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仕事の向き不向き

「山田さんって、道中の宝箱は開けないんですか?」


次の日、再び清水寺に行くとそこにいた隊員に聞かれた。


「開けた時の罠のことを考えたら開けたくなくなるよ。」


「そうなんですね。一応、宝箱の中身は全部報告義務があるのでよろしくお願いしますね。」


「わかった。」


「今日は別のD級ダンジョンですか?」


「ああ。」


「そうですか…。昨日の今日で、新しいD級ダンジョンも出来たみたいですからどこでも好きな所を選んでください。」


「ニュースでやっていたが、本当に減ったら増えるんだな。」


「そうみたいですね。あ、そうだ。増えたダンジョンは、クリアしたダンジョンと大差ないと思いますから別の場所のダンジョンをクリアしてもいいみたいですよ。むしろ、その方がいいと上が言ってました。」


「申し訳ないが、移動が面倒だし、ここであと2つダンジョンをクリアしてしまうよ。」


「あー…そうですよね。わかりました。お気をつけて行ってきてください!」



シルと俺は、D級ダンジョン攻略を2回終わらせる。

終わらせるまでは2週間ほどですんだ。

スキルポイントは合計で5470になった。

アサシンブレイクも15%になった。

最後の宝箱は金の塊が2回出ると思ったけれど、1回目が金で2回目は炎のような日本刀だった。


隊員の言葉を思い出す。

「一応、宝箱の中身は全部報告義務があるので…

俺は、しぶしぶ炎のような日本刀の報告をした。

上官からは案の定、自衛隊員の中で貸し出ししたいという希望があがり、俺の階級を上げて、寄付という形に納得させられた。

いつか上官にアサシンブレイクをかましたいところだ。


赤黒スライムからは、2回でHPドレイン(小)と擬態(小)をそれぞれスキルコピーした。

その他の、スキルコピーは、強者のいかく(極小4/10)、鼓舞(極小3/10)、ヘビにらみ(極小3/10)だ。

炎日本刀は失ったが、スキルが強くなったから達成感はある。

それでいいだろう。



しかし、階級が上がったことで新しく部下が5人出来てしまったことはどうしようもなく困った。

しかも、その部下たちが、E級ダンジョンを一般ライセンスでクリアしたばかりの人たちだと聞いて、もう俺ではダメだと思った。

完全に、使いづらい部下の押し付けである。


俺は、上官に相談して、手早く退職した。


俺の退職問題は、炎のような日本刀の性能が凄まじかったおかげで、スムーズに片付いた。


色々思う所はあったが、前を向こう。



俺は、いったん、行く宛もないので、以前からかりたままになっている埼玉のアパートに戻ることにする。


高校生3人組には、自衛隊員をやめたということも伝えておいた。

3人とも心配してくれた。

今度あった時に、何か食事でもおごってあげよう。


このアパートじゃ、シルとポンは一緒に、いられないんだよなあ。などと考えて、部屋に、入っていく。

懐かしいアパートだ。


押し入れを開ける。

そこにはダンジョンはない。

トイレを確認する。

やはりダンジョンはない。

風呂場。

…しっかり浴槽の中が階段になっていた。


せっかくなので、浮遊術で速攻で攻略した。


攻略した後に、新しく出来たダンジョン協会に連絡をしたところ、そのまま契約を変えて、ダンジョン協会でこのアパートの1室を管理することになった。


俺は、新しい家の手配と資金援助をしてもらい、シルとポンがいても困らない長野の山奥に引っ越しが決まった。

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