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第79話 家族写真 最終話

「へぇ〜!聡子はもうランクCを潰したんだ。凄いねぇ」


「ランクなんて強さのランクじゃ無くて

やらかした罪のランクだよお父さん」


あっ、そうでした。


「聡子ちゃんは強いのね」


「小さい頃からおばあちゃんに鍛えられたからね!お母さんも一緒だよ。私と一緒に稽古しだしたんだ」


「オッパイと同じで美和子ちゃんも、ポヨヨ〜ンとしているけど聡子ちゃんみたいに強いんだってね」


「私の方が強いけどね」


 大きな胸を張る聡子さんに思わず手が伸びそうになる。自制だ!


「ゴミクズをクラスメイトの前で制裁をしたんだから、聡子ちゃんに余計な事する馬鹿はいないよね。

いい牽制になったじゃない」


良子さんがニッシシシと笑う。


「それも、あったからゴミの顔面に警棒を思っ切り叩き込んだんだよ。やっぱり、骨の砕ける感触と飛び散る血や前歯は何度見てもゾクゾクしちゃうね」


 ひゃー!ヤバい!この母子を怒らせたら俺は死ぬ!


 アッケラカンと語る聡子に俺も恐怖で縮こまってしまった。


「なんで、美和子ちゃんは小さい頃からやらなかったの?」


「おじぃちゃんが女の人はお淑やかにするべきだと、やらせなかったんだって」


 ああ、お母さんの尻に敷かれているからな、口でも力でも勝てないと分かっていたんだろう。せめて美和子だけはと引き込もうと考えたのか?


俺でもそうする。



「たっだいまぁ!お母さん!」


「お帰り聡子ちゃん!良子さんもサトルさんもお帰りなさい!」


俺の前で顎をあげてのキスの顔だ。


 仕方が無い軽く唇を合わせると、がっしりっと掴まれ舌を捩じ込んできた。


ウグッ!ウグッ!チュポン!


「えへへ、サトルさんお帰りなさい!」


「サトル私にもくれー!」


 いきなり良子さんに抱きつかれ熱い口付けを無理矢理された。


ウグッ!ウグッ!チュポン!


「パパしゅき!」


「良子さん!サトルさんは私のよ!」


「お父さん!私にも頂戴!」


俺は聡子の顔面を掴み抑える。


「まあ、落ち着け後でな!」


「えー!ケチ!」


「用意は出来てるな」


「はい、勿論です!パパ」


 スーツ姿の美和子はいつもと違って、数倍俺にグッと来るものがある。

今夜もハッスルか!


「良子さん新太は?」


「下で待っているって」


「おーけーでは行きますか」


 地下駐車場にエレベーターで降りて俺名義の○○ファードの新車で写真館に向かった。入学式は駐車スペースが無いとの事でタクシーを使ったのさ!


「皆んなで写真を撮るなんて結婚式以来ね。あの時の写真はサトルさんがゴミ箱に捨てちゃったけど……」


 少し涙ぐむ美和子……俺がDV夫みたいじゃないか!


「サトルアンタ酷い事すんだね」


「お父さん鬼畜よ!この結婚指輪も捨てたのよね」


 聡子は胸元からチェーンに通したあの時の指輪を見せてくる。


「えっ……どうだったけな……良く覚えてないや……どうしたんだろ……」


「えー!お父さんこの指輪を見る度に目が泳いでいたよ」


「……」


「サトルの負けだね、聡子ちゃんを認知したらどうなのよ!」


「あーそれは、ロロがしてくれた……」


「あら、そうなの?お父さん」


 聡子は嬉しそうだ。今迄片親だったからな。


「じゃ、私は?私はどうなの?」


「ぐっ……籍を入れさせて下さい……」


顔を赤くさせて、悔しそうに答える。


「サトルさん嬉しいっ!!」


「馬鹿!運転中に抱きつくなー!!」


 蛇行しながらサトル達の車は写真館に向かった。




「……サトルは私を捨てるのか……」


 何かを悟った良子さんは意気消沈してしまったようだ。


「そんな事出来ませんよ!良子さんも新太も俺の家族だから、嫌だと言っても、

もう離しませんよ!」


「サトル!」


 後部座席からサトルに抱きつく良子さんは鼻声だった。


「ぐぇっ!後ろから首を絞めるな!」


「やれやれ、今更かよ」


どこか、呆れる新太だった。


 更に蛇行しながらサトル達の車は写真館に向かっていた。



「今日は宜しくお願いします」


「こちらこそお願いします」


「滅多西高の入学式だったんですね

あそこの首席入学なんて凄いですね」


「いやー!それ程でもあるわ!ウチの娘だからねー!」


 ニッコニッコのサトルはどこか吹っ切れた様だ。



 最初の撮影は俺達だ美和子と聡子を前に座らせ俺が後ろに立つ。


「お父さん、もう少し右に寄って、はいそこです!皆さんカメラのレンズを見て下さい!パチモンが出ますよ!」


「えっ!パチモンがでるのかよ!」


パッシャ!

「もう一枚行きます」

パッシャ!


「なあ聡子、パチモン見えたか?」


「気にするところ、そこっ!」


次は良子さん親子だ。


 良子さんが前に座り新太が後ろに立ち良子さんの肩に手を掛ける。


「良子さんって新太さんの様な大きな子供がいるようには、全然見えないよね

それに、エロいしオッパイもデカいし」


貴方達もデカいですよとは言えない。


 聡子の言う通りだ。普段は無防備で無頓着な格好で俺に接してる良子さん。


 胸元の奥まで見えるテロンテロンな薄手のシャツを着て、ブラも着けないからボッチも分かるし偶に透けて見えたりもする。緩めの短パンから伸びた、すらっとした白い脚、勿論下着など着けない。


 偶に、生命の起源の神秘まで見える事もある。その様な事をまるっきり気にしない人だと思っていたが、俺以外に接する時は全くの逆なんだそうだ。


新太が言っていた。


 一瞬その言葉が信じられなかったが、少し前に、良子さんが白目を剥くぐらい攻め捲った時に、問いただしたら自白した。


 最近はよく聡子と出掛けている。

隙など全くない良子さんの姿に俺は少し膨らんでしまった。

普段のギャップからだろうか?


 デリヘルの新人としか見えない高一の聡子と歩くと流石にエテ公達が寄って来るが、聡子のマンハントの一言だけで蜘蛛の子を散らすように逃げ去っていく。


 焼きチンに弟子入りした事で余計に拍がついた様だ。


最後に全員で写真を撮る事した。


「お父さんチョット待って!」


 聡子は自分のリックからタブレットを取りだした。


「ロロちゃんも一緒に撮ろうよ!」


『えっ!僕なんかでいいの?』


「勿論だよ!ロロちゃんも私達の大切な家族だもん」


『聡子ちゃ〜ん』


「そうだぞ!ロロも俺の娘だからな!」


『お兄ちゃん〜!』


「皆んなで撮りましょうロロちゃん」


『お姉ちゃん〜』


「こうやって、バラバラにならず一緒に暮らせるのもロロちゃんが頑張ったおかけだからね」


『う〜良子さ〜ん』


「後は、お兄さんのこの僕がロロちゃんを守るからね。もう少しで父さんと並びそうなんだ」


『何言ってんのよ!新太君は僕より年下なんだから、アンタはお姉ちゃんの僕の言う事を聞いていれば良いのよ!』


「えっ!」


結構、容赦の無いLoLo MK-IIIだ。


 あー、忘れていたわコイツ悪魔のAIって呼ばれていたんだ。


 聡子が主役で両脇に美和子と良子さん

後ろに新太と俺だ。


「あれ、父さんこれじゃ葬儀の集合写真だよ」


「ん?あ、聡子が真ん中でタブレットが遺影に見えるわ!組み替えじゃ!」


「横一列でいいんじゃね」


俺の一言で決まった。


 一枚撮影するとずれて行き、全員が中心で写るように何枚もの写真を撮った。


「サトルさん二人だけで撮りたいわ」


「ツーショットか?いいぞ美和子」


「勿論私とも撮るよね」


「当たり前さ良子さん」


「お父さん私もだよ」


「勿論、聡子」


「あの、父さん……」


「息子よ来い一緒に撮ろう!」


「父さん……」


『お兄ちゃん……』


「ロロもおれの娘だ!」


『お兄ちゃん!』




 これが、俺の家族……色々あって人生激変したけど、みんなのお陰でここ迄やれたんだ!


今の俺は幸せなんだろうな?


「皆んな!ありがとう!」


「嫌だ!お父さんここ写真館だよ。恥ずいから泣かないでよ」


「そうですよ、サトルさん。離婚された時は辛かったですけど……」


「ぐっ……すみません……」


「でも、私の為を思っての離婚と分かっていましたので、感謝しかありませんよ

こちらこそ、ありがとうございます!」


「ううう……美和子……済まなかった……」


「それにしては、私を美和子ちゃんと間違えてよく抱いていたけど……もしかして確信犯?」


「ぐっ……それは……」


「自分から抱かれに行く母さんも母さんだけどね」


「新太は辛辣だなぁ」


「お父さんって黙って聞いていれば二股クズ親父なんだね。ターゲットの資格があるよ、ねぇロロちゃん」


『ランクで言えば最下位のEだねお兄ちゃん、顔面一発ぐらいだよ』


「はぁ、それは良かった……じゃねぇわ」


「えー!警棒で殴りたかったなぁ男の人殴るの私好き見たい」


「まあ、聡子ちゃんったら」


「よし、帰ってデリバリー頼み捲って宴会じゃー!」


「そこは、レストランかお寿司屋さんじゃないですか」


聡子のほっぺが膨れる。


「そんなとこ、行って変な男が出てきたらアンタら母子がパニックを起こして、コッチがターゲットになってしまうわ!」


「酷いわ!良子さん!」と美和子。


『100%ありえます』とロロ


「ロロちゃんも酷いよ!」と聡子。


「ガッハハハハハ!帰って呑むぞ!」


「はい、一生着いて行きます良子さん」


「駄目よサトルさんは私の何だから!」


「ガッハハハハ、私らは家族じゃ無いか楽しくやろうぜ!」


男前の良子さんだった。


そうさ、俺達は家族なんだ!


 これからは失われた十五年間を皆んなで取り戻すんだ!


「皆んな!愛しているぞー!」


「お父さん迷惑かけるから大声を出さないでよ!」


「……スンマソン」








アリャリャ、ハピエンで終わってしまいました。


最後迄お付き合いいただき、

誠に有難う御座います。


支離滅裂な文章で皆様を不快にさせてしまった事をお詫びいたします。


私の初めての完結でしたので感無量です

ド素人が面白半分で書き始めましたが、こんなヘタクソでも目を通して下さるなんて癖になりそうです。


調子に乗って次回作はタイトルだけですけど、『隣の幼馴染は魔王さま』という

見たまんまの、ほのぼのとした話です


暴力も残虐シーンも性描写もない筈だと思います……多分だけど……


読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。

感謝しかありません。


次回作も目を通して下されば幸いです。


2nd kanta



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