表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
葛藤の上に花は咲く  作者: 優月


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

108/110

美優からの3つの指摘

彩花の真剣な指摘を受け止めた後、美優は真面目な表情を作った。その瞳には、愛情と、わずかながら「巡査部長」としての指導の意図が宿っているようだった。


美優: 「では、愛する橋本彩花巡査長へ、私からの3つの指摘だ。しっかり聞くように。」


彩花: (背筋を伸ばし、真剣に)

「はい、上村巡査部長!」


美優: 「一つ目は……君の、自分の評価を低く見積もりすぎるところ。先ほどの話ではないが、君は私と同じ、いや私以上の才能と努力を持っている。もっと自信を持っていい。『私なんて』という言葉を、私と二人の時でも使わないでほしい。それは、私を不安にさせる。」


彩花は、その指摘が自分の弱さに深く関わるものだと感じ、真摯に受け止めた。


美優: 「二つ目は……時々、私のために無理をして、体調を崩しそうになるところ。この愛は、君の健康の上に成り立っている。私の昇進のために無理をしたように、自分を大切にしないところは、上官として、そして恋人として、最も心配している点だ。」


これは、階級を超えた、美優の深い愛情からの指摘だった。彩花の目には、再び涙が滲みそうになった。


美優: (最後に、少しだけ意地悪な、しかし愛を込めた表情に戻り)

「そして三つ目。これは最も深刻な問題だ。」


彩花: 「え、ええと、何ですか…?」


美優: 「三つ目は……私が君に触れると、すぐに体が強張りすぎるところ。

緊張する気持ちは分かるが、もう少し大胆になってくれてもいいんだぞ、巡査長。私たちは、ここでは何も恐れる必要はないのだから。」


最後の指摘は、一転して、愛情表現の要求だった。彩花は、その指摘に顔を赤くして笑った。


彩花: 「もー、美優! 最後のだけ、意地悪です!」


美優: 「フフッ。愛ゆえの指導だ。さて、これで直してほしいところの指摘は終わりだ。この愛の指導を胸に、私たちは次のステップへ進もう。」


二人は、直してほしいところを指摘し合ったことで、むしろ互いの愛と絆が、さらに強固になったことを確信した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ