお小遣いを貯めた子供、皆が私のお花を買って笑顔になる。


 それって素敵な事じゃない?


「すみません、銀貨1枚の花をください」

「ありがとうございます」


 私が振り返ると、同じ年位の皮鎧の冒険者の格好をした男の子がいた。

 私の花は運がアップするから冒険者にも人気なんだ。


 よし、奮発して虹色のリボンをかけてあげようっと。

最後が駆け足かなとは思いましたが、これで完結としたいと思います。

初めて最後に二人以外の視点を出しました。

皆さま今まで読んでくださってありがとうございました。

連載中にブクマ評価いいねをしてくださった皆様、駆け足でもなんでも連載を続けられたのは皆さまのおかげです。

もし良かったら評価やいいねをよろしくお願いします。

他の作品も読んでくださったら嬉しいです。

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