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銃眼のレーナ  作者: シノシノ
再び戦場へ
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第四十八話

今回は悩みました。次作でどんな戦闘にするかを。それによって変わりますから。

と遅れたと言い訳します。

突如、中隊に出撃要請で僕と準備していた。すると、ホーバス中隊長がいい笑顔で僕の頭を鷲掴みして言ってきた。


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何も言えず了解と発する以外なかった。

する事もないのでクラサさんを見舞いした後はミアさんの部隊に入った。手伝いとして。

あと聞いた話だけど僕らの中隊は攻撃部隊ほ詰めとして負傷者以外出撃したみたい。奪った敵の塹壕を維持をしているのだろう。

だからと言って軽傷な僕くらいなら出てもいいはずなのに。

不機嫌そうに体育座りでいじけている僕の横にミアさんが大きな鍋を混ぜている。どうやら砲兵隊への食事を作ってるみたい。


「あの隊長さんの気持ちは分からなくはないわね」


どうやらミアさんもホーバス中隊長の味方みたいだ。それを同意見のようで周りの男女が頷いていた。


「折角の待機ならレーナちゃん、砲兵陣地にご飯持って行くけど一緒に行って見る?」

「行く!」


それは即答だった。だって滅多に見られない砲兵陣地とか見たいに決まっている。前世で戦争中は砲兵陣地は極秘になる。場所がバレたら狙われるからだ。だから偽装する。ある時は牧草地に見えるようにや、枯れた葉をテントの上に盛り上からは同じように見えるようにする。見つからないように。ぶっちゃけ前世での砲兵隊の天敵は航空機やドローンとなっている。今世では天敵は敵側にはいないが、捕虜となった歩兵から聞き出せたら危ないので秘密事項になっている。知っていても少なくとも指揮官クラスぐらいだろう。少なくとも少佐以上(知らないけど)だろう。だがホーバス中隊長は大尉だけど知ってそう。


「そう、なら準備してね……ライフルもいるからね」

「えっラ…ライフル?」


食事の配給なのになんでライフルが必要なのか不思議だったけど丁寧に教えてくれた。なんでも野盗や逃亡兵からの護身用みたい。両者言わずとも捕虜せず射殺となっている。まぉ、時代は時代なので納得してしまう。

テントに戻って準備をして出ると他の部隊が慌てて移動している。なんだろうと思っていると若い指揮官……少尉に声を掛けられた。


「そこの一等兵なに立っている…出撃だぞ!」

「すみません、所属部隊を間違えてます」

「えっ…すまない。だが、お前の部隊は出撃しただろ。置いて行かれたのだろ」


あっ~、僕が負傷者で待機を命じられてるのは知らないかな?

出撃してるのにここにいるのを考えれてないような。たぶん緊張してるだろう。僕の階級だけ見て腕を引っ張ってくる。反論しようと思ったが緊張してる人に言ったら下手をしたら命令不服従で射殺される可能性があるので何も言えなかった。

前線ではアルベルさんやホーバス中隊長がいるのでそこで助けて貰おうと思った。それは甘かったと思い知らさせる。

再び塹壕へと来てしまった。ホーバス中隊長やアルベルたち会えると思っていたが、会えずにこのまま来てしまった。

近くの人に僕の部隊の配置を聞くと近くらしい。らしいとはそこ人を詳しくは知らないみたい。

ここでまた待機しながら防衛戦かと思ったが今回は違うみたいだ。敵塹壕への突撃を行い塹壕の奪取が目的だと。それを聞いて顔が青くなる。今までは防衛戦で塹壕の奪取も奇襲しかしてない。こんな白昼夢堂々と攻撃…突撃は死に行く意味しかない。

こちらが防衛戦で散々と敵兵を殺していたのに…その逆は成功すると思っているなら、間違いだ。

高らかと笛が鳴り響き、周りは塹壕から飛び出して進んで行く。僕は行きたくなかったがさっきの少尉に引っ張られて塹壕を出て行った。

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