世界のエアフォース
その後、F-16戦闘機はF-16K戦闘機として韓国国内で、ライセンス生産され始めて、近年ではF-15E戦闘爆撃機を改良したF-15K「スラムイーグル」も、登場していた。F-15Kは最新鋭の戦闘機であり、日本の航空自衛隊が保有するF-15Jよりも優れた性能を持つとされている。韓国空軍は最終的に60機のF-15Kを配備している。また、第5世代のステルス戦闘機F-35や、高度無人偵察機「グローバル・ホーク」の配備も進められている。
台湾空軍は、作戦機480機を保有している。F-5戦闘機は旧式だが、この戦闘機に変わる最新鋭のステルス戦闘機の配備が進められている。又、主力戦闘機であるF-16A/Bは、台湾海軍のフリゲート艦と共に有事の際に有用である。
ロシア空軍は、約16万人の大規模な兵力を持ち、米国のF-16戦闘機クラスの機種を3つ各300機以上合計1000機を保有。更にその他戦闘機を600機とヘリコプターを1000機超を購入し、装備の近代化つまり、脱ソ連化を進めていた。近年では、その圧倒的な軍事力を背景にクリミア半島を強引に国際法を無視し併合。露軍を進駐させた。更にその領土的野心は収まる事なく、隣国ウクライナに侵攻。今尚戦争を続けている。
ドイツ空軍は、6万人の兵力を誇り、次世代戦闘機として欧州共同開発の、ユーロファイター・タイフーンを導入している他、F-4やトーネード等作戦機を約300機保有しており、欧州の中では規模の大きな空軍を保有している。
欧州では他にも英国や仏国、イタリアやスウェーデン等がユニークかつ強力な空軍を保有している。
中東では圧倒的にイスラエル。米国製のF-16を300機保有している。これは、旋回性能や運動性能等に優れた戦闘機で、「ファイティング・ファルコン」の愛称がついている。他にもF-15、F-4、A-4等も合わせて総数460機の作戦機をイスラエルは保有している。
アラブ諸国ではエジプトが、兵力3万人ながら軍の近代化が進められ、米国製のF-シリーズを主力戦闘機として計460機保有している。サウジアラビアもF-15戦闘機を150機保有するなど、実力のある空軍力を保有している。
南米ではブラジルや、アルゼンチンがそれなりの空軍力を持っている。
アフリカでは、1万7000人の兵力を持つ南アフリカが有力である。主力戦闘機は、イスラエルの技術支援を受けて開発されたチーター戦闘機である。豪州も日本や韓国に次いでアジア・オセアニア地域ではかなりの空軍力を保有している。




