進む攻略
オーガムシャ戦で、わかったのだが、知力を上げた影響は、処理能力にあらわれていた。
今までよりも素早さを生かして動け、さらに、最適な行動選択が出来るようになったように感じた。
思考関連の大切さを知った俺は、並列思考スキル、思考加速スキルをスキルポイント1000ずつで取得しておいた。
オーガムシャのスキルは、ついコピーする前に倒してしまったが、それを悲観する必要はなかった。
11階層から先には、まさかのオーガムシャが、オーガに紛れて出てきたのだ。
オーガムシャのスキル剣術(小)は、しっかりスキルコピーして、自分の剣術(小)とも合わせて、剣術(中)に昇華させた。
20階層のモンスターハウスを乗り切り、レベル83に上がった俺は、ステータスを上げる。
攻撃13→17、防御20→30、素早さ10→20、知力11→21。
20階層まで、かなり神経を使ったが、さすがにこのダンジョンで眠ることは出来ない。
地形把握(大)を使って最適な道を選択して、探索している今のやり方では、どこかから、オーガムシャがあらわれて、寝込みを襲われる可能性が十分にあるからだ。
そんな理由で、20階層のボスであるオーガザンマに挑みに行く。
強者の見極めもキリキリと反応している。
油断は出来ないだろう。
扉を開けて、ボス部屋の中に入ると、オーガムシャと同じように上段で刀を構えるオーガザンマと目が合った。
俺が、はじめの一手を考える瞬間の間。
目の前に刀があった。
半ば反射的に、並列思考と思考加速が働く。
逃げ足強化で加速して、浮遊術で横に飛ぶ。
飛ぶ瞬間には、足にダメージを負うのを覚悟で、足で地面に、アサシンブレイクをわざと失敗させて、衝撃を利用した。
横に逃げても、ザンマの刀はさらに追ってくるのはわかっていた。
気配察知を使いつつ、強者のいかくを放つ。
強者のいかくは効かないが、ザンマがフェイントかどうか判断する一瞬の間を稼げた。
その隙に速度喰らいを使った。
ここで、やっと刀と刀での打ち合いに持ち込めた。
ザンマを鑑定する。
スキル
剣術(中)
瞬動(極小)
鬼のオーラ(極小)
スキルを3つも所持していた。
そして、あの異常な速度の正体は、瞬動というスキルだったことがわかった。
どれだけの距離でも、真っ直ぐに一瞬で移動するスキル、瞬動。
知力と素早さが上がっていなかったら、今ごろ斬り伏せられていただろう。
そして、たくさんのスキルのかてになってくれたモンスターたちに感謝だ。
お互い剣術(中)で撃ち合う。
打ち合っている間は、相手も隙に繋がる瞬動を使えないので俺も手を休めず張り付く。
受けて、斬りこんで、距離を詰めて、また斬って。
お互いに攻め手に欠けていた。
俺は、鬼のオーラ(小)を使う。
ザンマも鬼のオーラ(極小)を使った。
俺の鬼のオーラは、オーガ10体からスキルコピーしたことで極小が小に上がっていた。
差はどんどん大きくなっていく。
段々、オーガザンマは傷を負っていき、最後はアサシンブレイクで貫き倒した。
最後にスキルコピーを重ね、瞬動(極小)をコピーした。
俺は、汗だくで、座り込む。
ダンジョンのモンスター構成からして、この先は、オーガザンマも出てくるのだろうか…。。
そして、オーガザンマを含めたモンスターハウスで戦うのだろうか…。
そんなことが頭に浮かぶ。
そして、そのまま大の字になっていったん眠りについた。




