修行
占い館の横で立つ練習をしていると、双子たちがやってきました。
「龍巫女姉様、どうして立たされているの? 悪いことしたの?」
ミサトちゃん、タマキちゃん、違います! これは修行です・・・。
私もやる~、と隣に立つタマキちゃん。
ミサトちゃんに、邪魔しちゃダメ! と引きずられていきました。
立つコツがなんとなくつかめてきました。しばらくやっていると、姿勢や足腰の関節がちょうど良いところに収まり、元気が沸いていくらでも立てる気がします。
そんな頃、スーリアさんがまた聖仙様の伝言を持ってやってきました。
「次の修行じゃ、くわっくわっ!」
「・・・」
立つのに慣れたら次はこれね、と中腰で木に抱きつくような姿勢をする様言われます。あっと言う間に、足がぷるぷるします・・・こ、これはダメ!
座り込んでしまいました。
「足の踵で立つことを、体が覚えれば大丈夫ですよ」
「でも私、力ないから・・・」
スーリアさんにアドバイスもらっても、弱気になってしまいます。
「続けていけば出来るようになりますよ・・・」
スーリアさん、周りに誰もいないことを確認して、ちらり、と裾をまくって御身足を見せてくださいます・・・そして、ちろり、と舌をのぞかせ微笑みます。
スーリアさんの素の笑顔のかわいらしさと、太ももの逞しさにびっくり!
そこまで太い足になりたくないです、って言ったら怒られるかしら?
修行は続きます。
お尻は突き出さない、肩の力抜いて、胸を緩めて・・・と細かい指示が入ります。
「そんなことしていたら、足が太くなっちゃうよ!」
村のおばさま方は、笑いながら声を掛けて通り過ぎます。
・・・・ああ、何も言えない・・・。
また、目先を変えて、水の入った容器を頭にのせ、倒さずに歩くように言われます。こちらは、舞をやっていたおかげで難なくできました。
そばで見ていたタマキちゃんは、私もやる~、と容器を倒すことなくすいすい歩きます。タマキちゃんがすごいのかしら? ちょっと、自信なくしました・・・。
次回、術師伝です。




