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第2話

見事王子を射止めた令嬢視点です。この展開が嫌いな方はスルーでお願いします。ちょっと落ち込む事があって豆腐メンタルな作者です。

私は、カナリア・フロマージュですわ。王子の気持ちを射止め、この度めでたく婚約者になりました。ふふ、おーほっほっほっほーっ!やりましたわ、あの女から奪い取る事に成功したのです。わざと意地悪される的になりましたわ。簡単に騙されて笑いが止まりません。引き取られた家は悪に手を染めてます。もう少しで露見して没落する所でしたが馬鹿な令嬢を使い逃れる事が出来ました。




「お嬢様、殿下より贈り物が届いております。素晴らしい物ばかりです」


「贈り物の名目を調べておいて頂戴」


ほほは、案外単純な人で助かりますわ。良いように操る事が出来そうですわね。邪魔な宰相一家をついでに廃除出来ましたから。もう少しで我が家の闇の部分を明白にされるところでしたわ。せっかく幼馴染からこの生活を譲ってもらいましたのに。



「このままだとリージュに、本当の父親から迎えが来て遠くに行ってしまうわよ、良いの貴方達」


「「「「「……」」」」」


「私は村から出て好きな暮らしができるわ。貴方達はリージュと永遠に幸せな人生を送れる良い提案だと思うでしょう」


私はリージュを好きな男達を焚き付け、証拠の品を盗み出させ私の物にしました。そして口裏合わせ私が行く事になったのです。


そうですね。私は転生者です。但しモブですわ。幼い頃記憶を思い出しましたの。ここが乙女ゲームに似た世界だと気付きました。運良くヒロインの幼馴染、でもこの村ではヒロインに村の男全員が彼女に夢中なのよ、流石ヒロインよね。だから私は、自分がこのままここでは幸せになんて無理な事分かってます。


私の生まれた村は少し特殊でした。村に女の子が少ないのでお婿さんは何人いてもいい事になってます。このままだとヒロインに全部取られて、例え居なくなっても私を好きになってくれそうな人など1人もいません。追い掛けて行って村が失くなる可能性の方が大きいです。

でも、他では妻は1人ですがこの村でなら彼女を皆で手に入れる事ができるのですから、男達は私に協力してくれました。


元々前世それなりに裕福な家庭に生まれていた人間です。貧乏なんて嫌でたまりません。私は今の贅沢な暮らしが好きですからその為の努力を惜しみません。ヒロインは村で沢山の男達でハーレムを作って幸せそうでしたから問題ないでしょう。


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