私、悪魔を探す?
まぁ何はともあれ仲間が出来たことは嬉しい限りだ。で、問題はこれからどうするかって事なんだけど。
「なるべく早くこの幽霊騒動を納めないといけないけれども案とかある?」
「そもそもこんなに沢山の幽霊を還すことって出来るの?」
「前提条件として彼らは恨みのある幽霊ではないのでわりと可能だよ」
なるほど、確かにその通りだ。彼らはあくまでも門が開いたから来たのであって、ここに居座っている訳ではないエリート達なのだ。それなら案外難しくないのか?いや、それでも数も数だし、何より時間もたっているから、どこまで飛んでいったかわかったものじゃない。既に空は薄暗いほどの曇り空見たいになっているて、最初が雲がかかった程度なら今は台風直下のような天候だ。
「さすがに四方八方飛ばれたんじゃ私にはどうしようも無いよ」
「まぁ芽依ちゃんに何とか出来るとは思って無いけどね」
「えっ!ここまでせっかく頑張って考えてたけど全て無駄ってこと?」
「正確には、幽霊事態はそれほど問題じゃあ無いってことさ。だって天国だってバカじゃない。戻ってこないと知ったら何かしらの対策を取るはずだからね」
それはそうか。吸引してでも強引に連れ戻していた筈なのに気がつけば外に逃げられているのだ。それは連れ戻す為に何かをするだろう。あれ、じゃあ何が問題なの?
「やっとそこまで思考が追い付いた?だから問題はこの件で強くなった悪魔の方なんだよ。」
「ん?悪魔ぐらいなら私達二人で倒せるけど?」
「いや、正確には俺と同じような上級だね」
「あー、それは無理だな。手も足もでないから。そのときは友梨よろしく」
ええ、私普通の悪魔ですら勝てないのに。と言うか悪魔自体が天敵なのにどうしろと?あ、いざとなったら鬼で殴ればいいか。でも上級はどうなんだろ、蒼太がワラワラいるみたいなモノなんだよね。それってゴキブリ度が増してるって事か。
「芽依ちゃん?何を考え込んでるの?」
「えっ、何?ゴキ...じゃなくて蒼太」
「今ゴキって言わなかった?一体何を考えていたんだか」
「いや、神出鬼没な上に数まで増えるのかって」
「いや、俺が増える訳じゃないからな。ゴキブリ扱いするなよ」
ちょうどゴキブリっぽいって考えてるときに本人から声をかけられたら、誰だって考えてることを口に出すって。まぁもうこの際本人出てきた悪魔を片っ端から収納すればいいか。
さて、それならさっさと出発しますか。目的は悪魔死神の排除。といっても今のところ一体も見てないからそこまで数はいないと思うけど。
「ねぇ、どの辺が悪魔が多くいると思う?」
「都心部と夜ノ守パークかな?」
「この島からまだ出てないの?わりと時間たってるのに」
そうなんだ。でも意外だな。
「幽霊自体が人の走る速さ程度しか速度が出ないからね、しかもずっとそのペースで移動とか出来ないし」
あ、今回初めて2番が喋った。兄弟だからか男子だからか、喋り方おんなじだから文章にしたら2番がずっと喋ってる見たいに見えるのかな?
まぁそんな事は今はいっか。
「いざ行かん悪霊の跋扈する現場へと」
「跋扈してるのは悪魔で善良な霊しかいないけどね...」
「...まぁとにかく、私は夜ノ守パークに行くけども二人はどうする?」
「すずとしては都心部がいいかな。近所だからか道わかるし」
「なら私もすずについていくことにするか。蒼太さんは友梨の所に行くか?」
「いや、俺は二人についてくよ。ゴキブリ扱いされたら心が持たないし」
まだ引きずってたのかその話題。はいはい、ゴキブリ扱いして悪ぅござんしたね。これでお許し願い等ございますが返答は如何ほどに?
「さて、じゃあ芽依ちゃんが怒る前にさっさといきますか。」
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で、久しぶりの夜ノ守パークにやって来ました。
いやー、懐かしいね。まだ半年もたってないけど久しぶりに来るといいね。平日だと言うのに人が沢山いるし、よく見たらその沢山の人の半数は幽霊だし。
「ここで3番に会ったんだよな!思いでの場所ではあるよな!」
「私も~、ここでの思い出は大きいかな~」
「俺もここから先輩呼びが定着したんだよな、懐かしいね」
「私らはここでコンビと呼ばれ出してね」
「あの人は元気かね?」
やっぱりみんなもここが懐かしいんだね。さて、今日は遊びに来た訳じゃないからサクサクと行きますか。先ずはジェットコースターかな。別に遊んでる訳じゃないよ、高い所から探そうって魂胆なだけだよ。
乗って来ましたジェットコースター。やっぱり遊園地といえば先ずはここって感じはあるよね。まぁもう夕方だからそれはそれで景色がいいなって思ったりもして楽しんで来ましたよ。
それからメリーゴランドや観覧車お化け屋敷等、メジャーなモノを片っ端から乗って楽しんできましたとも。
悪魔探し?いえ、してませんけど。
明日もここに来るかな。
ああ、すっかり忘れてたのでもう1日。




