43話 新入生歓迎会とごめんなさいぃぃ!!
決勝戦の後、みんな集まって、エヴァ先生の話を聞いていた
「よ~し、これで、君達の実力はだいたい分かった。これから一人一人に私が感じた弱点と、これからの訓練内用を伝えていく。まずは、レオンだ」
え!? あの試合だけで皆の練習方法まで考えてちゃったの? 凄いな
「あ、はいっす」
「レオン、君は魔力操作が鈍いな、それと、魔法属性もこだわっているようだ。だから君の訓練メニューは、《魔力操作》のLv上げと、火以外の属性も合わせたの属性魔法のスキルアップ、そして氣力の習得、体力増強だ」
まあ、妥当かな
火矢は良かったけど、火槍は、魔力操作が乱れてて、威力が弱まってたし
それに、火以外の属性を使えば、多分あの試合に勝ったのはレオンだっただろう
水壁なんて、実態のない闇属性とかなら、意味を成さないし、火属性でも、熱量が上がれば、水属性の魔法は無力化できるからな
氣力は......まあ、覚えておいた方が、いろいろと便利だからかな?
ああ! ここでの体力って言うのは、ステータスの体力じゃなくて、ステータスに表れない......なんと言うか、『裏ステータス』のようなものだ
ステータスが一緒でも、筋肉がある人とない人で力の強さとかが変わるんだ
まあ、その裏ステータスみたいなのは、前世の人と同じくらいにしか鍛えられないけど、ステータスの上乗せにはなる
ステータスって言うブロックが、0から積み上げるのと、地の体力と言う土台の上に積み上げるのでは、スタートの位置が違からね
たとえば、ほとんど同じ能力値、ステータスを持っていても、能力値で5ぐらいの地の体力を持っている人と、15ぐらいの地の体力を持っている人では、能力値10ほどの差が生まれる
気力の強化で覆ることもあるけど、そしたら、自身も強化すればいいからね
まあ、そんな訳で地道な体力作りは大事なんだ
「火以外の属性っすか? あんまり気が進まないんすけど......」
「言っておくが、レオン、君が他属性を使えたら、あの試合、勝っていたのは君だったかもしれないんだぞ?」
あ、同じ事言った....
「そうなんすか? ......まあ、やってみるっすけど」
「よし。じゃあ次はジェイド、君だ」
「はい」
「君は、実力が、魔法に片寄るってるな。少し魔法に頼りすぎだ。そう言うことで、君の訓練メニューは、《魔力操作》のLv上げと、体力の増強、そして《氣力》を覚えることだ」
《氣力》? 氣力と違うのか?
「そうか......やはりそこか。どうも気力系は苦手なのだ。氣力を体の部位に溜める? 実体のある部分にどうやって溜めろと言うのだ」
ああ~!氣力を溜めときたいの!
・
・
・
ん?
氣力を......溜める...?
父さん......知らなかったな......
最近やたら強くなった気がしたのは、そう言うことか......
父さん......次会ったら、もっと強くなってそうだ
「ジェイド、いいな? よし、次はアーシャだな」
「は、はい」
「君は、水属性魔法は問題ないようだが、他の属性魔法はあまり得意じゃないようだな。特に土属性は、だな。と言うことで、君の訓練メニューは、《魔力操作》のLv上げ、それと、他属性の習得、そして、気力の習得だな」
「え!? 気力もですか!?」
「ああ」
「そんなぁ~」
「出来るようになっておいた方がいいぞ? 魔力が使えない時があるかもしれない」
え!? 魔力が使えないとかあるの!?
「えぇ? 魔力が使えないことがあるんですか?」
「今のところは、一般には無いがな。しかし、古代文明には、そう言うことに使う魔道具が有ったらしい。王城の地下牢や、極犯罪者の手錠に出動した魔道具が使われてる。非合法に持っているやつが用心しないことはないだろう?」
「はい......分かりました....」
へぇ~、そんな魔道具があるんだ
見てみたいな
「よし次、アリス」
「はぃ」
あ、アリスさん復活した
でも、顔赤いし、モジモジしてるし、声小さいし、よそよそしい
たまにチラッと僕を見てくる
僕もガッツリ見るのもあれなのでチラチラ見る
目が合う
アリスさんがちょっとアワアワする
2人とも、慌てて顔を背ける
やべぇ、乱れる
平常心、平常心、平常心、平常心......
「ア~リ~ス~」
「は、はい」
「はあ、まあ、しょうがないか。アリス、君も、属性魔法の強化と体力増強、あとは魔法剣の習得だな。
君は剣がメインみたいだけど、魔法もある程度使える。
だったら魔法も強化して、魔法剣士としての才能もあると思うし、そっちの方が戦いの幅が広がるだろう」
「魔法剣士ですか......はい。分かりました」
魔法剣か......やってみた事なかったな
今度やって見よう
「次はアレクだな」
「はい」
「アレク、君は属性魔法、強化魔法すらその年では異常なレベルだ。しかし、著しく体力がない。だから、君の訓練メニューは、体力増強、気力の増強、氣力の習得、だな」
そうだな、アレクの魔法は凄かった
僕もちょっと追い詰められたしね
「はい......はぁ、体を動かす系は苦手なので......頑張ります」
そう言えば、自己紹介でもそんなような事言ってたな......
頑張れ
「アレクは、それでいいとして、あとは、セインとシーンなんだが......」
ん? なんだ?
「すまんが、シーンに着いては分からん!」
「え一!?」
まあ、そりゃそうだろ
シーンさん、何もしてないし
「すまんな、そう言うことで、シーンは《魔力操作》のLv上げ、属性魔法の強化、習得、体力増強、気力の増強、だな」
ほぼ全部じゃん!
「えー多い~」
「しょうがない、全てやっておいて損はないからな」
「は~~い 」
ははは......頑張れ
「で、だ。セイン、君は......」
「僕は?」
「好きにやれ」
「へ?」
「「「「え(一)?」」」」
どゆこと?
「君は、実力が分からない。と言うか、はかり知れない。私に、君の訓練メニューを決めるのは荷が重すぎる。
正直言って、私でも、本気を出されたら、まともに戦えるかどうか......
そうだ、クラスメイト相手に、副教官として少し教えてくれないか?
人に教えるのは、自分も成長出来ると言うしな。クラス全体の実力も上がる」
あ~あ~...... そうだなぁ
結界内なら、普通ならできない魔法の練習とかが出来るけど、空き時間も有るだろうから、
その時間に、魔法や技術を【伝える】ことが出来るかもしれないし、新しい発見が有るかも知れない。
確かに、人に教えることは、自分の勉強にも成るって言うしね
皆の実力が上がったら、難しい話も、皆が理解出来るようになって、盛り上がるかも知れない
多分、その方が楽しいと思うしね
「そうですね、自分でやってみたい事も有るので、何時もは出来ませんが、楽しそうなのでやってみます」
「そうか、やってくれるか! よし、じゃあ明日からの訓練は、今言ったメニューで。
1日で、メニュー全てをやる必要はないが、偏りがないように。
分からない所は、遠慮なく私か、セインに聞け?」
「「「「「はい!!」」」」」
うぉい! 遠慮なくって......勝手に、もう
・
・
・
よし! やるなら徹底的にやってやる!!
明日から、覚悟しろぉ
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基本的に1日の授業は
午前、魔法や武器などの戦闘訓練
午後、計算や、歴史などの座学
放課後、部活動や、研究活動
って言うスケジュールみたいだ
今日の午後は全体で、部活や研究会の紹介をする、まあ新入生歓迎会みたいなことをやるらしく、今、皆で第一訓練場に向かってる
「ここが第一訓練場だ」
え? ここが?
ここって学園の端っこだよ?
そんなスペース無いと思うんだけど......
「いまの順番で、入ったら、イスが並べてある。
君達は、Sクラスだから最前列にある、5つのイスに順番に座れ。じゃあ開けるぞ?」
そう言ってエヴァ先生が扉を開け、僕達が入っていくと......
パチパチパチパチパチパチパチパチ......!!
うぉ! めちゃめゃデカイ体育館みたいな空間に、先輩方と思われる人達が、皆奥で立って、拍手しながら迎えてくれてる!
「おお! こいつらが今年のSクラスか!!」
「ずいぶん華奢な子もいるなぁ」
「彼奴は強そうだぞ?」
「あの子も強そうだ!」
「彼奴と彼奴は....ちょっとヤバそうだな」
「カワイイ子ばっかりだな!?」
と言う男性の先輩方の声と
「キャー!! あの子達可愛い!!」
「男の子達も可愛いわ~」
「あの子達の体、いい感じね! 彼奴らとは違うわ!」
「あの子達カッコ良くない?!!」
「レベル高いわ~!!」
な感じの女性の先輩方の声
なんか、生徒会っぽい人達も
「ふむ」とか「へぇ」とか「わぁ~!!」とか
先輩方の反応が凄い
「彼奴らスゲー」
「さすがSクラス」
「カッコ良いわ~」
「いいなぁ~」
「チッ」
みたいな同級生の声も聞こえる
先に入ってたみたいだ
賞賛も羨望も嫉妬も
いろんな声が聞こえてくる
そんな感じで真ん中を進み、先輩方の列と対面する最前列のイスに座る
「是より! 新入生歓迎、及び勧誘会を始める!」
「起立! 礼! 着席!」
や、やばい......
スポーツ強豪校みたいな司会......
「最初は部活動紹介を、剣術部!」
『「はい!!」』
おお、部活か
どんな感じかな?
「剣術部! 模擬試合! 始め!」
キ一ン キンキン キーン
シャリ シャリ シャリ シャリ
おお!!
剣術部の人達が打ち合ってる!
多分火神流と水神流の剣士だと思うけど
主に、火神流特有の、火山の噴火の用な、力強い剣筋の人と、
水神流特有の、川のせせらぎの用な、しなやかな剣筋の人とがいる
火神流を使う人は、剣を受け流されないために、体の中心を狙い、
水神流の人達は、剣を傾け、剣を受け流し、カウンターを狙う
火神流の剣は、受け流され、勢いを殺され
水神流の剣は、受け流しきれず、カウンターまで届かない
どちらも、一歩も引かない攻防が繰り出される
一組ごとに、攻防のレベルは異なるものの、見栄えのある、見応えのある模擬戦だった
「このように、我々は、日々、剣術を磨き、極めようと、鍛練を続けている!!
この模擬戦を見て、憧れた者、共に剣術を極めようと言う者は、是非とも、この剣術部ヘ入って来てくれ」
『「うぉおぉぉおおおぉ!!」』
これは......凄かったな
火神流と水神流の剣術はやった事無いから、剣術部でもいいかもな
そんな感じで、
体術を極める格闘部、
跳躍力や持久力、瞬発力を鍛える陸上部、
弓を極める、弓術部
の4つの部活動の紹介があった
そして、今から研究会の紹介が始まる
「次ぃ!! 攻撃魔法研究会!」
『「はい!!」』
おおう......みんなこのノリ?
「我々攻撃魔法研究会は、主に3つに別れている!
1つ目は、いかにして威力を高めるかを追求する、威力部門」
ドガァァン
「2つ目は、いかにして精密に攻撃魔法を当てられるかを追求する、精密部門」
シュン ドドン
「3つ目は、攻撃魔法をいかにして多く発動させるかを追求する、手数部門」
ドドドドガァン
「この3つの部門に分かれている!
各部門の中も属性ごとに別れて研究している!
これを聞いて、攻撃魔法を追求したいと言う者は、是非、攻撃魔法研究会ヘ」
あ~...あはは、
訓練場だからこそ出来ることだな
各部門紹介の終りに、ちゃんと実演したよ...
攻撃魔法研究会は.........うん、いいや
「次ぃ!! 防御魔法研究会ぃ!!」
『「はい!!」』
そんな感じで
属性物理壁系、属性障壁系、魔力障壁系の防御魔法を追求する、防御魔法研究会
属性身体強化、魔力身体強化、魔法強化、の強化魔法を追求する、強化魔法研究会
気力、氣力などの【力】についてを研究する、力研究会
そして、意外にも
与付魔法や魔法陣を研究し、魔道具を作ることについて研究する、魔道具研究会
って言うのもあった
う~ん、力研究会と魔道具研究会が魅力的だな~と思っていたら、
司会が聞き捨てならないことを言った
「以上が、この学園の部活動、研究活動の種類だ!!
基本的に、このどれか一つに入らなければならない、が、例外もある。
それは......
自分達で、部活動や研究会を創ることだ!!」
は?
・
・
・
マジ!? それ良いの!?
「しかし条件もある! 部活なら部員を10名、研究会なら会員を5名以上集めることだ!!」
マジか!?
え?どうするよ?
クラスメイトに頼むか?
それとも大々的に募集を掛けるか?
まあとりあえず、これが終ったら、教室でみんなに話して見よう
「次は、2、3年生による出し物だ。まずは2年生!」
『「はい」』
おお!......せっかくの会だ
考え事してないで楽しもう!!
________________________
はあ~楽しかったぁ~
あの後、
2年生は照明を暗くした所で女性の先輩が20人ほど剣舞を踊り
その他の人が、剣舞を踊る人に光属性魔法で光を当てたり、楽器で音楽を演奏したり、少し魔法で華やかにしたりと、裏方をやる
魔法剣舞を見せてくれた
女性の先輩が、剣舞を踊る姿が、他の魔法や音楽で引き立たされていて
凄い印象的で綺麗だった
3年生は、魔法や気力などを、ふんだんに使った、演劇? だった
この世界の昔話みたいな英雄譚を、
見た目だけの魔法と、魔道具で作られた着ぐるみで 再現するって言う感じだ
英雄譚の内用は、少し在り来りから外れている
初代国王の話で、攻めてきていた魔王を倒した後、平穏に暮らしていた彼に、彼を召喚した国の国王から、
「竜人族が攻めてきていたから助けてくれ」
と言われて、応戦しに行ったが、詳しい話を竜の兵に聞くと、
竜人族と同盟を組んでいる国の王女が此方の国に拐われて、竜王(竜人族の王)も孫のように可愛がっていたため、取り返すために攻めてきたことが分かり、勇者の神から貰った能力で国城に戻り、国王を問い詰めると、
竜人族との争いで勇者を亡き者にする計画だった、と言う事を知り、国に見切りをつけ、追っ手をかける国から出るため、追っ手を蹴散らし、王女を助け出し、国に連れ帰った
勇者は、その国に迎えられ、後に、助けた王女を妻に娶って独立し、この国を作った
と言う話だった
僕は聞いたことが無かったため、先輩方の劇が上手すぎて、感情移入して仕舞ったって事もあって、少し感動して泣いてしまった
まあ、他のクラスメイトもほとんど注いてたか、目キラキラさせてたけど
まあ、そう言う訳で、今教室に帰って来た所だ
「今日の授業はこれで終わりだ。今日から部活動と研究室の体験、見学が始まる。
まあ、行かなくても良いが、結局、何か一つ入らなければならないんだ。少しでも行っておいた方がいいだろう。
体験、見学は、今日から2週間だぞ」
そう言ってエヴァ先生は教室を出て行った
「はぁ~面倒な」
「そうですね~なんか~ピンと来るのが無いんですよね~」
「ん? シーンさん何で敬語?」
「いや、だって王子様だよ!? ラフに話せる訳ないじゃん!!」
「あ!、そうか、ジェイドって王子だ」
「あのなぁ、セイン、そんな話し方するのはお前だけだぞ。
まあ、友人からは、そっちの方が喜ばしいがな」
「あ、そうだ、まだ皆いる?」
「いるわよ」
おお!? アリスさんが反応してくれた!?
「な!? なによ!」
「い、いや...」
あ、ああ~気まずい!
「ほら、そこイチャイチャしない」
「「イチャイチャしてない!」」
「仲良いじゃないか。それより、セイン、何かあるんじゃないのかい?」
「あ、ああ、そうだった。みんな、僕の研究会に入ってくれないか?」
「僕の研究室って、セイン!? 自分で研究会を作るつもりかい!?」
「うん。名前は【オリジナル研究会】だ」
「「「「「「【オリジナル研究会】?」」」」」」
「そう、【オリジナル研究会】。オリジナル魔法、オリジナル属性、オリジナル魔道具。何でも良いから、自分で、または複数の会員でオリジナルの物を開発しようって言う研究会だよ。」
「オリジナルな何かを開発しよう......か...いいね。僕もいくつかオリジナル魔法は持っているけど、増えても、困まる処か便利になるし、戦術の幅も広がるからね。そんな研究会ができるなら、入らない理由はないよ」
「オリジナル研究会......か....よし私も入ろう。私もオリジナル魔法などの、切り札になるようなものを持ちたいと思っていたんだ」
「わ、私も.....入ろうかしら......オリジナル魔法とか、少し、あ、憧れるので」
「僕もっす」
「私も~」
「私も、良いかなと思います」
「よし! 決まりだな! じゃあ誰が会長になるかは、また後にして......」
「何をいっているんだ。セイン、君が会長に決まってるだろう」
「え!?」
「それはそうだろう? 言い出したのは君じゃないか」
「「「「「うん うん」」」」」
え~マジか
僕、そう言うの苦手なんだけどなぁ
まぁ、しょうがない
「分かったよ。じゃあ副会長は?」
「「「「「う~ん」」」」」
「う~む......私がやってもいいだろうか?」
「ジェイド?...いいけど....なんで?」
「いや、私は王族だが次男だ。第二王子だからな、兄上に何かある、と言うことがなければ、私は王宮を出なければならない。
だから、私特有の何かを持っていたい。
それなら会長であり、このクラス一番の実力者であるセインの近くにいた方が、速く習得出来そうだろう?」
お、おう....
思ってたより重い
「そう言うことならジェイド君でいいんじゃないかな?」
「じゃあ明日、先生に報告しよう」
「「「「「「じゃあセイン(君)お願い(ね)」」」」」」
あ、やっぱり......
「......はい」
「じゃあ、かいさ~ん」
......あ!
「アリスさん」
「な、なに?」
「ちょっと待っててもらえないかな?」
「っ!? わ、分かったわ」
________________________
「な、なによ」
「えっと.......」
・
・
・
・
・
「すみませんでした!!」
「え?」
「えっと、冷静なアリスさんが泣ほどだったなんて思って無かったんだ。
僕は、腕とかの感覚を斬られることとかがあったから、慣れてたけど、そう言えば最初は怖かったなって後で気付いたんだ。
だから、ごめんなさい!」
「............え? ...あ、ああ、試合の...い、いいわよ、別に。
本当に無くなった訳じゃなかったし...」
「ほ、本当? 魔法は結構怖かったみたいだし......そ、その後のことも........」
「そ、それは言わないで!」
「はいぃ!」
や、やばい~!
冷静なイメージがあるアリスさんが、赤くなった顔で頬を膨らませながら、ちょっと恥ずかしそうに言う感じ
心が乱れる
平常心、平常心、深呼吸、しんこきゅ一
い、今言ってしまうか!?
で、でもまだ会って2日だし
えぇ~ ドウシヨウ
「は、話しは、それで終りかしら?」
え、えぇい! 言ってしまえ!!
「あ、アリスさん! もう一つ言いたいことが有るんだ!」
「な!? なによ?」
「ほ、ほ」
「ほ?」
「惚れちゃいました!!」
・
・
・
・
「......惚れた? だ、誰が、誰に?」
「僕が、アリスさんに」
・
・
・
「......え!? ちょ、ちょっと待って、待ってね、えぇ!?」
今のアリスの内心は「そんなことあるぅ!?」だった
それはそうだろう
入学した次の日に告白されたのだから
しかも、
入学試験の時に一緒で、実技試験の時、元近衛騎士団、副団長の理事長に、圧倒的な力の差を見せつけて勝ってしまった、あの、だ
少し憧れを抱いたせいか、久しぶりに幼児退行化してしまった時に、彼に抱き付いてしまったのだ
普通なら、男性なら、実兄にしか懐いておらず、頼りもしなかったアリスが、幼児退行化して、最も危機感が強くなっているにも関わらず抱き付いてしまうほど、セインに気を許してしまっていたのだ
アリスは、セインに抱き付いていた時、昔慰めてくれた兄に姿を重ねていた
それも相まって強い憧れを抱いていたのだ
そんな人に告白されたのである
嬉しい気持ちと、なんで私!? って気持ちと、告白するにしても早すぎない!? って気持ちで
頭の中がぐちゃぐちゃだった
だから、つい言ってしまった
「ご、ごめんなさいぃぃ!!」
今も読んで頂きありがとうございます!!
一話を長くしてみたのですが、
いかがだったでしょうか
長く書く書き方が、あまり分かっていないので
ご意見を募集しています
何か変だな、とか何か気になる点がありましたら
感想欄に送って下さい
送ってもらえたら、読んでみて、自分で納得した所から直していきたいと思います
これからもよろしくお願いします!!




