第肆四回戦!!陰陽師
第肆四回戦!!
世界代表!優しき巨人、ロバート・ワドロー!日本代表!陰陽師、安倍晴明!
身長二七二センチメートルの人。ギネス世界記録に認定された青年は穏やかながらも大きな一歩を歩むのである。
対するは貴族のような格好の男性。彼は占術を用いて国の行く末を占い伝説にまで上り詰めた偉人である。
第肆四回戦、開始!!
ロバート・ワドローは滅多に起こらないが、一度起こるとその怒号は万里に轟く。
それを身近で受けるとどうなるのだろうか?
安倍晴明に大怒号と空気の超振動が伝わる。
巨人の声によって揺れる空気は地面の表面を分解し風化させていく。
安倍晴明は袂から札を出すと壁に貼るかのように目の前の空気に貼り付ける。五箇所に貼られた札は光出し互いに光の線を出して札同士で線をつなげる。
描かれたのは五芒星。
五芒星を起点に安倍晴明を包むように光の膜が現れて空気の振動が遮断される。
それを見て困り顔をするロバート・ワドロー。
彼は優しき巨人と言ったように生前も優しく怒ることが滅多になかった。
負けるのは確かに嫌だが、怒ることや暴力が長続きしないロバート・ワドロー。
安倍晴明はその陰陽術で手札がいくつもあるが、ロバート・ワドローにそんなものはない。
光の膜包まれる安倍晴明を見ながらロバート・ワドローは白旗を上げるのだった。
陰陽師・蘆屋道満
「儂が悪で奴が正義だと!?そんなものが後世の者が勝手に言ったことじゃろう!!
実際がどうだったかなどよく知りもせんで!!
あの堅物め、中華から来た狐を封じてしもうたんじゃぞ!?折角、儂の式神にしようと思っとったのに。」




