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Début.1 夢の続きは異世界で



ペシペシ!!ペシペシ!!


---んっ。


ペシペシ!!ペシペシ!!


「起きて」


---んんっ。


ペシペシ!!


「あれ、死んでる?え?ガチ?

ここは人工呼吸とか・・・?

え、女同士でキッキッ、キッス?!

・・・・いや無理無理無理ッ!

でも背に腹はかえられ無いし・・・。

いや、やっぱり無理!"推し"とキスとか!!!!」



慌てて飛び起き、後退りした後 

両手を前方で交差させ身を守る体勢をとる。



「ちょっと待って!生きてる!生きてる!」



「何よ!起きてたならさっさと言いなさいよ!

ズタズタにする所だったじゃない!」



恐ろしい言葉が背中を

撫でるように通り過ぎていく。



「怖い怖い怖い!死んじゃうって!!・・・・って、え?」

右手で頭から左胸にかけてさする。



-----傷が消えた・・・・?




「え、はにゃ・・・・・?」



首を右に傾げる。



----あぁ召されたのか。



なんとなく合点がいった。



「般若?!そんな怖い顔してないわよ!

確かに周りには怖いとか言われるし・・・。

でも、怒ってるわけとかじゃなくて

元々こんな顔なの!」


ピキッと肌が張ると、女はメイクを直した。



「あぁスマイル、スマイル!

うん!今日も可愛い!一番可愛い!!」




可愛らしい表情と悍ましい表情が素早く移り変わる。



「あ、般若じゃなくて "はにゃ"です!

首を傾げてとぼける?みたいな意味でして・・・」



慌てて説明をすると女は髪をかき上げた。



「ふん、知ってるわ。ジョークよ、ジョーク。

"カーリー"の名に誓って本当よ。」



この女性の名前は"カーリー"と言うらしい。



「カーリーさんっていうんですね 

素敵な綺麗なお名前・・・!」



まるでアイドルの特典会の様な対応する。



「あなたにそんなこと言われても

別に嬉しくなんか無いわ!

可愛いのは知ってるし・・・はぁ?!

全く・・・。でもわたくしの可愛さに

気付くなんてあなた只者じゃないのね。」



青白い顔がちょっと赤くなっている。

とにかくチョロい。



「すっごく綺麗ですよ!肌もすっごく綺麗ですよ!!」




女オタクって貴重だからいつも嬉しくて

---こんな会話してたなぁ

と色んな事を思い出した。



カーリーも少し心を許したのか自分の話をしてくれた。



変な噂を立てられて困ってる事や、踊る事が大好きで

歌って踊ってる私の姿を見て

"キラキラしてて羨ましいな"って思った事



オタクと話てるみたいで自然と笑み溢れ話が弾んだ。 

カーリーさんが神様だって聞いた時は少し驚いた。




---あぁ楽しいな。



死んでみるとアイドルもう少しやってたかったなと

後悔に似た気持ちを抱いた。










「・・・・・って決めたの」




-----やべ、聞いてなかった



色んな思いに巡らせて居たら上の空になっていた。





「えっと もう一回いいですか・・・?

聞こえなくて テヘッ・・・♪コツン」




なんとか誤魔化そうとする。

このスキルはアイドルで身に付けたものだ。





「・・・・だからね、あなたを推すことを決めたの」




----んっ?   



キョトンとした顔をしてしまった。





「だってあなた不幸じゃない!?

めっちゃ頑張ってたのに認められないというか

そんなとこが私とそっくりで・・・・!!

最初はバカらしいとか思ってたのに

なんか見離せなくて もう!可愛い!!」




なんだかよく分からない

理由で神様に推される事になったようだ。



でも頑張りを見てくれたんだなって

少し報われた気がした。




「・・・ふふっ。

ありがとうございます!

でも死んじゃったみたいで。

もうアイドル出来ないんですけどね 

カーリーさんが最後のお客様です!

鍵閉めが神様で光栄です!笑笑」



元々辞めるつもりだったアイドル。

世界一のアイドルになれなかった事は心残りだったけど。

死んだのだったら諦めは付く。




「何言ってるの?

わたくしがあなたを推す意味分かる?」


カーリーが急に真顔になる。



「神の力舐めてるでしょ?

転生させるから 私に夢の続きを見せなさい。」



母のような優しい微笑みをしながら

飛躍した話をさも当然の様に話す。




「えっ?!なに言ってるんですか?

そんな事出来る訳無いって、、えぇ・・・・?」



カーリーは後ろを振り返り空間を指でなぞると 

ひびきの体が光のベールがに包まれる。



「え?え?え?ちょっと」




その光はひびきを包み

体がポリゴンが砕けるように消えていく。




「世界一のアイドル。あなたの夢の続き

・・・・・楽しみにしてるわ」



目の前がブラウン管のテレビを消す時の様に

ブラックアウトした。





プツン・・・・・


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