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あらすじ

 二次創作、原案:夏目漱石「吾輩は猫である」ガイドライン:著作権の保護期間が終了


 「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」

 有名な一節ですが、この猫を図書館猫、つまり図書館で飼われている猫とし、さらに異世界のダンジョンマスターとしたものです。「マスター」なので当然修士号を持っているのですが……。



【第一章 ダンジョン誕生】

 1年目秋(秋分)


「図書館都市ダンジョン。それは、様々な異世界から億を超える書籍や無数の雑誌・新聞等を召喚するダンジョンであり、この世界の神話・伝承・冒険記から創作物語や詩歌まで様々な情報を集積・書籍化する図書館であり、学者達をはじめとする多数の住民が生活する都市である。」


 「足立」砂漠に図書館ダンジョンが成立し、黄色がかった灰色に黒の模様を持つキジトラの図書館猫がマスターとなりますが、「librarian(司書)」という単語を競走馬の名前と誤認した挙げ句、無理矢理に始祖紫蘇の秘書を召喚してしまいます。


 スライムを入手してみたらモンスターでは無く科学教材のスライムだったり、2番目の図書館を複製召喚して重ねてみたり。「図書館」のはずなのに本を燃料として焼いてみたり。



【第二章 農業都市ダンジョン】

 1年目


 入植者を受け容れ「人間牧場」を目指す図書館ダンジョンですが、疫病が発生。医者修羅を召喚するために「医学部のある大学図書館」を召喚することにしましたが、仕様上私学は入手出来ず、帝大どころか官立大すらダンジョンエネルギーが足りずコスト的に無理という難題に直面します。



【第三章 騎士団編成】

 1年目


 ダンジョンモンスターが戦力にならないという「仕様」に悩んでいたときにやってきたのが、騎士団、ではなく岸団という武士団。さらに馬の代わりに半馬人の馬脚を雇います。



【第四章 ダンジョン防衛戦】

 1年目冬


 筑波(つくば)内薬佑(ないやくのじょう)率いる大軍が襲来。さらに餓鬼の大軍までやってきますが、図書館ダンジョンはこれを殲滅します。ところが、マリーは得られた膨大なダンジョンエネルギーを図書館の召喚に使ってしまい、ダンジョンは空に届く塔になってしまいます。



【第五章 百万町歩開墾計画】

 2年目春


 影響圏が大きく拡がったため、百万町歩(ひゃくまんちょうふ)開墾計画(かいこんけいかく)を発動。最初の田植えを行います。とはいえ、先は長いですが。



【第六章 六者会合】

 2年目


 急成長した図書館都市ダンジョンは遠くからも良く見えるため、近隣五ヶ国から使者が来ました。六者会合を開催し、今後の方針を周知します。



【第七章 最初の一万石】

 2年目


 偉そうな雨降らし蛇、人間の武士団、柿修羅の医者達、ナマズ魚人、妖狐の陽子、入道(僧侶)の蛸入道と様々な移民がやって来て次々問題を起こします。



【第八章 暴走する房総】

 2年目


 房総の勢力が暴走、呼び寄せた餓鬼の大軍を図書館都市ダンジョンにけしかけます。

 得られた膨大なダンジョンエネルギーで、ついに「帝国図書館」を複製召喚。異世界日本で発行された本の大部分を複製可能になります。



【第九章 見沼水軍】

 2年目夏


 泳げない餓鬼対策も兼ねて、ダンジョン影響圏内に巨大な貯水池を建設、さらに水軍を配備します。

 九鬼(くき)ならぬ久喜(くき)水軍、村上水軍と言っても総(ふさ)の龍牙城(りゅうげじょう)の土豪ですが。



【第十章 収穫の時】

 2年目秋(1周年)


 ダンジョン誕生から1年、田植えから半年。初めての稲刈りが行われます。しかし、入植者の流入が早く食糧供給が追いつかない事態に。挙げ句、温室で米を育てるという暴挙に及びます。



【第十一章 地獄からの死者の群れ】

 2年目冬


 豊島代官所・平塚付近に潜んでいた小塚原刑場ダンジョンが牙を剥き、刑使者の大軍で襲いかかってきます。マリーは相手ダンジョンを直接掘り崩し崩壊させますが、あまりに巨大なエネルギーにより脳を焼ききられてしまいます。



【第十二章 冬眠】

 2年目冬


 実務に関しては猫駅長並のダンジョンマスターに対し、実質的にダンジョンを廻していたマリーが倒れてしまいますが、それでもダンジョンは廻ります。



【第十三章 人間牧場の目覚め】

 3年目新年


 比企(ひき)ニート状態のマリーがあまり役に立たない時に、丹沢ヒルズという天狗が住むヤマビルダンジョンとの問題が起こります。



【第十四章 田植えと那須塩原】

 3年目春


 今度は毛(け)の国に広大な影響圏を広げる那須塩原(なすえんげん)ダンジョンと問題が起こります。



【第十五章 ダンジョン影響圏外の地図作り】

 3年目


 那須塩原(なすえんげん)ダンジョンを迂回し欧州へ、あるいは他の方向へ、調査隊を派遣して地図作りを目指します。



【第十六章 高さ99.2km・半径1,148km】

 3年目


 工業技術の欠如が露呈。とはいえ、ダンジョン自前で工業化は困難という問題があります。



【第十七章 奔走するマリー】

 3年目


 転送陣、つまりリニアモーター式エレベーターによるダンジョン影響圏内移動システムが概ね完成したこともあり、マリーは地方視察に出かけます。



【第十八章 2周年・そして未来へ】

 3年目秋(2周年)


 米の収穫は順調。とはいえ、今後のタンジョンの発展を考えるとまだまだ不足です。



【第十九章 3年目の春】

 4年目春(正確には三度目の春)


 マリーは西方の大人口ダンジョン、商都梅田への道路工事を計画しますが、道路には膨大な量の石灰石と鉄鉱石が必要です。その時見つかったのが穴地獄こと群馬鉄山ダンジョン。鉱石は基本的に餓鬼の領分ですが、このダンジョンのマスターは修羅。マリーは早速鉱山開発を始めます。



【第二十章 決戦・猫啼温泉】

 4年目


 猫啼温泉ダンジョンをアジトにして左遷城を騒がせていた日本駄右衛門らは、とうとう討伐されます。



【第二十一章 異榻同夢】

 4年目


 図書館都市ダンジョンと商都梅田を結ぶ自動車道(フリーウェイ)。長距離用の自動車が無いため、まず工事用軌道を着工します。

 駅という本質ゆえに「大大阪」時代の鉄道を複製召喚でき、商人達の拠点となっている商都梅田。影響圏半径1,371km・面積100万k㎡と規格外サイズの図書館都市。そして、技術的には両者より遅れた「文明開化」レベルとはいえ、希少な電力を入手可能な身終の海豚池ダンジョン。三勢力が利益のために手を結ぶとき、長年停滞してきた世界が動き始めます。



【第二十二章 鉱物資源政策】

 4年目秋


 図書館都市ダンジョンに助けを求めてきた火鼠は火浣布(かかんぷ)の山の者でした。これまた珍しく餓鬼が支配していない鉱山ダンジョンであり、マリーは早速火鼠達を支援します。



【第二十三章 四角対三角、修羅の戦い】

 4年目秋


 蚊帳吊草科(ファミリー)修羅が支配する巨大サイズダンジョン「三角草野」が、隣の越(こし)の田畑に雑草の種を蒔いて衰退させようとしました。図書館都市ダンジョンは難民の洪水的流入を起こさないためにダンジョン影響圏外に外征します。

 四角い紫蘇と三角の蚊帳吊草が激突しますが、お互い決め手に欠き膠着して終わります。



【第二十四章 中国地方】

 


 商都梅田のさらに西には「中国地方」があります。その西端には中国風の国があるとか。

 とはいえ、現状では到底手の届かない地域です。



【第二十五章 木曽谷】

 


 マリーは木曽谷に調査団を派遣します。



【第二十六章 テラフォーミング(寺作り)】

 


 識字率がイマイチでダンジョンエネルギー収集効率もイマイチな図書館都市ダンジョン。マリーは僧侶の養成を強化し、各村の寺に住職を配置しようとしますが……。



【第二十七章 四周年・千万石】

 5年目秋(4周年)


 収量1,000万石!


 遠方を偵察する手段は相変わらず存在しません。



【第二十八章 外の世界、世界の外】

 5年目


 異世界日本の図書館には大型の望遠鏡を備えるものもあります。これにより星系内を観測した結果、居住可能天体が多数あることが分かりましたが、征服するにも宇宙船がありません。



【第二十九章 不可能という言葉しか無い辞書】

 5年目


 「不可能という言葉はフランス的ではない」とナポレオンは言いますが、日本語の辞書には不可能という言葉しか無く、何も出来ません。



【第三十章 餓鬼!】

 5年目


 ダンジョンを手っ取り早く成長させるのに有用なのは生贄ですし、他のダンジョンとの取引にも使用可能です。とはいえ、まっとうな支配者を自称するマリーが意味も無く住民を処刑する訳には行きません。

 このため、甲(かひ)の国で餓鬼狩りを計画しますが、諸般の事情で上手く行きませんでした。



【第三十一章 紫蘇長】

 5年目冬


 ダンジョンも成長し、国人領主達は自分たちの自称官位を上げるため、マリーに爵位を上げるように頼みます。



【第三十二章 百万町歩達成】

 6年目正月~春


 とうとう水田作付け面積が100万町歩、1万k㎡を達成します。



【第三十三章 欲は果てしなく】

 6年目夏


 マリーは近隣の管理者がおらず利用価値も乏しいダンジョンを間引きます。これが「無差別にダンジョンを破壊している」と誇張して伝えられ、商都梅田など西方のダンジョンから使者達がやって来ます。



【第三十四章 殿様バッタ】

 6年目秋


 三角草野ダンジョンでトノサマバッタが非行(飛蝗)に走り、図書館都市ダンジョンを襲撃します。

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