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第15話 入れなければ、いんだよ

 職場内の人事移動と席替えで僕の仕事の効率は上がらなかったと言うか益々下がったのだ。


 原因は言うに及ばず僕の左右、バカップル席の二人だ。

 

 元からの優秀な二人だ少しマジにやるだけで簡単に仕事を終わらせるのだ。その余った時間を使い僕にちょっかいを掛けて来る。誠に迷惑な話だ!


 僕の左席には松坂さん右には美和さん

松坂さんは元々は左利きだったようで両方とも使えるそうです。

 

 なぜ今それを言ったかとそれは今二人から手を握られている状態でありまして、僕は手が使えない

のです。

 

 仕事にならないと小声で訴えますが、もう少しと受け入れて貰えません。


 僕はパソコンのモニターと机の上に開かれた書類のファイルを見るしか出来無いのです。彼女達は優秀ですから片手でもパソコンのキーボードもメッチャ早く打ち込むし他の仕事もテキパキとこなしています。


ふう、やっと解放されました。


「よし!挽回だ!あひっ!」


 変な声が出た。何人かがこちらを振り向いたから聞こえたらしい。


 二人が僕の太腿付近を撫ぜ回すんですよ。態と胸の谷間を見せつける角度で僕に話しかけてくるんですよ。


 だから、僕は仕事中ずうっとお尻に力を込めています。


 悪魔め!サキュバスめ!


 僕はお昼前に資料庫に行くと告げて席を立った。二人とも着いていくと言っていたが直ぐに戻ると一人で向かった。


 途中総務部に寄り資料庫の鍵を借りる書類に目的と部署と氏名を記入した。

担当してくれたのは先週まで部署の同胞で先輩の黄瀬さんだった。


 挨拶と軽い現状報告をしてエレベーターに向かった。


「確か資料庫は会議室のある階だよな」


 僕はエレベーターの上の階のボタンを押した。


 探していたファイルは直ぐに見つかったファイルNo.を貸し出し書類に書き込みファイルをもって総務部に行き、必要な書面をスキャンして僕のパソコンに送って貰うのだ期限付きで、今日借りたのは退社時間の17時迄で即削除されるのだ。


 以前管理の杜撰さから会社が相当痛い目にあったそうだ。それからだ、このシステムを会社が受け入れたのは……


「いい心構えだな、あとはボロボロの糞だけどね」


 愚痴を溢しながら施錠して廊下を進むと前から人の一団がやって来た


「あ、やべぇ!逃げる所ないんじゃね」


 社長の一団だった。僕は壁に張りつき背筋を伸ばして頭を下げている。


 無言で通り過ぎる一団その中の一人が僕に声をかけてくれる。


「あら、神島さんじゃない?」


「えっ?あっ、玲華さん……」


「お仕事頑張ってね」


「……はい」


 その声に反応し何人かが僕を睨みつけてくる。


「はぁ、同じ会社の社員だろ?終わってんな……溜息しかでないよ」


 玲華さん堂々としていたな。まるで誰よりも上にいるように……あっ!そうか、あのジジィの女だもんなここの連中如きでは頭も上がらんだろ。


 ジジィからの指示と監視が役目か?

そんなとこだな、それで松坂さんの事も納得だぜ。


 社長の一団の姿が見えなくなり僕は総務部の黄瀬さんの所にむかった。



 昼休み僕は二人に捕まり近くのカフェに連れ込まれた。


「人聞きが悪いわね連れ込まれたって」


「あ、御免なさい!メグミさん」


「いいわよ別にここはパスタが美味しのよ」


「じゃ僕はミートスパで食後はコーヒーでお願いします」


「私も同じく」


 三和子さんは僕と同じ物を頼んだ。


 メグミさんは海鮮スパだって後アイスコーヒーをご注文した。


「メグミさん玲華さんってウチの会社に居たんですね今日お見かけしましたよ」


「玲華さんって誰?」


「そうね、今日付で社長秘書の辞令が出たわ」


「彼女優秀そうですもね。まさしくクールビューティですね」


「玲華さんって誰よ!」


「彼女は出来る子だよ」


「だから、玲華さんって誰!」


「あ〜メグミさんのお世話係?」


「まあ、そんなもんね」


「はあ?……」


 納得のいかない顔をしている三和子さんだ。


 僕は軽くメグミさんに聞いてみた。


「玲華さんの社長秘書ってウチの会社からの辞令じゃ無いですよね。

例えば本社か、もっと上からの指示ですかね」


「私も良く分からないわ」


「そうですか」


「でも多分そうかも……」


 その時丁度注文していたパスタがテーブルに届いた。普通に美味しそうだった。



「ご馳走様でした」


 コーヒーを一口飲むとコーヒーの良い香りが鼻に抜ける。


「それでですね。僕ずうっとしていたんじゃないですか?」


「何を?」


三和子さんは分からなかったらしい。


「アレですよ」


「アレ?あっ!」


「それです。なんか急にヤリ過ぎたのか元気が出ないとか、朝ションボリしているんですよ。だから暫くの間自粛しようと思っています。まずは一ヶ月ぐらいから」


 急に二人が怪訝そうな顔になって僕を睨みつける。


 ひぇーっ!美人に睨まれると益々おっかねぇー!


「じゃ半月……で……」


 納得出来ないと抗議して来る二人。


 協力して短縮を求めて来る。


「じゃ……一週間で……」


「と言う事は金曜日の夜から解禁ね私からだわ!」


 くぬぬぬ、と三和子さんとても美人がしていい顔じゃなかった。


「魚の漁の解禁じゃないんだから……」


「入れなければ、いんだよね」


「ボソッと言った三和子さんの顔がとても怖い

でしゅ……」


 どこの理論だよ……あっ!変態女子高生ハーレムかよ!






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