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第参七回戦!!業祖

第参七回戦!!

世界代表!テーラー、ジェイコブ・デービス!日本代表!業祖、蘇我理右衛門!


時はゴールラッシュのアメリカ。一人の仕立て屋がテントのキャンバス生地で鉱員の作業用ズボンを縫ったことでこれは生まれた。エドウィンではない!リーヴァイスでもない!!デニムのズボンを履く彼こそがジーンズの生みの親である。

対するは義弟とともに財閥を作り上げた男。彼自身は南蛮吹きを開発し後の世に一大企業となる前身を設立した創業者。そう住友の創業者である。


第参七回戦、開始!!


高速で切られるデニム生地。一切の躊躇も無く切られては縫われていくデニム生地。扱いが難しい生地は手元を見るだけで達人の仕事だと分かる。


作られたのはオーバーオール。


縫い目が見えない縫われ方をしたこれの一品は一種の芸術であり、とても丈夫な破ることが困難な消耗品である。


炉に火が点けられる。

赤を超え、紫の火になり、蒼く燃え変わる火は最終的に白炎となりあらゆる金属を溶かす炎となる。

南蛮吹きによって銅から抽出される金銀。


鉛は重たい鈍器となり金銀は財力と権力を表す貨幣という名の武器となる。


赤熱の鉛は一切合切を燃やそうとする。


しかし、一流の仕立て屋のオーバーオールには穴は開かない。


ならばと書類を出す蘇我理右衛門。


書類に判子が押されると現れたのは菱刈金山。


日本最大の金山によって生み出される金に重量が鉛に加わる。



この作業服はゴールドラッシュのために作られたものである。

金を採掘しているあいだは丈夫さを追求するために硬く、破れないが今、金は剥き出しであり、なんなら、目の前にあるのだ。

目的が達成された今、作業服は普段着に変わる。形にファッションの概念が入りダメージが入り始める。


自然と穴が空くオーバーオール。


きっかけができた瞬間、生地に炎が着き、一気の燃えて作業服は炭に変わったのだった。

家祖・住友政友

「義兄は銅商であり泉屋の屋号で活躍をしていた。南蛮人から金の取り方を聞いて物にするとは誰も思ってなかったよ。」

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