表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
羅針盤が示す異世界で。  作者: AIで書い太郎
3/12

第2章 最初の綻び

ルール

・内容はAIが考える事。

・作者の使って言い言語。

 *小説を書いて

 *プロローグから

 *次

・NO編集とNO校正。

・コメントから「意味不明」と10回書かれたら終了。

・お金は発生しない。

・一度位、AIを使って読んでみたい。

 黒い霧が渦巻く地点は、神殿からそう遠くなかった。

 北東へ歩くほどに空気は重くなり、草の色が徐々にくすんでいく。

 風も止み、虫の音すら聞こえない。


「……嫌な空気だな」


「綻びの近くは、こんな風になるんです」


 アリアは杖を握りしめながら、歩を進める。

 彼女の表情は真剣そのものだったが、足取りは迷いなく軽やかだ。


 やがて、霧の源が見えてきた。


「あれが……綻び?」


「はい。あれは小規模なものですね。ですが放っておけば広がります」


 霧はまるで生き物のように蠢き、地面を腐らせていた。

 近づくほどに胸がざわつき、耳鳴りのような気配がまとわりついてくる。


 そのとき、腕の紋章が熱を帯びた。


「うっ……!」


「レイ!」


 紋章が光り、視界に半透明の羅針盤が浮かび上がる。

 針は狂ったように震え、やがて綻びの中心を指し示した。


《状況分析──綻びの内部に“異質体”発生を確認》

《対応優先度:中》

《選定者の介入が推奨されます》


 嫌な予感しかしない。


「アリア……異質体って?」


「綻びの中で生まれる“世界の外側の存在”です。

 本来、この世界にいてはいけないもの……レイ、気をつけて!」


 霧の奥で、何かがうごめいた。


 ズル……ズル……。


 粘つく音を響かせながら、それは姿を現した。


「な、なんだよあれ……!」


 黒い泥のような体に、赤い目がいくつも浮かんでいる。

 形を成しては崩れ、また形を成す。

 “生きている霧”とでも言うべき異様な存在だった。


「“ヌルグ=シェイド”。綻びが生む基本種です。

 放置すれば増殖してしまう……レイ、行きますよ!」


 アリアの声が鋭く響いた。



---


◆初戦闘


 異質体がこちらに向かって迫る。

 動きは遅いが、触れた地面は黒く腐り、草が瞬時に枯れた。


「うわっ、やべぇ……!」


「後退しないでください! あなたはこの霧の影響を受けにくいはずです!」


「受けにくい“だけ”だろ!」


「充分です!」


 そう言うとアリアは杖を振りかざし、詠唱を始めた。


「《月光よ、我が杖に宿りて、清浄の刃と成れ──ルナ・スラッシュ!》」


 杖から放たれた弧状の光刃が、異質体を切り裂いた。

 だが黒い泥が瞬時に再生してしまう。


「ダメか……!」


「消滅まではできません。レイ、あなたのスキルの出番です!」


「俺の? いや、俺まだ何もでき——」


 その瞬間、紋章が激しく脈打つ。

 羅針盤の針が一瞬だけ“赤”に変わり、中心へ向けて奔流のような力が溢れた。


《選択肢を提示します》


 目の前に三つの光の文字が浮かぶ。


──────────────

① 綻びの中心へ踏み込む

② 異質体の核を探す

③ 逃げる

──────────────


「……選択肢?」


「レイ! 何が見えているんですか?!」


「わからない……けど何か選べって出てる!」


 アリアは一瞬だけ俺の目を見て、強く頷いた。


「信じます。レイ、あなたが選ぶ道を!」


 信じると言われると逃げられない。

 異質体は再び形を整え、こちらへ迫ってくる。


 胸の奥で、あの声がまた響いた。


《選びなさい。君の進むべき道を──》


「……くそっ!」


 俺は選んだ。


② 異質体の核を探す


《選択を確認──“核の位置”を提示します》


 羅針盤の針が一気に地面の一点を指し示す。

 異質体の足元、黒い泥の中、赤く脈打つ“球体”が見えた。


「アリア! あれだ、あの赤い玉が核だ!」


「見えるんですか?!」


「うんざりするほどハッキリとな!」


「なら、確実です! いきますよ!」


 アリアは俺の肩に手を触れ、杖を振る。


「《加速の加護──フェザーステップ!》」


 体が軽くなり、視界が一瞬揺らぐ。

 次の瞬間、足が勝手に前へ跳ねた。


「うおおおおおっ?!」


「そのまま行ってください!」


 勢いのまま異質体の懐に飛び込み、黒い泥が触れそうになる。

 腕の紋章が光を放ち、霧を弾き飛ばす。


「これなら……いける!」


 俺は地面に埋もれた赤い“核”を掴み、全力で引き抜いた。


「……っだあああああ!!」


 核が砕け散り、異質体の体が一気に崩れ落ちる。

 霧が晴れ、腐っていた地面がゆっくりと元に戻っていく。


 全身の力が抜け、俺はその場に倒れ込んだ。


「レイ! 大丈夫ですか!」


「ぜぇ……ぜぇ……なんとか……」


 アリアが優しく支え、微笑む。


「見事な“初討伐”でした。あなたのスキル、やはり本物です」


「こんなの……毎回は無理だぞ……」


「慣れますよ」


「軽く言うなぁ……」


 だが、心の奥では確かに何かが生まれつつあった。

 戦ったという実感。

 導かれたという感覚。

 そして——選んだことで、未来が変わった気がした。



---


◆綻びのメッセージ


 異質体が完全に消えた後、羅針盤が再び光を放った。


《綻び修復を確認》

《世界の安定度がわずかに上昇しました》


「世界が……安定?」


「綻びを一つ修復すると、世界そのものが少し安定します。

 あなたの存在は、それほど大きいのです」


 アリアは穏やかに微笑んだあと、ふと真剣な表情に戻った。


「レイ……ひとつ聞かせてください」


「ん?」


「戦っている間……あなた、誰かの声を聞きませんでしたか?」


「……!」


 図星だった。


 母の声に似た、あの“導きの声”。


「えっと……その……」


「やはり。レイ、あなたには私たちにも分からない“もう一つの力”があります。

 それはきっと、あなたの過去と繋がっている」


「過去……?」


「いずれ必ず、明らかになります」


 そう言ったアリアの横顔は、どこか悲しげだった。



---


こうして、俺の“最初の戦い”は終わった。

だが、これは始まりに過ぎない。


羅針盤はすでに、新たな方向を指し示していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ