第10話 稀人
2月15日㈭
二日後、北川さんより僕のスマホに連絡が入り、18時に大舘さんの父親と会うことになった。但し北川さんも同行することとなったのである。
事前に北川さんより、大舘さんの父親である『大舘真人』(48歳)さんやその家族について詳しく聞いた。
やはり大舘真人さんは僕と同じ“稀人”であり30年前にこちらの世界に転移してきたとのこと。その時の状況は機密事項になるので、全く教えてはくれなかった。
転移前も芸能界で活躍していたらしく、こちらでも同じ道を歩んでいるとのこと。
この世界では知らない者はいないと言われるほどのイケメン俳優で、『世界の恋人』『至高俳優』と称賛されるほどの大物である。
芸名は『高木良明』というらしい。
妻は25人もいて、子供の数は種付けも含めて三桁を優に超えているとの事である。
奈月の父親(零士さん)とは大学時代からの大親友であり、現在も付き合いがあるそうだ。奈月とは幼い頃からの顔見知りであるとのこと。
奈月に至っては、憧れのおじさんが、実は“稀人”であった事実に驚きと困惑が入り混じるも、何処か納得した様子であった。
零士さんと真人さんが昵懇な間柄であるにも関わらず、大舘さんと奈月に面識がないのには理由がある。
この世界での男性同士が交流する場合は、それぞれ単身で外で会うのが常らしい。妻子同伴の際には、妻2人までとその子供までが常識とされている。互いの家を行き来することもあるらしいのだが、真人さんは、奈月の実家に行く事はあっても、零士さん含め奈月も真人さん宅を訪れたことは一度もなかったそうだ。
真人さんは零士さんを気遣い、妻子は嫡妻と、さおりさんと、その子供達のみの同伴であったので、奈月とクリスさんがお互い面識がなかったのである。
一夫多妻な世界線なので、妻子を全員連れて行くと大人数となってしまい、移動するのも受け入れる側も大変なので、この常識があるのは頷ける。
真人さんの嫡妻は『大舘優美』(51歳)さんで、こちらも芸能界で活躍しており、この世界で“絶世の美女”と言われる大女優で、芸名は『楠木有美』である。
旧姓は『鈴木』で、実家は『鈴木グループ』のグループ企業創業者であり、母親が経営者。
大学理事長の『大舘さおり』(50歳)さんは優美さんの妹であり、連婚者で第三夫人。旧姓は『鈴木』。
元ラグビープロリーグのスター選手であったそうだ。
大舘さんの母親『大舘ミア』(50歳)さんは、第二夫人の米国人(白人)で、婚姻後は日本国籍となったそうだ。ミアさんも女優をしており、元は世界を股にかけたスーパーモデルであったそうだ。
因みにミアさんの芸名は『ミア』で、旧姓は『ミア・ジョーンズ』だそうだ。
真人さんの芸名が『高木良明』 と聞き……元の世界で聞き覚えがあるが、いまいち思い出せない。
本来ならば、こういった男性の個人情報を曝け出すのは、法律で禁止されてるのだが、事前に僕が稀人であるのを北川さんを通じて真人さんの専属サポート役である「吉野」さんに話したところ、本人よりある程度の許可を得られたので、北川さんは僕たちに話したのだそうだ。
北川さんを通じて、僕が稀人であるのを大舘さんにも打ち明けたのだが、特に驚きはせず、「やはりそうでしたか」的な感じであったそうだ。
それにしても……真人さんに妻が25人って……。凄い!
そして“連婚”と言ったワードについてなのだが、北川さんの説明によると、所謂『姉妹婚』『親子婚』といったものであるそうだ。男性が少ないので、相手女性のオマケ的な感じで姉妹若しくは母親(独身である事が条件)や、親族と一緒に婚姻関係を結んでしまう、といったものである。
但し条件として、連婚を結んでいいのは婚姻した相手女性の血縁者一人のみで、種付けは3人までと制限されている。
男性の独占を防ぐのが狙いであるそうだ。
要するに『連婚制度』とは、女性が結婚する際に、ついでに血縁者の一人もオマケに付けるといった感じである。
◆◆◆◆
17時に北川さんが自宅まで車で迎えに来てくれて、妻たちとともに同乗し出発する。護衛の車は後ろに付いて来る。
今日の僕の服装はラフである。(トップが白色長袖シャツ、ネイビーのパンツ、アウターは同色のシャツジャケット)
奈月も朱里も僕と似たような服装で、スカートではなくパンツ姿である。
北川さんも黒色のパンツスーツ姿である。いつもはスカートなのに、今日に限ってはパンツである。
皆スカートを履いてないのを不思議に思い、北川さんに尋ねたところ、稀人同士が家族ぐるみで会う際、互いのパートナーへの性的な視線を防ぐための措置なのだそうだ。
真人さんの妻たちも今日はスカートではないであろうとの事だそうだ。
車を走らせること50分程で大舘さんの実家へと到着する。周囲は高い外壁で囲まれた広大な敷地で、門の前には数名の警官が歩哨についていた。
運転席の北川さんが警官に身分証と許可証を見せた後に開門し、護衛の車と共に敷地内へと入る。
敷地内には5棟ほどの邸宅が立ち並んでおり、最奥に母屋と思わしき三階建て鉄筋造りの大きな邸宅がある。当然のことながら、玄関先には数名の護衛(女性)がいる。
母屋前の駐車場に車を止め、僕の護衛はここで待機となる。
車から降りた僕たちは玄関に向かうと、全員護衛(女性)のボディチェックを受ける。何だか物々しいが、それだけ稀人たる真人さんは要人なのであろうと理解する。
北川さん曰く、稀人には必ず数名の護衛が付くとのこと。
ボディチェックを終えた頃に大舘さんと黒色パンツスーツを着た女性が出迎えてくれた。
「初めまして、大舘真人サポート役の、吉野美保です。以後お見知りおきを」
吉野さんは身長が150cmくらいと、こちらの世界線では珍しく小柄で、見た目が中学生位の美少女?である。
真人さんのサポート役を担っているので、見た目以上に年齢は上なのかもしれない。
吉野さんが挨拶を終えると、朱里がニヤリと口角を上げる。吉野さんも同じ様に口角を上げた。二人は知り合いなのか?
後日朱里から聞いたのだが、吉野さんと朱里は、同級生で幼い頃よりレスリングで切磋琢磨した仲であったそうだ。
挨拶を終えてからクリスさんと吉野さんの招きで邸宅へと入る。
僕は挨拶をしてから、さり気なく手土産をクリスさんに渡した。
今日のクリスさんはデニムのスキニーパンツにミントグリーンのニットシャツ姿だ。普段はジャージやユニフォーム姿しか見てない僕としては、大舘さんの私服姿はとても新鮮で魅力的だ。スキニーパンツは脚にフィットしていて大舘さんの上がった美尻と長い美脚が際立ち、とてもセクシーである。
邸宅内に入ると、広々としたリビングがあり、その広さに圧倒されてしまう。
奥のソファーには、『真人』さんと思わしきワイルドなイケメンダンディが座っていて、その両隣りにはとても綺麗な女性が座っている。
真人さんも僕と同じような服装で、両隣りの妻と思われる綺麗な女性たちも、クリスさんと同じようなラフな服装であった。
リビングに入ると、視線が一斉に僕たちへと向けられた。クリスさんが僕を紹介してくれてから、真人さんが立ち上がり僕たちに歩み寄ってくる。身長は僕よりも低く、160cm半ば位だが、とても大きく見える。その佇まいからは大俳優としての凄いオーラが放たれており、僕は思わず息を呑んだ。
「甲斐田さん 初めまして。大舘真人です」
真人さんは落ち着いた声で手を差し出した。僕はその手を両手でしっかりと握り、軽く頭を下げる。
「お初にお目にかかります。甲斐田天馬です」
真人さんは優しい笑顔を見せたが、その目は鋭く、まるで僕の内面を見透かしているようだった。彼の後ろに座っていた二人の妻たちも微笑んでこちらを見ている。
「こちらが、第一夫人の優美です。そして、隣にいるのが第二夫人のミアです」
真人さんが紹介すると、優美さんが優雅に手を振り、ミアさんは上品に微笑みながら軽く頭を下げた。二人とも美しさが際立っていて、まさに芸能界で活躍する大物という印象だった。
奈月が前に出て礼儀正しく挨拶した。
「妻の奈月です。今日はお会いできて光栄です」
「お~! なっちゃんか! 大きくなったね~。お父さんから聞いたよ〜! 結婚おめでとう」
と真人さんが微笑んで応じた。その笑みは、まるで娘の幸せを喜ぶような優しさにあふれていた。
「ありがとうございます。あの~おじ様~? その~もうちゃん付けは止めてください! 子供じゃないんですから」
奈月は笑顔で抑揚に応じる。
「ははっ! これはすまんすまん。それにしても、いい女になったな~」
真人さんは頭を掻きながら抑揚に応えた。
僕は、ふと後ろにいた朱里が少し緊張している様子を感じた。普段の彼女とは少し違う表情だ。幼い頃から憧れていた真人さんとの面会に対するプレッシャーを感じているのかもしれない。僕は彼女に軽く微笑み、腰に手を廻して励ました。
真人さんはその様子を見逃さなかった。
「どうやら、君たちには強い絆があるようだな」
彼の言葉には深い意味が込められているようで、僕は一瞬言葉を失った。だが、真人さんはさらに続けた。
「女性が多く選り取り見取りだが、結婚生活を長く続けるコツは、どんなことがあっても、お互いを信じ、支え合うことが大切だよ。特に、この世界ではね」
真人さんの言葉には重みがあり、僕はその言葉に深く頷いた。
その後、朱里と北川さんの紹介を終えてから、僕と妻たちと北川さんはソファーに腰かけ、優美さんが淹れてくれた紅茶を飲みながら真人さんと話す。クリスさんは母親であるミアさんの隣りに腰かけた。
ここで僕は真人さんの顔をじっくりと見れたのもあってか、思い出したのだ。僕は思わず声を上げてしまった。
「あ~~っ!!! おっ……思い出した! ヨッシーだ!!」
コーヒーを飲んでいた真人さんは驚いて咽てしまう。
「あ~ビックリした~ そんな風に呼ばれてた頃もあったな~覚えててくれてありがとう」
真人さんは少し照れ臭そうに応える。周りのみんなも驚く。
僕はようやく思い出したのであった。ヨッシーこと高木良明は、元の世界で天才子役としてもてはやされていた。成長した高校生の頃から本格的な俳優へと脱皮し、あらゆる役をこなせる演技派俳優として名を馳せた。ハリウッドにも進出し高評価を得、若干18歳にして、あらゆる賞を総なめにしたほどの逸材であった。
歌手活動やバラエティにも進出し、将来が嘱望された大物であった。
ファンのみならずスタッフらとも気さくに話したり交流するなど、老若男女に愛され、その親しみやすさから、『ヨッシー』の愛称で呼ばれていた。
僕が産まれる前には既に元の世界で存在してなかっのだが、母親が大ファンであったのも起因してか、ドラマ(再放送)や映画(レンタルビデオやネット配信)をよく視聴した。彼の演技は素晴らし過ぎて、主役でなくとも、つい引き込まれてしまう印象があった。
しかしながら、高校卒業を間近に控えた30年前の2月に、バイク事故により橋から川に転落。捜索するも発見されずに死亡扱いとなった。
それから30年も経過したが、未だに遺体すら発見されていないと聞いている。
まさかまさかの、こちらの世界線へと転移していたとは! とても驚きを隠せない!
何しろ幼い頃に誰もが憧れた大人気俳優と、こうして今話しているのだから。
笑いながら優美さんが真人さんに顔を向ける。
「へぇ~~!? パパの愛称って、ヨッシーなんだ~、私もそう呼ぼうかしら」
真人さんは照れ臭そうにしながら頭を掻く。
「天馬君は24(歳)と聞いたが、ご両親が私のファンだったのかな?」
僕はキラキラとした眼差しを真人さんに向けて応える。
「母が熱烈なファンでして、それでドラマや映画をよく観てました」
「ありがとう。とても嬉しいよ」
真人さんは僕に頭を下げた。
その後は夕食と少しお酒を交えながら真人さんと元の世界での出来事を色々と話した。真人さんはとても興味を示してくれて大いに盛り上がった。
因みに出された料理は、真人さんが僅かな時間で作ったもので、いかにも「男飯」と言った感じの豪快なものであったが、とても美味しかった。
男同士の話しはとても面白くて、僕と真人さんは年齢こそ違えど、こちらの世界に来てから久々の“野郎話し”は大いに盛り上がった。気付けば2時間以上も経っていて、女性陣がジト目でドン引きするほどであった。
話しの終盤に、真剣な表情を真人さんは見せ、僕にアドバイスした。
「こちらで生きていくなら、何でもいい! 自分のやりたいものを見つけなさい。色々障害はあると思うし、ガラスの天井にぶつかることもあるだろう。しかしね……それを克服した先には、きっと素晴らしい未来があるよ。ゲームは難しければ面白いし、難しいゲームを攻略する感覚で色々チャレンジしてみると良い」
僕には真人さんのその言葉は、とても胸に突き刺さる! 俳優として大成した真人さんのアドバイスは、とても参考になった。
「今後も色々ご教示お願い致します」
僕は深々と頭を下げた。
「いつでも相談して来なさい」
真人さんはやさしく投げかけてくれた。
そろそろお開きにしようとした際、真人さんがクリスさんを呼ぶ。
「ちょっとクリス! こっちに来なさい」
「はい?! 何ですか?」
クリスさんはキョトンとした表情をしながら、真人さんの隣りに来る。
すると真人さんは、僕にお願い事をするようにクリスさんを僕の元に近づける。
「天馬君、これも何かの縁! ……クリスを貰ってくれ!」
「えっ?! いっ…いきなり……そんな!」
僕は慌ててしまい、声が上ずってしまった。
奈月と朱里に目をやると、二人とも笑顔で頷く。直ぐに北川さんが割って入り、どこから取り出したのか、いつの間にか婚姻届けを広げて僕に説明する。
「丸印が付いてる個所に住所、氏名、生年月日、年齢とサインを記入していただければ、あとはこちらでやっておきます」
くっ!、北川さん、あなたって……タイミング良すぎない? 絶対狙ってるでしょ? と、北川さんに突っ込みを入れたくなる。
僕はジト目で北川さんを見るが、北川さんはそんな僕の視線を無視している。
「お~~! 準備が良いね。ほらっ、二人とも記入して」
真人さんは笑顔で僕とクリスさんを促す。僕が躊躇っていると真剣な表情になって僕にお願いする。
「天馬君……君も見てきたと思うが、この世界の男どもは無気力なのが多い。逆に目立つ者は甘やかされて育ったせいか……性格が我儘で残念だ。中にはマトモな奴もいるが少数だ。そこでだ! 君ならば……クリスを幸せに出来る!! 頼む!」
真人さんは僕に頭を下げた。
自身の可愛い娘の幸せを願うのは、何処へ行っても同じか。確かに僕も同じ様にお願いするだろう。
僕は意を決した!!!
「真人さん! いやっ! お義父さん! 僕にクリスさんをください! 必ず幸せに致します!」
そう言って真人さんに頭を下げた。女性らは全員フリーズしていた。
「お~~!! ありがとう! クリスを宜しくお願いします」
唯一フリーズしていない真人さんが、涙を流しながら僕の手を両手で握り頭を下げた。
フリーズしている女性陣(北川さん吉野さんも)を横目に見ながら、僕は婚姻届けに必要事項を記入しサインした。
その後は再起動した女性らが、やんややんやの大騒ぎとなるのだが、顔を深紅に染めたクリスさんも婚姻届けにサインをした。
気づけば23時を回り、すっかり長居してしまったので、帰路に就こうとしたが、真人さんのゴリ押しに依り、吉野さん北川さんと護衛らも含めた僕ら全員が真人さん宅に泊ることになった。
深夜過ぎまでドンちゃん騒ぎは続いたが、就寝の時間となり、僕とクリスさんが褥を共にすることになった。
奈月と朱里と吉野さんがクリスさんに僕との夜の営みを色々レクチャーしてくれたこともあって、クリスさんに然程緊張感はなく、夜の営みを明け方まで続けられた。
僕の積極的な行為に、クリスは驚きと共に、とても乱れていたが、終わった頃にはとても満たされた表情をしていた。
―—翌朝―—
僕の横で眠っているクリスを見やり、軽く口づけを交わした後に、僕は起こさない様に静かにベッドより抜け出した。
洗面所で洗顔をしてから、お礼も兼ねて朝食を作るべくキッチンへと向かう。
キッチンに着くと、既に真人さんが朝食の準備をしていた。
「お~、おはよう天馬、早いな。ん?料理が出来るのか?」
「おはようございます。朝飯前ですよ。一緒に作りましょう」
僕は抑揚に応えて、真人さん……ヨッシーと一緒に人数分の朝食を作った。
昨夜より僕は真人さんと親しくなり、『ヨッシー』と呼ぶことにしたのだ。優美さんとミアさんもそう呼ぶことにした。真人さんは照れてはいたが、まんざらでもなさそうだ。
作り終えてから全てテーブルに並べた頃に、ぞろぞろと起きて来た女性陣が各々テーブル席に着いた。
クリスは寝ぼけ眼であったのだが、僕も一緒に朝食を作ったことに驚き、涙を流しながら食す。吉野さん北川さんと護衛女性二人も同じ様に涙を流しながら食していた。
朝食を終えてから身支度を整え、北川さんと妻たちとクリスと共に、婚姻届けを提出すべく、市役所へと向かった。
何故か?真人さんと第二夫人のミアさんと吉野さんも一緒に付いてきたのだ。
娘の婚姻する瞬間を見届けたいのと、市役所からの聞き取り調査の際の証人として必要であろうと……そう理由を付けて強引に同行した。
こちらとしては無碍に出来ないので、一緒に市役所へと行く事にした次第である。
当然のことながら、真人さんとミアさんは、深々と帽子を被り、サングラスもして変装している。
「今度は……両親の承認を得てますね。うーーん……本当にこちらの女性との婚姻でよろしいですね?」
奈月と朱里との婚姻届けを提出した際と同じ担当者がそう言い放つ。
今回はネームプレートが胸元に付けられていて、『野本琴美』と書かれている。
「はい! 間違いありません。僕はクリスと共に生涯添い遂げます」
前回のしつこい聞き取りにウンザリしてたので、僕は先手を取って、そう言い放つ。
すると、野本さんはフリーズしたが、数十秒後に再起動して、半べそをかきながら無言で手続きを済ませた。そして『婚姻届け受理証明書』が公布され、これで晴れて僕とクリスの婚姻が成立したのである。
妻たちと義父母と吉野さん北川さんと護衛たちが「おめでとう!」と、祝福してくれた。その際、感極まって真人さんとミアさんがサングラスを外して大泣きしてしまったことで、周囲にバレてしまい、大騒動に発展してしまったのだが、吉野さん北川さんの素早い行動により、何とかその場を抜け出せた。
これで僕の妻は三人となり、とりあえずの義務は達成された。これから色々なことがあると思うが、三人の妻を幸せにする決心が漲るのであった。




