15 新しい日常の終わり
俺は男に戻った。次の日もまた次の日も。俺は戻ったんだ。残念と嬉しさと虚しさが、俺を襲う。戻って嬉しいはずなのに可笑しいな。
あの狂気的なレシピは、女になった原因となったチョコと同じレシピだそうだ。そんな簡単に戻るんだ、あのレシピで美味しいと感じた俺の舌が心配だという気持ち等、考えは尽きない。
あのレシピになった理由を裕貴さんは何の悪びれもなくこう言っていた。
「…だって京花が男にチョコを送るって言ったんだ。手作りと偽ってたって別に良かったんだが、仲がいい千夏君だしちょっと色々入れた。美味しく出来るとは思ってなかったけどね。後悔はしてないし反省もしてない」
戻れたことに感謝はしているが、せめて反省はして欲しかった。
シスコンって怖い。
京花や光樹は喜んでくれた。知世の方が良かったのにとか、そういう話は聞かないことにした。俺だってあの女性の姿好きだった。ナルシストみたいだが、本当によかったよ。
両親は忙しそうだった。めんどくさいよな性別がころころ変わって、手続きとか色々ありそうだし。一週間くらいは家事を変わるか。
俺は知世から千夏へ戻った。
今まで長い長い夢を見ていた気がする。本当の事だが。この体験は誰かに話しても信じてくれないだろうなと考えながら、家に帰った。
ごめんなさい、正直言うといい終わり方が思い付きませんでした。これ以上の展開が思い浮かばず、このような終わり方にしてしまいました。申し訳ありません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追記2022/5.29
少し(約2年)見ぬ間にブックマークが沢山増えていて、とてもとても驚きました。謙遜でも何でもない、本当のただの拙作にここまで気にかけていただけて嬉しいです。
振り返るにあたって、本文を大幅に書き換えました。初期に比べて若干ですが読みやすくなっていると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。




