新しい挑戦
首里城ダンジョンには、以前の高校生3人組も来ていた。
土日を利用して来たらしい。
「山田さん、こんにちは!」
「来ちゃいました!」
「空飛べるようになれるならもっと早く教えて下さいよ!」
…わかる。
空を飛ぶのは子供の頃からのあこがれだよな。
「山田さん、こっちも情報を持ってきました!」
「自衛隊の方で魔法を使えるモンスターを何種類か管理しているみたいなんですが、水より危険が多いので、階級上がるまではコピー出来ないみたいです。」
「あと、僕ら彼女が出来ました!」
それから、3人の彼女自慢に付き合った。
若いっていいな。
…俺も彼女欲しいな。
「3人は卒業後は、どうするんだ?」
「僕は、ダンジョン配信したいと思ってます!」
「宮島はこんなこと言ってますが、僕は、安全な自衛官志望です。」
「俺は、ダンジョン関係の部署がある会社からスカウトが来てます!」
みんな楽しそうだ。
「…配信か。」
「山田さんも興味ありますか?」
「いや、そういうものもあるのかと思っただけだ。それに、俺は自衛隊に所属してるからな。大島君とはまた違う形で会うかもしれないな。」
「また、お会いしたらよろしくお願いします。」
そんな感じで3人と別れた。
浮遊術のMP消費は1分で1ほどだ。
ダンジョンの中でも使えて、踏むタイプの罠の回避にも役立つようだ。
また、飛べないモンスターのモンスターハウスでは、上空からバンバン遠距離攻撃をして攻略するということもできるようだ。
首里城ダンジョンと同じモンスター構成のダンジョンは、沖縄に、さらに3ヶ所見つかった。
もちろん、政府の重要管轄ダンジョンとなり、今、沖縄は世界中から注目されているようだ。
そう。
ダンジョンは世界中にあらわれている。
そして、世界中でたくさんの人が、ダンジョンに魅せられ、挑戦し、犠牲になっているそうだ。
魔法や浮遊術などの、ダンジョンのプラスの部分ばかりに目を奪われないようにすることも大切なのかもしれない。
浮遊術免許は、1年で国民全体に行き渡る予定だ。
生活もどんどん変わってくる。
しかし、俺は今は周りのことに目を向けるより、報酬で攻略許可の出ている3つのD級ダンジョンをクリアすることに目を向けることにした。




