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タイムリミットまであと3秒、通信指令室を奪還せよ!<完結>  作者: 黎明まりあ


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1、正午の予告配信

『正午になりました……プツッ』


 不自然に途切れた音声を不審に思い、ミナトは寝そべっていたソファから体を起こし、つけっぱなしにしていたテレビ画面に目を向ける。


 バチン……ジジジジィ……


 画面は一瞬、ブラックアウトした。


『は~い♡

 皆様、午前中お疲れ様でした♡』


 だがすぐに真っ暗な画面から、高音で弾んだ少女の声が聞こえてきた。


 この声!

 まさか!!


 心当たりのある声に、ミナトの目は大きく開き、全身の動きは一時停止する。

 ミナトの呼吸さえ止めさせた少女の声は、そのまま画面から流れ続けた。


『貴重なお昼休みの1時間をお借りして、皆さんに楽しんでいただけるよう、わ~た~く~し、赤いウサギから、ある娯楽を提供しま~す♡

 今回の舞台はこちら!』


 プツッという音以降、真っ黒な画面が続いていたが、ある画面に突如(とつじょ)として、切り替わる。

 画面は大きく2分割され、左画面の中央には、真っ黒な背景に白色でデジタル表示の数字が写し出されていた。


 表示されている数字は1:00:00。


 それに対して右側はさらに4分割され、今は4画面とも同じ場所を映し出している。


『えぇ~と、今回は私のだぁ~い好きな人に関係ある職場なの♡

 さぁ、どこか分かるかしら?』


 しかも……ココは!


 フロア中央に巨大モニターが設置され、それに向き合うように何十台ものモニターとインカムを装着した制服姿の人々。

 その見慣れた制服は……。


「警察庁、通信指令室!」


 ミナトは思わず、叫んでしまった。

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