新しい出会い
ダンジョン協会の帰りに駅で募金をしていた。
ダンジョンで親を無くしたダンジョン孤児への募金だ。
「そりゃあ、ダンジョンで亡くなる人もいるか…。」
1万円募金した。
「俺は、ダンジョンはクリア出来ても、社会問題はクリア出来ないんだよ。すまんね。」
ダンジョンでステータスが上がった者同士の乱闘事件、浮遊術の激突事故、ダンジョン孤児も含めてよくニュースになっている。
「はあ。」
「日本人のため息は幸せが逃げるんだよね?何かいやなことあったの?」
強者の見極めが反応する。
相手は、金髪の女性だった。
鑑定するとレベルは102。
相手のスキルは見えなくなっている。
油断ならない相手の予感がする。
「ちょっと話でもどう?」
「少しだけなら…。」
金髪女性エリーとは、そのままちょっとお高いレストランで食事をして、久しぶりに、人と楽しい時間を過ごせた。
エリーは、気がついたら、俺の家までついてきていた。
エリーが、家までついてきていたのに俺とエリーには何もなかった。
エリーはリビングのソファーで、俺はいつも通り布団で寝た。
「じゃあ、武器の件よろしくね。」
エリーはシャワーを浴びて、収納から服を出し、着替えてから帰っていった。
次の日、リンというお団子頭の中国人女性が訪ねてきた。
「私が、あなたのマネージャーをやってあげるから契約して!」
家に、上げたら机にしがみついて、契約するまで、帰らないと言われた。
まあ、1回だけならと、エリーとの交渉を任せることにした。
さらに次の日、エリーが、やってくる。
交渉が始まった。
俺は、エリーに300本近くあるオーガ種の刀を売ることになっていた。
リンが間に入り、話はまとまる。
俺の手元には、10億円が渡された。
相場がわからんが、まあいいのだろう。
リンは使える人材だと思う。
俺は、しばらくリンとやっていくことにした。
エリーは、金を置くと、オーガの武器を全て収納にしまった。
この後は、本国に戻り、B級ダンジョンに挑戦するそうだ。
エリーの空中で、いくつかのオーガの刀を操りながら、帰っていく姿はとても洗練されていた。




