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白人少女と浮浪冒険者  作者: 逆張りオタクの天照大御神


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17/17

物語の終わり、もしくは白人少女と浮浪冒険者の始まり

その後的なやつ。まとめられなかった。


 結局テスターは王様になり、家臣の者達と協力し全世界に白人が生きていることと、この国で保護していること、そしてミリタリー王国は戦争を放棄し戦いに関する如何なる援助をしないことを宣言した。


 それでも白人を取られたと認識する国家は存在し、戦争を避けるのは難しい問題ではある。


「どうするんだ、他の国が戦争を仕掛けてきたら」


「つっても、この国の周辺にはモンスターがいる以上は簡単には来れねぇよ」


 そう、周辺に住まうモンスターは襲って来る訳ではないが敵意のあるなしに関わらず、縄張りに入れば問答無用で襲って来る。しかも、めっちゃ強い。


「モンスターを倒して、戦争を仕掛けてきたらどうする」


「ブレイズ、お前は心配し過ぎだ」


「心配にもなるだろ、複数の国から同時に狙われたら、いくらお前でも死にかねない」


「その為に、外交をするんだろ?」


「けど、お前…」


「な、何だよ、その顔は」


「礼儀とか作法とか出来るのか、つーか知ってんのか?」


「バカにするな、これでも父さん達から仕込まれたんだ。何とかなる」


「何とかって、そんな能天気な…」


「にしても随分協力的だけど、そんなにピュアのことが好きなのか?」


「なっ!?ち、ちげぇよ!別に、あんな奴のことなんか、これっぽちも…」


「あんな奴?」


「っ!?て、てめぇ!いつに間に、居やがった!?」


「ずっと居た」


「………記憶を消す魔法を知らねぇか?」


「そんな便利な魔法ある訳ないだろ」


「……終わった、俺の人生終わった」


「そんなにか…?」


「だってよ!こんな幼女に惚れたなんて話、聞かれたら…」


「安心しろ、ピュアは18だ」


「は!?18!?この見た目で!?」


「自分で言ってた」


「いやだからって俺が恥ずかしい思いしてんのは、変わらねぇよ…」


「ははっ、まぁどんまい!」


「スターは、私のこと好き?」


「ど、どうした急に!?」


「私はスターのこと好き、スターは?」


「っ!?そういうのは後だ!今は、やることがあんだよ!」


「終わったら聞かせてくれる?」


「…終わったら、な」


「約束だよ、スター」


「…!お、おう」


 それだけを言い、どこか嬉しそうにピュアは仲間の元に帰って行った。


「……」


 羨ましいのか、妬ましいのか、ブレイズはテスターを睨みつける。


「な、何だよ」


「別に?何でも無いが?」


「…まぁ良いや、これから忙しくなるんだ。仲良くやろうぜ」


 こうして、15年の月日が経つ頃には白人問題はほとんど解決出来た。


 未だ兵器として扱う人間はいるものの概ねは改善し、白人達がミリタリー王国で匿われることなく、普通に生活が出来るようになった。


 元々、魔法を使えない者からすれば有名人なだけで、そこまでの興味が無いと言う人が多い。


 それに戦争も好きで仕掛けていた国は少なく、どこも物資不足や土地を欲しがっていたことが理由で戦争を起こしていた。


 だがテスターは皆で協力し合おう、苦しいことがあれば自分が何とかすると言い出し、それが各国からの信用を勝ち取ることに成功した。


 15年と言う年月で改善出来たのは、一重にテスターの人柄の良さから来るものだろう。


 本来は兵器として扱われていた白人と、各国からは戦争好きとして有名だったミリタリー王国の王が仲睦まじくしている様子は、信頼を勝ち取るのに時間は掛からなかった。


「スター」


「何だ?」


「私と結婚して」


「なっ!?」


「私、もうおばさん」

 

 15年も経っていると言うのに、テスターは一向にピュアに手を出さなかった。


 一応、付き合っていると言うことにはなっているが、各国から信頼して貰う為の一つの手段としてだったがピュアは本気だ。


「お、お前それ、どういう意味か分かって―――」


 33歳となれば赤ん坊か、4歳5歳ぐらいの子供が居ても可笑しくはない年齢だ。


 ここまで放置されてはピュアも困る。


「分かってる、だからいい加減に結婚して」


「……お、お前は何で俺を」


「…?ハッキリ言ってくれないと分からない」


「…な、何で」


「うん」


「何で俺を、好きになったんだよ…」


「最初は少し怖かった」


 ピュアから見たテスターは、黒い輪の中の光だった。それが少し不気味で怖かった。


「…そうか」


「でも、スターは私を助けてくれた」


「そりゃ、あんな所で困ってる奴が居たら誰だって助けるだろ」


 テスターはさも当たり前かのように、道端に落ちている物を拾っただけと言うように、当然のように言う。


「そういう所だよ、スター」


「そういう所って、ハッキリ言ってくれねぇと…」


「私は、貴方の優しい所に惹かれたの」


「…!」


「だから、結婚しよ」


「……お前が、それで良いって言うなら」


(ああ、そうだ。俺は、この笑顔に惹かれたんだ)


 出会った時に見た同じ、綺麗な笑顔に思わず頬が緩む。


「じゃあ、決まりだね。行こ?」


「行くって、どこに」


「皆、待ってる」


「み、皆?」


「これ、王国中に放送してる」


「……ちょっと待て!?」


「待たないし、もう待てない」


「いやいや、だからってそうまでするか!?」


「大丈夫、皆には許可取った」


「俺には取ってないよな!?」


「必要?」


「必要だろ!?」


「じゃあ今取る」


「却下だ」


「分かった、ありがとう」


「断ったんだけど、俺」


「?」


「そんなこと言った?みたいな顔するな」


「早くしないと、皆怒る」


「目の前に怒ってる奴がいるんだが?」


「ちょっと何言ってるか分からない」


「分かるだろ、嘘吐くなよ」


「ビービーうるせぇぞ、男なら黙って行けよ」


「ブレイズ」


「言っておくが、俺はまだ諦めてねぇからな」


「諦めて、ブレイズは無い」


「そんなハッキリ言わなくて良いだろ!?」


「だってしつこいだもん」


 この10年近く、ブレイズは事あるごとにピュアに仕掛けフラれていた。


 一途ではあるのだが、何せピュアの気持ちはずっとテスターにしか向いていないので、割と鬱陶しいと思っていた。


 とは言え、大事な仲間ではある。あの時、時間を稼いで欲しいと命懸けでしてくれたことには感謝している。


 しかし、これとそれとは別問題だ。恩があるとは言え、興味の無い相手と付き合えない。


 だから早く結婚をしたかったのだが、国のことで忙しいのはあるがテスターが中々、素直になってくれずに時間が掛かってしまったが、それも今日までだ。


「…ったく、しゃあねぇな」


「ようやく覚悟を決めたか」


「行くぞ、ピュア」


「…!うん!」


 頭を少し掻いて、困った様子を見せながら2人は国民達が待つ場所まで歩いて行った。



いつか絶対書き直す、こんな「終わらせただけ偉いね」レベルの10/100点みたいな作品にしたくない

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