面接
今日は、訓練校入学希望者の面接です。リムさん、奥様、そして私で面接を行います。初年度は約60名の募集です。内容の珍しさや、卒業後、指定する商店や業態に就けば授業料返納制度があり、結構人気があるようです。待合室には大勢集まっています。
「次の方、どうぞ!」
(・・・!)
部屋に入ってきた中に、ミサトちゃんとタマキちゃんがいます。
来るなんて一言も言ってなかったのに!
「そ、それでは、右側の方からお名前と志望動機をお願いします」
うっ、動揺してしまいました。
「タマキといいます。志望動機は、ここで学べば、いいにおいがする、痛っ。じゃなくて、皆が幸せで豊かになる流れを作ろうと思いました」
隣のミサトちゃんに肘で突っ込まれたけど、それ以外は立派な答え。お姉さん、涙が出そう・・・。
「タマキさんとミサトさんは辺境地に住んでいるね。この訓練校のことは何処で知りましたか?」
「猿王さんから教えてもらいました」
リムさんの質問に答える二人。へ~、そうだったのね・・・。
「わかりました。では・・・」
その後も面接は続き、午後遅くまでかかりすべての面接が無事終わりました。
夕方、生徒の選定を始めます。最終的に100名近くの応募があり、面接の結果70名の入学を許可することになりました。出来るだけ希望に応えてあげたいと、少し多めに入学させます。
タマキちゃんとミサトちゃん、無事入学許可されました。二人ともおめでとう!
そういえば、リムさんが言っていました。あの二人、カヌマ殿の肝いりです、って。猿王さん、名前はカヌマっていうのね・・・。
後で聞いたら、奥様もご存じだそうです。あの方、某大臣の懐刀よ、そう耳打ちしてくれました・・・。そんなすごい方だったとは知らなかったわ。
後日、ミサトちゃんとタマキちゃんに、お母様がよく許してくれたね。どうやって説得したの? と聞いてみました。するとタマキちゃん、ニコッと笑って龍神の神託と書かれた札を取り出します。
”かわいい子には旅をさせろ、じゃ“
・・・なるほど。聖仙様、あなたが黒幕ですか・・・。
次回、呼び出し、です。




