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双子兄妹の悪魔学園記  作者: 黒雨みつき
 第2章 梅雨にとどろく雷鳴
74/239

2年目6月「雷魔の少女」


「へぇ、不思議だねー」


 ソファに仰向けに寝転がって雑誌を読んでいると、ぽやんとした声が聞こえてきた。

 視線を向けると、こっちに尻を向けてよつんばいになった歩がカーペットの上に新聞を広げ、ふむふむとなにやら興味深げに読んでいる。


 6月になってすぐの日曜日の朝。

 梅雨に入って最近は雨の日も多くなっていたが、今日は久々の青空だった。


 俺は雑誌を脇に置いて上半身を起こし、歩に問いかける。


「どうした? 毎朝のように新聞を広げて悦に浸っている奇妙な女子高生の記事でも載ってたか?」


 すると歩は不思議そうにこちらを振り返って、


「それって私のこと?」

「他に誰がいるんだよ」


 アクビをしながら時計を見ると時間は9時半。

 今日はこれから夜まで家でダラダラと過ごす予定である。


「っても、ま、お前は女子高生かどうかも微妙な生き物だが。……つかお前、スカートでその体勢はやめれ」

「え?」


 と、歩はよつんばいになった自分の体勢とスカートの裾の位置を確認して、


「見えてないよね?」

「まあ、見えてねーけどさ」


 ミニスカートじゃないから、そこからいきなり腰をあげてクラウチングスタートの体勢でもとらない限りパンツが見えることはないだろう。


「見えるとか見えないとかの問題じゃなくて、はしたない」

「ふぅん……?」


 いまいちピンと来ていなかったようだが、それでも歩は素直に腰を下ろしてペタンとカーペットの上に座り込んだ。


「……あ、そんなことより。さっきの奇妙な女子高生ってどういう意味ー?」

「そのまんまの意味だろ。毎朝欠かさず新聞に目を通すとか、どこのビジネスマンだよ」

「ダメだよ、優希お兄ちゃんも新聞ぐらい読まないとー」


 と、逆に説教されてしまった。


「番組欄以外興味ねーわ」


 自慢じゃないが、俺はスポーツ欄すら滅多に目を通すことはない。

 俺にとっての新聞の価値は、番組欄がほぼ10割を占めているのである。


「で? なにが不思議だって?」


 改めて聞いてみた。


「あ、そうそう。あのね、今年の春からこの町での自首件数が急激に増えてるんだって」

「自首件数? なんだそりゃ?」

「自首する人の数だよー」

「……お前、俺をバカにしてんのか?」


 もちろん俺が聞いたのはそういう意味じゃない。


「こないだの中間テストも全教科満点だったからって調子に乗ってんじゃねーぞ」


 俺がそう言うと、歩は、たはは、と、照れくさそうに笑って、


「違うよ。英語だけ99点だったから全部満点なわけじゃ――」

「よし。"うめぼし"の刑だな」

「!?」


 "うめぼし"というのは両こぶしを相手のこめかみに当ててグリグリやるおしおきのことで、由香の母親である梓さん直伝の技である。


「なんで! 私、なにもしてないのにー!」

「問答無用!」

「わわっ……」


 ソファから勢いよく立ち上がった俺。

 天敵を見つけた小動物のように慌てて逃げ出そうとする歩。


「逃がすかッ!」

「きゃぅっ!」


 俺はそんな歩の足首を捕らえ、後ろから抱え込むように羽交い絞めにした。


「ふふ、もう逃げられんぞ、この愚か者が」

「わー、やめてやめて! お願いー!」


 ジタバタと暴れる歩。


「思い知るがいい! これが学年順位3ケタの劣等性たちの怒りのこぶしだっ!」

「きゃぁぁっ! やめてやめてー!」

「……朝っぱらからなにやってんの、あんたたち」


 と、脱衣所から瑞希が姿を現した。

 タオルを頭に巻いていて、確認するまでもなく風呂上がりだ。


「おぅ、瑞希」


 両腕の力をゆるめると、歩は慌てて抜け出しバタバタと逃げていく。

 俺はそんな歩を横目に見ながら瑞希に言った。


「毎日優雅に朝風呂か。贅沢なやつだな」

「いの一番に入った人がなに言ってんのよ」


 さらっと返し、瑞希はそのまま冷蔵庫に向かう。


「雪は? まだ入ってんのか?」

「ええ、雪ちゃんお風呂長いから。あと15分ぐらいかかるんじゃないかしら? 歩。待ってても遅くなるから一緒に入ってきたら?」


 ウチの風呂は決して狭いわけではないが、3人同時となるとさすがに手狭だ。

 歩がこの家に来た当初は3人で入ったりもしていたようだが、最近はもっぱらふたり、あるいはひとりずつの入浴だった。


 あと言うまでもないが、俺は常にひとりだ。


「あ、うーん。私、見たいテレビがあるから後にしよっかなー」

「そ。別に急がなくてもいいけどね」


 牛乳の入ったコップを手に瑞希がリビングにやってきて、さっきまで俺が座っていたソファに腰を下ろす。

 手持ちぶさたになった俺はなにげなく周りを見回して、


「……ん?」


 ふと、先ほど歩が読んでいた新聞の記事が目に入った。


「なんだこりゃ」


 その場にあぐらをかき、新聞を手元に引き寄せる。

 そこに書いてあったのは先ほど歩が言っていたとおり、この町における犯罪の自首件数が飛躍的に伸びているという内容だった。


 ただ、不思議なのは――


 そんな俺の動きに気づいた歩が再びちょこちょこと近寄ってきて、


「ね、ね? ちょっと不思議でしょ?」

「不思議っつーか……万引きって自首とかするようなもんか、普通」


 "自首"と聞いて、俺はある程度凶悪な類の犯罪を想像していたのだが、その記事を見ると、むしろ万引きとか痴漢とか、そういった類の軽犯罪の自首件数が伸びているらしい。


 そもそも万引きなんてのは普通、その場で押さえられない限り捕まるようなもんじゃないだろう。

 にもかかわらず、自首する人間が急激に増えているというのだ。


「自首するぐらいなら最初からやるなよって話だが……」

「罪悪感に耐え切れなくなったとかかなー?」


 歩が俺の膝に手を置いて、新聞の記事をのぞき込んでくる。


「罪悪感ねえ……」


 凶悪犯罪ならそういうのもわからなくはないが、万引き程度でそこまで罪悪感に悩まされたりするものだろうか。

 そういう心を持った人間はよほどのことじゃない限り万引きなんてしないような気もする。


 なんとも理解しがたい話だった。


 ……と、それはともかく。


「隙アリッ!」

「えっ! わぁッ! み、瑞希お姉ちゃん、助けてーッ!」

「……じゃれ合うのもほどほどにね」


 瑞希はそんな俺たちに、いつもどおりの呆れ顔を返したのだった。




-----




「遅くなっちゃったね、雪お姉ちゃん」

「そうだね」


 その日、夜の7時半を回ったころ。

 雪と歩のふたりはデパートでの買い物を済ませて家に帰る途中だった。


 目当ては閉店間際に値引きされる生鮮食品類で、両手一杯というほどではなかったが、ふたりはそれぞれひとつずつ大きな買い物袋を手にしている。


「優希お兄ちゃん、大丈夫だったかなぁ」

「大丈夫って、なんのこと?」

「出かける前、瑞希お姉ちゃんとまた口げんかしてたみたいだから」


 歩の『大丈夫かなぁ』は、もちろん優希が瑞希にコテンパンにやられているんじゃないだろうかという心配である。

 雪も当然それはわかっていて、


「瑞希ちゃんに勝てる子はそんなにいないからね。あ、でも腕相撲だったらユウちゃんでも勝てるんじゃないかな?」

「それで負けたらお兄ちゃん可愛そう……だけど」


 負けないとも限らない、というようなニュアンスを残して、歩はおかしそうに笑った。


 そんな他愛のない話をしながらふたりは大通りを外れ、住宅の並ぶ道へと入っていく。

 最近はかなり日が長くなっていたが、さすがにこのぐらいの時間になると日は沈み、辺りも暗くなって人通りもまばらだった。


 そんな中、


「……?」


 雪が怪訝な顔をして立ち止まったのは、自宅まで5分程度のところまで来たときのことだ。


「どうしたの?」


 それに気づいた歩が不思議そうに振り返る。


「ん……うん。ちょっとね。不思議だったから」

「不思議?」

「不思議な感じなの」

「えっ?」


 いまいちはっきりしない雪の回答に、歩がさらにわからない顔をした、そのときだった。


 ……パチッ。


「!」


 視線の先にある狭い路地の中で、弾けたような音とともにかすかな光が見えた。

 音も光も一瞬で、注意していなければ気づけなかったかもしれない。


 だが、先にその気配に気づいていた雪はそれを見逃さなかった。


「……雪お姉ちゃん、今の」


 どうやら歩も気づいたらしい。


「いるよ。歩ちゃん」

「……悪魔さん?」

「そう。悪魔さん」


 その言い方に雪はくすっと笑い、手にしていた買い物袋を歩に差し出して、


「ふたつ持てる? 危ないから歩ちゃんは先に帰ってて。私、様子を見てくる」

「え、でも……」

「やっぱ重い?」

「あ、ううん。そういうことじゃなくてー」


 歩の心配そうな顔に気づいた雪は、買い物袋を地面の上に置くと、


「わかった。じゃあここで待ってて。……ついてきちゃダメだよ」

「あ……」


 歩の戸惑ったような声を背中に聞きながら、雪はそのまま路地に走っていった。


 ……パチッ。


 再び弾ける。


(電気……?)


 幸い、路地の中は周りの家からも死角になっているようだった。


 そっとのぞいてみると、中にいたのは20歳ぐらいの青年。

 青ざめた顔で塀を背中に座り込んでいる。


 そしてもうひとり。


(……雷魔、かな)


 そこに立っていたのは雪と同い年ぐらいの少女だった。

 額には薄っすらと短い角のようなものが見え、悪魔の特徴である大きく尖った耳もある。


「――死になさい」

「!」


 ハッとする。

 雷魔の少女が冷たい言葉を発するとともに、その手に白い発光体を生み出したのだ。


(いけない……!)


 雪の髪が銀色に変色する。

 人から、悪魔の姿へ。


 そして、


「やめなさい!」

「!」


 雷魔の少女が振り返った。

 怯えていた青年も同時に雪に気づいたが、混乱しているのか腰が抜けて立てないのか、自ら逃げようとする気配はない。


「下がってて」


 雪はそう言って、青年をかばうように前に歩み出た。

 そして雷魔の少女をまっすぐに見据える。


「あなたも、抑えがきかないの?」

「……なんの話?」


 雷魔の少女は怪訝そうに眉をひそめたが、やがて雪の大きく尖った耳に視線を止めると、


「あなた……私と同じ?」


 少し困惑した表情でそうつぶやく。

 その反応で雪は気づいた。


(この子、理性がある……?)


 今まで相手にしてきた敵――暴走悪魔とは違うようだ、と。


 いわゆる"血の暴走"を起こした悪魔は、人の言葉を話す者もいないわけではないが、そのほとんどが支離滅裂で会話が成立することは稀だ。

 しかし目の前の少女は、それらと比較して明らかに理性的だった。


(じゃあ、私たちと同じ普通の悪魔……?)


 雪がそんな風に考えを巡らせている間に、雷魔の少女も最初の驚きから脱したようだ。


「……こんなところで私と同じような人に会えるなんて驚きだけど」


 そう言って、雪の後ろに隠れた青年をにらみつける。


「邪魔をしないで。邪魔するならあなたも怪我をするわ」

「どうして?」


 話が通じる相手だと判断し、雪はいったん身構えるのをやめて口調をやわらげた。


「理性があるのに、どうしてあなたは人を襲ったりするの?」

「襲う?」


 雷魔の少女は心外そうな顔をした。


「人を猛獣かなにかと勘違いしてるのかしら。別に襲っているわけじゃないわ」

「じゃあどうしてこの人を?」

「どうして? 悪いことをした人には罰が必要だからよ」

「罰?」


 雪は青年を振り返った。


「あ――」


 青年はなにか言おうとしていたが、どうやら声が出せないらしい。

 ただ、否定するようにブンブンと首を横に振っている。


「あら。反省が足りないみたいね」


 パリッと音がして、少女の体が再び帯電した。

 そして、細かい白い帯をまとった人差し指を青年に向ける。


「そいつはね。自転車泥棒の常習犯なのよ」

「自転車泥棒?」


 雪は雷魔の少女に視線を戻した。


「そう。学校とか、店の前とか、高そうな自転車を盗んでは友だちとか業者に安く売りつけるそうよ。……大したことじゃないと思うでしょうけど、盗まれたほうにしてみればたまったものじゃないわ」


 少女は嫌悪に満ちた視線を青年に向ける。


「あなたは軽い気持ちだったのかもしれないけど、犯罪は犯罪よ。……ねえ? 人の気持ちがわからないこんなクズは、生きていても仕方がないと思わない?」


 後半は雪に向けた問いかけだった。


「……」


 雪は無言でもう一度背後の青年を見る。

 青年は相変わらず言葉を出せない状態だったが、その態度から、おそらく雷魔の少女の言葉は真実なのだろう、と、雪は思った。


 雪は再び雷魔の少女に向き直った。


「でも、それで命を奪おうだなんて極端すぎるよ。命はそんなに軽いものじゃない」

「……ああ」


 雪の言葉に、雷魔の少女はなにごとか気づいた顔をすると、


「勘違いしないで。別に本気で殺すつもりだったわけじゃないのよ」

「え?」

「最初は警告。ここでその男を殺す気はなかったわ。今はまだ、ね」


 そう言ってから、厳しい視線で再び青年をにらみつける。


「ただ、同じことを繰り返すつもりなら次は命の保証はしない。私はいつでも見ているわ」


 バチンッ!

 稲光が走る。


 雪は一瞬身構えたが、雷撃は雪の体を避け、青年の眼前に炸裂した。


「ひっ!」


 青年がさらに後ずさる。

 それを見た雷魔の少女は小さく鼻を鳴らして、


「もういいわ。……目ざわりだから消えなさい」


 青年はビクッとして立ち上がると、足をもつれさせ、荒い息を吐きながらようやくその路地から逃げ出していった。


「……ふん。アイツは大丈夫そうね」


 そんな青年の後ろ姿をあざけるように見送って、雷魔の少女は満足そうに雪を見る。


「どう? 私のやり方、なにか間違っているかしら?」


 その口調には、絶対に自分が正しいと確信している響きがあった。


 雪は口を閉ざす。


 どうやらこの少女は、自らの利益や快楽のためではなく、あくまで社会的な悪を裁くためにその力を行使しているようだ。

 そのこと自体は、法律的にはともかく道徳的に批判することは少し難しい。


 ただ――


「間違っては……いないのかも。でも」


 そう言って、雪は目を伏せた。


 体の力を抜く。

 魔力が鎮まり、髪が元の色に戻った。


 雪はもう一度雷魔の少女を見つめると、そこに憂いの色を浮かべる。


「ちょっと心配、かな」

「心配? どういう意味?」

「ん。わからないけど……」


 雪は小さく首をかたむけて、


「不安そうだったから」

「……」


 その言葉に、少女の頬がピクリと動いた。

 雪は続ける。


「それにね。この力は無闇に使っちゃいけない。力を持つってことはリスクも一緒に抱えるってことなの。あなたがそうやって力を使い続ければ、いつかきっと危険な目にも遭うことになる」

「脅しのつもり?」


 雷魔の少女は少し声を低くしたが、雪は首を横に振って、


「ううん。人生の先輩からのアドバイス」

「……人生の先輩? 私より年上には見えないけど?」

「そう? 私には年下に見えるよ?」


 少女は拍子抜けしたような顔をする。


「……わからないわ。あなた、どういう人なの?」

「自己紹介したほうがいい?」

「ほんと、変わった子」


 そんな雪の態度に、少女は呆れたように息を吐く。


「とりあえずあなたの言葉は忠告として受け取っておくわ。あなた自身は少なくとも悪い子じゃなさそうだし……」

「人は見掛けによらないよ」


 雪が冗談っぽく言って微笑むと、雷魔の少女も初めて笑顔らしきものを浮かべた。


「事実がどうあれ、その笑顔を見るとだまされそうね。……でも」


 目を閉じて、一瞬。

 その視線は再び先ほどまでの厳しさを取り戻していた。


「私はやめないわよ。いつか、この町の悪人どもが私を恐れて悪さできなくなるまでね」


 きびすを返した少女の後ろ姿が、雪の視界から消えていく。


「……」


 雪は少女を黙って見送った。

 今の彼女にはそれを呼び止めるだけの理由が見つからなかったのだ。


 そしてため息ひとつ。

 雪は路地を出た。


 すると、


「お姉ちゃん」


 路地の入り口には歩が立っていて、両手に買い物袋を抱えていた。


「……ごめんね、歩ちゃん。待たせちゃって」


 そう言って歩の手から買い物袋をひとつ受け取ると、


「ずっと見てたの?」

「うん。ごめんなさいー」


 歩は正直にそう答えて、


「私、雪お姉ちゃんのあの姿、初めて見た」

「怖かった?」

「ううん、綺麗だったよ。なんかいつもよりすごく大人っぽい感じだった」


 そんな歩の回答に、雪はくすっと笑って、


「ありがと。……じゃあ帰ろっか。ユウちゃんも瑞希ちゃんもお腹空かせて待ってるよ、きっと」

「うんー」


 空気を読んだのか、歩がそれ以上のことを尋ねてくることはなく。


「……」


 雪は最後に一度だけその路地を振り返ると、その顔に再び憂いの表情を浮かべたのだった。


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